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Content Builder / AMPscript

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記事一覧

【第138回】 Content Builder でレイアウトの中にレイアウトを設定する方法

Content Builder の標準レイアウト以外で、もっと自由度高くメールのデザインができたら良いなと思ったことはありませんか? 今回、以下のようなメールのデザインを希望しています。 パソコンのビューは、以下のような 3 列の表示としたいです。 一方、モバイルのビューにした場合は、以下のように上側に 2 列表示をし、下側に 1 列表示としたいです。 このような標準のレイアウトは Content Builder に存在していません。 単純に、レイアウトの中に別のレ

【第124回】 Salesforce Marketing Cloud から送信されたメールのリンクをクリックすると別のメールが自動的に送信される仕組み

今回の記事は「Salesforce Marketing Cloud から送信されたメールのリンクをクリックすると別のメールが自動的に送信される仕組み」についてです。具体的には、以下のようなシナリオを想定しています。 このようなクリック後に顧客を追跡するシナリオは、顧客にとって「フォローしてもらってありがたい」と感じさせるよりも、「何だか追跡されているようで気持ちが悪い」と嫌悪感を抱かせてしまう場合があります。よって、送信するタイミング等々については慎重に決定する必要がありま

【第117回】 配信済みのメール内のリンク URL をクリックする時間によって異なるリンク URL に振り分ける方法

以前に Salesforce Marketing Cloud のメール送信において「送信時刻に合わせてメールコンテンツを変更する方法」についての記事をご紹介しました。 では、既に送信済みのメールに含まれるリンク URL をクリックする時刻によって、異なるリンク URL に振り分けることは可能でしょうか。たとえば、午前 11 時から午後 13 時の間にクリックされた場合には特定のページを表示し、それ以外の時間にクリックされた場合にはエラーメッセージを表示するといった仕組みです

【第112回】 生成 AI による画像生成アプリ Typeface が AppExchange で新リリース

Salesforce Marketing Cloud の Winter '24 の注目の新機能 Typeface アプリが AppExchange でリリースされたようです。 この Typeface アプリを導入することで、生成 AI が作り出した何パターンもの画像を Salesforce Marketing Cloud の画像として使用できる他、動的コンテンツと組み合わせて購読者に最適な画像を表示させることも可能になります。 リリース時のヘルプドキュメントでは特に語られ

【第110回】 AMPscript を使って 1 週間ごとに内容が変わるコンテンツブロックを作成する

Salesforce Marketing Cloud を使って、同じ顧客に対して 1 週間に 1 回、全く同じ内容のメッセージを送り続けるシナリオがあったとします。もしそれが毎週続いたら、早々に飽きられてしまい、開封率やクリック率が下がるだけならまだしも、挙句の果てには、購読解除となってしまいますよね。そのような事態を避ける為に「少しでもメールの内容を変えられたら…」と考えたことはありませんか? 今回はそのような時に使える 1 週間ごとに内容が変わる AMPscript の

【第105回】 Einstein 生成 AI 機能でメールの一部を自動生成する機能が新リリース

Salesforce Marketing Cloud の Einstein コピーインサイトのセットアップ内で Einstein 生成 AI 機能を有効化することで、組織のブランドアイデンティティなどを基にした「メール件名」や「メール本文の原稿」を自動で生成してくれる機能がリリースされました。 ブランドアイデンティティに関しては Einstein コピーインサイトのセットアップで作成できます。また、すぐに使える 2 つの標準パーソナリティとして「プロフェッショナル」と「カジ

【第104回】 Content Builder のコンテンツブロックを素早く並び替える Tree View 機能が新リリース

これまでの Salesforce Marketing Cloud において、コンテンツブロックを並び替える作業は非常に困難であり、メール制作者を度々イラつかせるものでした。それは Content Builder のキャンバスのビューの狭さが原因となり、思うようにコンテンツブロックを再配置できないことが原因でした。そのようなユーザーの悩みを Tree View 機能が解消してくれるに違いありません。 それでは Tree View 機能 を見てみましょう。 Content B

