ドラマをみよう

アニメの仕事をしているのに(しているからこそ)、最近ドラマばかり観ている。

きっかけは「IWGP」を観たくなり(微妙に世代ではないので観たことがなかった)、配信を探したところ配信がなく(2020年9月段階)、なるほど、ジャニーズ出演作…と納得したところで、何年ぶりかにTSUTAYAに足を運ぶことにした。

すると最近TSUTAYAでは「TSUTAYAプレミアム」というサービスとしているらしく、

画像1

画像引用:「TSUTAYA TV(ツタヤテレビ)」完全ガイド       https://vod-tuta.info/tsutaya-premium/

1か月借り放題で初月無料ならいいじゃん、と速攻で申し込んだのだった。

1度に5枚までしか借りれないので(私の利用している店舗では)、3日くらいで5枚分を観て返却、そしてその足でまた5枚まで借りる…というのを繰り返して、配信でカバーされていない作品(ドラマ)をとにかく借りまくって観た。結果、解約を1日勘違いしており、1000円払うはめになったのだが、まあこのサービスを続けてくれ、というお布施の気持ちでまた1か月借りるか…と今に至っている。

ということで、今回は借りた作品を自分の備忘録も含め、振り返ってみる。感想があるものは、何か感想を残して置きたかったものたち。

1)池袋ウエストゲートパーク

30代半ば~40代くらいの人と、ドラマの話をするとかなりの頻度で話題に上がる。カラーギャングが実際渋谷や池袋を闊歩していた時代を目の当たりにしていないので、懐かしさは無いはずなのに、新着メールを問い合わせちゃう感じとか、女の子の元気さとか、何でこんなにエモくなるんだろう…。

ドラマを観てからアニメを観たら、全然ドラマと違うじゃん…と思ったけど、どうやらアニメの方が原作に近いらしい(原作未読)。窪塚洋介のつかみどころのないキャラクターがとても良い。あと堤幸彦演出が大好きなので、堤幸彦演出回は、カット割りのテンポや音の貼り方がとても心地良い。

すごく狭い世界の話なので、お話として面白いか?と言われると何ともだが、あの時代の空気を吸うには抜群の作品だなと思った。

2)金田一少年の事件簿

実は全部観ていない。

そもそも何で金田一かと言うと、幼い頃に「血まみれのピンクの着ぐるみのウサギ」が出てくるドラマをうっかり観てしまい、夢に出てくるくらいトラウマを植え付けられたことがあった。そのウサギのことをふと思い出して調べたところ、どうやら金田一少年らしいということが分かったからである。実際観てみると、前後のことは全く覚えておらず、むしろ水曜日のダウンタウンで「金田一のトリック アクロバティックすぎてほぼSASUKE説」を観ていたため、序盤でトリックが分かってしまうという、なんとも空しい感じになった。その空しさも相まって、ウサギが出てくる巻だけ見て、見るのをやめたが、初々しい堂本剛を拝めただけで良しとしよう…

3)木更津キャッツアイ(3巻まで)

ジャニーズ出演作3本目。ずっと見たい…と思っていたが、タイミングを逸していた。当時観ていたらハマれたのかもしれないが、あんまりピンとこなった。「IWGP」もクドカンなので、役者が結構被っている(阿部サダヲや森下愛子など)。でも野球になぞらえて「3回裏」など、「その頃一方で…」的な演出は面白いな~と構造の良さがあった。意外とシリアスな方向に進んでいくんだな、と思ったりなどした。

4)掟上今日子の備忘録(1巻だけ)

5)ショムニ(1巻だけ)

これも放送当時はまだ幼かったので、雰囲気しか覚えていなかったのだが、改めて観ると鈴木雅之演出が大好きな自分にとっては、レイアウトが格好良すぎて見飽きない作品だった。あと、江角マキコは本当にスタイルがオバケすぎて美しい。

6)半沢直樹

話題作には飛びつかない天邪鬼なのだが、知り合いの知り合いに激押しされ、重い腰を上げたらドはまりしました。話題作は面白いんだよね、やっぱり…。作品が面白いのは当然として、カットによっては、カメラを何台も使用して、後で編集しているという話を聞いて、イマジナリーライン超えまくってるけど、何故か嫌な違和感にならない画面作りなど、参考になる部分が多い。

