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「ドント・ウォーリー・ダーリン」

11月11日(金)より公開「ドント・ウォーリー・ダーリン」。



カリフォルニア州の砂漠の中にあるコミュニティで暮らす主婦アリスは、自分を愛してくれる夫ジャックと、平凡だけど幸せを感じながら、規則正しい毎日を送っている。
が、ある日、彼女の身辺で不可解な出来事が続くようになり、自身の精神に異常をきたしたのではないかと思うように。
さらにはジャックにもある疑惑を感じ、そして現在住んでいるコミュニティの秘密にも触れてしまう・・・。

主人公・アリスには「ミッドサマー」でも狂った村での“まつり”に巻き込まれていたフローレンス・ビュー。彼女の夫ジャックにはワン・ダイレクションのハリー・スタイルズ。
他に「スタートレック」シリーズのクリス・パインも出てます。

砂漠にあるコミュニティは、人工的で画一化された家が並ぶ住宅街。そこでは50年代〜60年代初頭の、アメリカが最も輝いていた頃を彷彿とさせるサバービアライフを送る家族たちが住んでいて、夫たちはみんな同じ会社に勤め、妻たちも同じようなルーティーンで日がな一日を過ごしている。

映画「ステップ・フォード・ワイフ」、「シザー・ハンズ」、「ビバリウム」を想起するような、なんだか満たされているようでその裏には闇と虚無を感じさせるようなコミュニティ、それだけに謎が徐々にわかってきてからのコミュニティに住む人間たちのあんなこと、こんなことがあの宗教にも通じてるようで怖い。

実は・・・がわかってからの疾走感はなかなか面白くて、バスビー・バークレー映画の万華鏡ミュージカルや「レクイエム・フォー・ドリーム」のトリップ映像や「時計じかけのオレンジ」の“あの”場面をリスペクトしてる。

ハリー・スタイルズはアマプラで配信が始まった「僕の巡査」が好評を得てるけど、今作でも役者として素敵だなと思った。

あと、映画の中でバーレスクダンサーとして有名なディタ・フォンティーヌが出てるのはテンション上げ。

監督は「ブック・スマート」(秀作!)でデビューを果たし、今作にも出てて、撮影後、ハリーと交際している女優のオリヴィア・ワイルド。硬軟自由に行き来する作風に感心させられました。

#ドントウォーリーダーリン  #DontWorryDarling #映画

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