ビリー・ホリデイ物語
3月10日（金）から順次公開される「ビリーホリデイ物語」を試写で。
ミュージカル俳優としても素晴らしいオードラ・マクドナルドが、伝説的ジャズシンガーのビリー・ホリデイ演じ、彼女が亡くなる4ヶ月前、フィラデルフィアの小さなジャズクラブで披露したパフォーマンスを舞台化したのを収録した「松竹ブロードウェイシネマ」シリーズ最新作。
ビリー・ホリデイの伝記映画といえば、ダイアナ・ロスが体当たりでビリーを演じた「ビリー・ホリデイ物語／奇妙な果実」や、昨年公開されたアンドラ・デイが、国と闘うビリーを演じた「ユナイテッド・ステイツ vs. ビリー・ホリデイ」があったけど、こちらは彼女が回想を交えながら辛辣でユーモア溢れたMCを交えながら代表的な曲を綴っていくもの。
90分の間、オードラ・マクドナルドの、喋って歌っての神がかり的演技にただただ魅了される。
合間合間に煽る酒で酔いが回っていく演技と歌い方や声質までちゃんと変化していく凄さ。
ちゃんとバンドを立てる演出もとってつけた感じではなく必然と納得させる場面、ペピという飼い犬の演技も。
眼福。
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