7)Nのために

「MIU404」で「新井順子プロデューサー」「塚原あゆ子監督」というお二人を再認識したので、お二人が参加している作品を見ていこうということで本作。伏線のはり方や内容はまさに湊かなえ作品…という感じで、また役者たちの演技が生々しくて素晴らしい。毎回引きがある作品は、やはり観だすと止まらなくなる…。

8)オレンジデイズ

なんとなくしか覚えていない&きちんと観たことはなく、ただ名作ドラマとして名高いということは知っていたので、この作品だけAmazon Prime Videoで視聴。基本的にドラマは絵を描いたりしながら観ている(聞いている)のだが、柴咲コウが耳が聞こえない設定なので、無音になり手話会話になると話に置いてきぼりにされる。結局普通にじっくりと観ました。

9)不機嫌なジーン

竹内結子という女優が好きで、彼女を好きになった作品が本作。この作品も15年前(!)の作品なので、まだ観ている頃は幼かったと思うのだが、一度見返したり(再放送?)もしているせいか、結構覚えていた。ラバーズコンチェルトも然り、YUIの「feel my soul」もMDプレイヤーで死ぬほど聞いていたな~と、あの時の空気をすぐに思い出した。

本当に竹内結子がかわいくて、生まれ変わったらこの顔になりたいと思っていた。「え、これで終わり!?」となるのだが、個人的にバッドエンドが好きなので、彼女と彼の最後があれで良かったなと思える。本作と「WILD LIFE」のせいで(?)、動物関係の仕事をしたいと本気で考えていたな、と思い出すなど。(物理が全くできなかったので、文系大学に進学しました…)

10)人にやさしく

最初の三人が登場してくる(部屋から出てくる)までのカット割りと店舗がとても良い。4:3のドラマを観すぎて、16:9のドラマを観ると、画面デカっと思ってきてしまう。

11)WATER BOYS

映画と「2」は観ていたのだが、意外と「1」を観ていないことに、途中から確信に変わった。(「2」と物語の構造が全く一緒なので、「観た、かも、しれない…?いや、観てない…?」と頭を悩ませた。)最近肌寒いので、もう少し前(夏)に観ていたら、もっとエモい気分になるだろうな~というのと、「夢」とかの話題になると、心がえぐられるような感覚になって、少ししんどくなった。(作品自体は大好きで面白かったんだが、おばさんになったんだな、と実感した)

あとすっごい脇役で星野源が出ていて笑った。調べたらドラマデビュー作品らしく、でもこの時から何も変わっていない星野源がいた。

12)リバース

「Nのために」が面白かったので、借りてみました。こちらも伏線のはり方と最後のたたみかけ方は流石の湊かなえ原作という感じで、引きの作り方がすごい…あとオープニングにSEを入れる演出?は、アンナチュラルから意識し始めたけど、過去作にもあるんだな~と。最後に成瀬くん出てきて嬉しかった。

何とも薄い内容の感想になったけど、この一か月くらいで観た作品たちは以上。今はWATER BOYSシリーズで一番思い入れ(リアルタイムで食い入るように見ていた)「2」を観ている。

ふと最近、当時の長瀬のような若い俳優っていないな~とふと思う。背が高くてガタイも良くて、ちょっとヤンキーが入ってる感じ。あと、「夏アニメ」があるように「夏ドラマ」もあったような気がするのだが(入道雲と海と切なくなる青春…みたいな作品)、最近はドラマのターゲットしている年齢層が上がっているのだろう。こういうところに若者のテレビ離れが出ているのだな…としみじみしてしまった。

テラスハウスが終わってしまったので、「オオカミくんには騙されない」を観ているのだが、abemaは若い子向け(主人公が高校生とか)のドラマを多く制作していることがよく分かる。テレビで「花ざかりの君たちへ」みたいな作品がまた観たいな~とおばさんは思っている。


ジャニーズ作品が顕著に配信されないので(フジテレビ系はたまにFODで発見できたりする)、TSUTAYAの需要はここにあり…と感じた。後日談として、私の利用している店舗はTSUTAYAプレミアムを近々終了するらしく、私のTSUTATA生活もまた終わろうとしているが、今度は渋谷に移転したらしいVHSレンタルを見に行きたい。(まずはビデオデッキを買おう…)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?