ひょうたんケーブ

2021.07.01
7月の始まりだ。

北海道と東北の岩場巡りが終盤になってきた。これからのエリアは何回かは来たことがある。何回か触ったり、登る事の出来たルートだ。しかし、毎日がオンサイト状態で楽しい。
記憶力の無い事が役に立つ。

登れたのに登れなくなっても楽しい。壁にぶら下がって風に吹かれていたり、汗をポタポタと流していたりしているのが気持ちイイ。

曇り。やや寒い。

なんと、なんと、フランス人の相方が

風の又三郎

のアンカーの状態が酷いので、自分のロープを使って直そうとした。

なんか、日本人としてこのクライミング環境の酷さを外国人に実感されてとても恥ずかかった。
( ; _ ; )

( p′︵‵。)

( p_q)

縫道石はクライミングが禁止。
侍浜とひょうたんケーブのボルトや残置の酷さ。
日本のリボルトの状態を相方に説明しようとしたが、自分の英語能力が低過ぎて出来なかった。

日本が貧しいのをつくづく実感した。

オリンピックでのクライミングはイイ成績が期待されている。日本はエキスパートだけが吐出している様に感じる。中間層や底辺層のクライミング環境はこんな状態だ。

東北の中では山寺はリボルトが進んでいる。リボルト職人が多いからなのだろう。個人の労力などに頼らないでエリアを整備していくシステムを創るにはどうしたらイイのだろう??

欧米では救助システムもしっかりと整えられているし、クライミングが社会的に受け入れられているのを感じる。エキスパートだけが楽しむのではなく、子どもも老人もクライミングを楽しんでいる。老夫婦が家族でキャンピングカーなどで、のどかにクライミングツアーをしているのを目にする。高みだけを目指しているのではない感じがする。

その様に感じるのは自分が高みを目指さなくなったからなのかもしれない。

でも、このクライミング環境を外国人が感じて、自分のロープで整備までしようとしだしたのを見た時はとても恥ずかしかった。

日本は経済もクライミングも上層は凄くて成果も出している。しかし中間層や底辺層は貧しい。
特に精神的な貧しさを感じる。
上層も含めて、中間層も底辺層も競走、競走でみんなが疲弊している。

経済もクライミングでも個人が社会の枠に振り回されている。
なんで欧米人は自分の人生を自分で進める環境が備わっているのだろう???

三ツ星仮面
ダメ
ニラ畑
おさわがせしました
ダメ
一番左(ガラモンの左)
ダメ

買い物をして、温泉に入って、ネットをする。
温泉のWiFiは強力なので車の中でも使える。

車中泊。

半月が雲の切れ間から時々顔を出す。

2021.07.02
小雨。駐車場の路面は濡れていたが、エリアの壁はなんとか登れる。

相方は

ロックショウ

に取り付いたが染み出しが凄い様だった。

ガラモン
ダメ
南部せんべい
ダメ
なんちゃってイレブン
ピグモン
ダメ

なんと、5.8が繋がらなかった。身体が壊れてしまいそうなので、明日は雨らしいのでレストにして貰った。

なので
ひょうたんケーブはこれでお終い。

三崎に向かう。

盛岡の24時間スーパーで車中泊。

熟睡。

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