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滴る毒

先日友だちが持って帰ったトウモロコシの苗が
水もあげてないのに朝、葉に水滴が
いっぱいついてるんやけどって大丈夫かな?
って質問がきまして。

見た事ありますか?

これ、溢液(いつえき)現象って言って
夜の間に土から水分や養分を吸い上げて
朝になって吸い上げ過ぎた水分や養分を
葉から出すんです。

っで溢液が出るって事は、根がしっかりしてて
水分や養分をちゃんと吸収出来てる証拠◎

他の植物ももちろん出ますが
大きくなったら分かりやすいけど
小さい頃はまだあんまり分からんかったりします。
見ていたら、トウモロコシや稲みたいに
イネ科の植物は小さい頃でも溢液が分かりやすいです◎

水滴、可愛いですよね☺️🌱✨

このトウモロコシから出る溢液を研究し
2013年に国際環境NGO GREENPEACEが
「滴る毒」という研究レポートを出されました。

なぜ「滴る毒」なのか。

これはネオニコチノイド系農薬で種子消毒された
種から育ったトウモロコシの葉から出る溢液を
研究したレポートで、結果、高濃度の農薬が
溢液から検出されました。
この溢液はミツバチたちも吸いにやってくるんですが、ミツバチが一度に摂取する水分量で致死量を上回る濃度の農薬が出ていたそうです。

野菜・果物など、
木になってから散布する農薬だけではなく
種子消毒の時点からも
色々考える必要がありそうです。
とにかくいらん事せんと、
不自然だらけな様々な事を”あるがままの自然体”に
みんなで少しずつ戻していきたいな。と。
ほんまに少しずつ———

間違っても農薬=悪
ではなく戦後、必要やった時代もあり
人々の生活を支えてくれてありがとうの気持ちで
考えていきたいですね。

のぶInstagram
https://instagram.com/plantbased_nob_seedguardian

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