【第90回】 AMPscript の IF ステートメントで「あいまい検索」を使用する方法

本日ご紹介するのは Salesforce Marketing Cloud の AMPscript の IF ステートメントで「あいまい検索」を使用する方法です。 IF ステートメントの基本型は下記のような形かと思います。 %%[IF ***** THEN]%%%%=ContentBlockById("")=%%%%[ELSEIF ***** THEN]%%%%=ContentBlockById("")=%%%%[ELSE]%%%%=ContentBlockById("")

【第70回】 AMPscript を使ってクーポンコードをバーコードで表示する(+QRコードの表示方法)

Salesforce Marketing Cloud において、顧客ごとのクーポンコードを持っている場合、スキャナーでも読めるようにバーコードをパーソナライズして表示したいというリクエストは多いかと思います。今回は、それを実現する AMPscript をご紹介します。 <center><img src="%%=BarcodeURL(couponcode, "Code128Auto", 400, 80)=%%"></center> この設定で、以下のような横 400px、縦

【第65回】 送信時刻に合わせてメールコンテンツを変更したい場合の AMPscript の書き方

メールマーケティングでは、時刻によってメールの内容を変更することが求められることがあります。例えば、午前中に送信されるメールには「おはようございます!」といった挨拶が含まれ、午後に送信されるメールには「こんにちは!」といった挨拶が含まれる場合などです。そんな場合に便利なのが AMPscript です。 以下に、AMPscript を使用して午前と午後でメールコンテンツを分岐させるサンプルコードをご紹介します。 // テンプレート%%[IF DateDiff('00:00'

【第57回】 Journey Builder のエンゲージメント分岐で mailto:(メール)や tel:(電話)のクリックを検知する方法

以前に書きました「【第32回】 2021 年 9 月リリースの Apple の Mail Privacy Protection (MPP) - メールプライバシー保護機能について」は、開封データが正しいものが取れなくなる、という内容でした。企業側にとっては「開封」のデータが、マーケティングで活用できなることを意味しています。 この機能が出た辺りから「開封」のデータよりも「クリック」のデータの方を重点的な指標にした方が良いという風潮になってきました。 ここで今回は Jour

【第54回】 AMPscript で数値をパーセント表示させたい場合

Salesforce Marketing Cloud の独自関数である AMPscript にもエクセル関数のように計算関連の関数が存在します。事前に SQL を用いた計算済みのフィールドを用意せずとも、メールの生成の過程で数値を計算させて表示させることが可能です。本日は AMPscript で数値をパーセント表示させたい場合の方法をお知らせします。 この場合 FormatNumberという関数を使用します。 サンプルの引数 1の Divide(A,B) は、A ÷ B

【第50回】 Journey Builder でのメールコンテンツの変更保存中にウィンドウを閉じる事が絶対に NG である理由

前回 Journey Builder でジャーニーのアクティブ後に、メールコンテンツの内容を変更する方法を記事にしました。その記事では言えなかったメールコンテンツ変更保存時の注意点があります。 この記事で「完了」のボタンが更新後のコンテンツの「公開」のボタンになっていることはお知らせしました。この「完了」のボタンを押すと「保存」の処理が始まるのですが、この「保存」処理が始まった直後に「Ctrl」+「W」キーなどを用いて、即座にウィンドウを閉じてしまうと、そのメールアクティビ

【第49回】 ジャーニーアクティブ後のメールコンテンツの更新方法

Salesforce Marketing Cloud の Journey Builder において、ジャーニーをアクティブ化した後に、メールコンテンツを更新したり、別の記事へ変更したい場合があるかと思います。今回は、その更新方法をまとめてみます。 それでは、以下で更新の方法を記載します。 🚀 メールコンテンツの更新方法手順 1. まずは Content Builder で、更新後のメールコンテンツを用意してください。この方法としては、以下の 2 つがあるかと思います。