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定年再雇用終了後の雇用されない働き方

2022年11月末の定年退職後に再雇用で週3日の勤務をしてきましたが、今年2024年5月末でその再雇用契約も打ち切られ、完全に退職することになりました。とはいえ、これからも何らかの仕事をしていきたいと考えていますので、今回はそのことについて書いてみたいと思います。

約43年間のサラリーマン生活


1981年4月に現在の会社に就職し、65歳の定年まで約41年半ほど働いてきましたが、定年退職後は希望しても叶わないことがあるものの、希望が通れば基本的には1年ごとの契約というかたちで70歳まで働ける、主に週3日勤務の再雇用制度がありますので、次のことが何も決まってなかったこともあり、その再雇用を申請したところ何とか通りました。そして、できればそのかたちで、できるだけ長く働きたいと安易に思っていましたが、そうは問屋が卸さず、変則的に半年だけの延長ということになり、定年退職から1年半を加えた約43年でサラリーマン生活を卒業することになりました。

思えば長いサラリーマン生活でした!

定年退職後の一般的な選択肢と自分の選択


そして、退職後のことにつきましては60歳を過ぎた頃から、定年退職後の一般的な選択肢を参考に考えてきましたが、その選択肢は概ね以下の通りで
1.再雇用
2.転職
3.アルバイト
4.起業・独立
5.NPO等への参加
6.ボランティア活動
7.働かない
などで、他にもあると思いますが、5・6・7はあまり興味はなく、1は実際に選択したものの、今年5月で終了ということになりますので、残りは2・3・4ですが、会社を卒業して自由の身になることもあり、これからはその自由を謳歌しながら、今回の題名にしていますように雇用されない働き方をしたいので、転職及びアルバイトは外して、結局は起業・独立を選択することにしました。ただ、学生時代にやってみたいと思いつつできなかった、喫茶店のアルバイトはチャンスがあればやってみたいと思っています(笑)。

起業・独立選択の前提条件


そして、起業・独立選択の前提条件として、生活のためのキャッシュフローは確保した上で、貯金を含めた家計には手をつけないこととし、妻には内緒の僅かなへそくりを原資に、その範囲内でやっていこうと考えました。これは妻の炎上防止対策でもありますが(笑)、生活費は別会計にしておいて、起業・独立の収入はプラスアルファ程度のものと考え、それには頼らず生活できるようにしておきたいと考えていたためです。

その生活のためのキャッシュフローについては、投資や資産運用などはやっていませんでしたので、年金のみということになりましたが、65歳になって受給し始めた老齢厚生年金(基礎年金を含む)と、数年の会社勤務経験しかない専業主婦で5歳年下の妻(ただし私に対する態度は圧倒的な年上モード、汗)の加給年金に加えて確定給付企業年金を合算すると、幸いにも一般的に言われる「ゆとりある老後の生活費」程度の年間キャッシュフローは確保できました(ホッ)。

そのうえ私が70歳になれば、妻の老齢年金(ほぼ基礎年金のみ)の受給を開始しますので、加給年金はなくなりますが、年間キャッシュフローは現在より増えることになります。これは40年以上にわたり、嬉しいこともあった反面、たくさんのつらいことや嫌なことにも耐えて、雇われる働き方をしてきたご褒美だと考えています。ただし、妻から「再雇用終了後は小遣い無し」宣告をされていますので(チーン)、ご褒美の喜びも微妙ではあります(汗)。

また、60歳を前にしてほとんど貯金が枯渇しかけたため、現在も充分な貯金があるわけではないので、漠然とした老後のお金の不安はありましたが、お金のことや健康のことを心配しても仕方なく、残りの人生なるようにしかならない!と、最近は開き直っています(笑)。

定年再雇用終了後の働き方のポリシー


そして、再雇用終了後の働き方については、自由になる時間がたっぷりありながらも、小遣い無しになってしまうこともあり、「暇つぶし」と「小遣い稼ぎ」を目的に、「死ぬまで働き続けてPPK(ピンピンコロリ)で人生を終える」ことを目標としていまして、その上での今後の働き方のポリシーは
1.ワクワクして、やりがいを感じることしかやらない
2.他の人があまりやらない独自のことをやる
3.無理せず、頑張らず、いつでも辞められるようにしておく
ということです。

1については、これまで夢中になった仕事もあった一方で、納得できずに仕方なくやってきた仕事もありましたが、そのように会社から与えられる仕事からは解放されますので、今後は自分自身が本当にワクワクして、やりがいを感じれることだけをやっていきたい!ということです。

そして、2や3は、同じやるなら他の人と同じようなものではなく、自分独自のオリジナリティあることをやるほうが、やる気がでるタイプですし、これまでは自分なりに無理をして頑張ってきたこともあり、これからは無理せず、頑張らず、また年齢的にいつ何が起こるかわかりませんので、いつでも辞められるようにしておくことで、家族や周囲に迷惑をかけないようにしておこうと考えています。

Will Can Mustで考える再雇用終了後のキャリア形成


それらのポリシーのもと、さらにキャリアコンサルタントとして学んできた、いわゆるWill Can Mustのフレームワークでも今後のキャリア形成を考えてみました。そのWill Can Mustとはご存知の方も多いと思いますが、Will「やりたいこと」、Can「できること」、Must「するべきこと」で、この3つの輪が重なり合うところに仕事の満足感が生まれ、さらに重なる部分が大きいほどキャリアの満足度が高くなりやすいというものです。
 
そのフレームワークで考えてみて気づいたことは、先ほども書きましたように生活に必要なキャッシュフローは確保できていますし、娘たちは独立し、住宅ローン返済も終わっているため、無理に働かなくても生活はできそうなので、働くとしたらMustは無しでWill Canだけで考えれば良いのでは?ということでした。ただし小遣いは稼がねばならないという小さなMustは残りますが(涙)

雇用されない働き方へのチャレンジ


以上を踏まえまして、詳しい説明は割愛しますが、今年6月以降は個人事業主としての雇用されない働き方で、以下のようなメニューに本格的に取組んでいきたいと考えています。
1.会員制交流サロン(妻には内緒の秘密基地)運営
2.個人相談(メンタリング、コーチング、キャリアコンサルティング、カウンセリングを組み合わせたハイブリッド面談)
3.企業内役職定年者及び再雇用者の活躍支援(両方の経験を活用)
4.飲食店経営アドバイス(ファーストキッチン店長経験及び飲食店向け営業経験を活用)
5.シニアモデル(現時点では1回だけの経験ですが、結構楽しいです)
などで、既に開始しているメニューもあるものの、収入もほとんどなく赤字続きで、軌道に乗っているものはありませんが、ボチボチとやっていきたいと思います。

そして、それぞれのメニューをある程度やってみて、自分自身に対して「ワクワクしているか?」「やりがいを感じているか?」と問いかけて、「ノー」であれば、そのメニューはあっさり辞めて、他にワクワクしそうなことを考えたり、見つけたりしていきます。

会員制交流サロン
1回だけオファーがあったシニアモデル

「TTKK倶楽部」構想(妄想?)


そして、そのワクワクしそうなこととして、ひとつあたためている構想(または妄想)を紹介して今回の話を終えたいと思います。

それは「TTKK倶楽部」構想というものですが、これは定年(T)退職者(T)小遣い(K)稼ぎ(K)倶楽部の略で(DAIGOか?とツッコまれそう、笑)、定年退職者の方々で希望されるメンバーを募って、会員制交流サロンにて(オンライン参加も可能にして)お酒でも飲みつつ、みんなで一緒にできそうな新たな小遣い稼ぎのビジネスを、ディスカッションしながら考えていこうというものです。

それを思いつきましたのは、シニアの仕事として求人が多い、マンション管理人、警備員、清掃員、軽作業、その他諸々の中で私がやりたいと思うことはほとんどなく、定年退職後にこれらの仕事に就いている人も、やむを得なくやっているのでは?と自分勝手に思い込んでいまして、それなら自分達でワクワクできる仕事を創っていってはどうか!と思うようになったことがきっかけです。

といいますのも、定年退職者には豊富な経験や蓄積してきた知識・スキル・ノウハウなどの資産や資本がありますので、複数人数の仲間でそれらを組み合わせれば、世の中の人たちに喜んでもらえる、新たな仕事が創造できるのではないかと思いますし、それをみんなでワイワイガヤガヤとディスカッションすること自体が楽しいだろうし、いい暇つぶしにもなるなぁと思っています(笑)。

ということで、67歳を迎える年からの遅まきながらの本格的スタートですが、いろいろとやってみないとわかりませんので、プロティアン・キャリア理論の基本のアイデンティティとアダプタビリティを大切にして、約43年間の会社生活で骨身にしみ込んだ「やってみなはれ精神」を今後も発揮しながら、雇用されない働き方にチャレンジしていきたいと考えています。そして、今後の経過については次回以降のブログで紹介していきたいと考えています。

以上長くなりましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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