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2020年も「すぐ脱ぐ女」でいきます。

タイトルは釣りです。誰得ェ…

わたしは大分県別府市で温泉名人をやってるんですが(どんな説明だ)、別府温泉を通して、大分のアイデンティティを守っています。温泉めぐりを通して、そこそこ多くの温泉地におもむき、温泉に入ってきました。他を見ればみるほど、別府温泉の素晴らしさというのを知ることができてます。

大分県の広報テレビ お!(OAB)湯けむり散歩 「寿温泉」にて脱いできました

タイトルに語弊、むしろ釣り感ありますが、わたしがよく番台をしている寿温泉(ことぶきおんせん)が大分県の広報番組で取り上げられましたのでご紹介します。脱いでますが、顔はうつってません。

2分20秒あたりから見てみてください。///

子宝の湯として親しまれてきました

この建物は大正13年に造られ、そのまま今日まで営業している情緒ある温泉。温泉の温度は常時43℃くらいあり、鉄分を多く含んだ湯で冷え性に適しています。長年子宝に恵まれない人に、子どもが授かったとして「子宝の湯」とも呼ばれていました。

癖の強くない、炭酸水素塩泉のお湯は、刺激も強くないのでゆっくり浸かることができます。(とはいえ体感として結構あついので、足し水をして調整していただいてOKですよ。)

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顔はうつっていないのに「これのぶしのちゃんじゃない?」と写真を送ってくれたREDさん、その洞察力、恐れ入ります。

別府の湯けむりは大分県のアイデンティティ、湯けむりを守ることが大分県のアイデンティティを守り発展させていく

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番組のPRついでに、なぜわたしが別府温泉に情熱を注いでいるのかを語らせていただきたい。それは「別府の湯けむりは大分のアイデンティティ」だと本気で思っており、別府の湯けむりを守ることが大分県のアイデンティティを守り、ひいては大分を発展させていくと信じているから。

ほかの人よりもちょっとだけ、ガチ勢に比べてミーハーレベルに温泉が好きななわたしですが、他県の温泉地にも行くシーンが多々あります。どの温泉もそれぞれ良さがありますが、例えば観光で訪れたときに「温泉地に来たなあ」としみじみ思える情景があるのは別府市だけじゃないかなと思うわけです。

空港から別府湾に入るシーンでも、高速道路を使って別府ICから別府市に入るシーンでも、大分市側から別府湾に入るシーンでも、共通して見えるこの湯けむりが、そうさせています。

この湯けむりは無限ではない

そこに住む人たちも、そうでない人たちも、当たり前だと思っているこの湯けむり。資源的な文脈でもよく聞くが、ここでは温泉の維持管理にはたくさんの人の労力とお金がかかっているという文脈で「湯けむりは有限」である。

今やあたりまえに家に帰ればお風呂があるが、数十年前は「自分の家のお風呂」は存在せず、共同温泉と言われる地域の温泉を利用していた。共同温泉という名のとおりだし、イコール自分の家のお風呂だ。じぶんちのお風呂だから、その温泉の番台や掃除はその地域の人たちが担っていたのだそう。

そうして立ち上がる湯けむりが「大分県といえば別府」と呼ばせ(むしろ大分県を知らずとも別府は知ってるというひとも)、大分県の観光の玄関口となった。

時は経ち、日々の生活で利用され「あたりまえ」に維持管理されてた共同温泉は、そこに関わる人たちがそこそこご高齢になってきた。つまり「あたりまえの情景」であった別府温泉の湯けむりも、そうした意味でなくなってしまう可能性がある。

番台・共同温泉清掃をお手伝いしてくださる方大募集

別府の共同温泉は現在、別府八湯温泉道名人会というNPO法人にて清掃や番台など、約10箇所くらいの温泉保守活動wをしています。ですが、人手は常に足りておりません。特に、温泉清掃のお手伝いをしていただける方を募集しています。一応、有償ボランティアで1箇所1000円くらい。

だいたい朝・昼・夜、それぞれ時間が決まっているので、あいた時間に掃除して、一番風呂入って帰っていく、そんなお手伝いをしてくださる方を募集しています!

あたりまえなど、存在しない。けれど、あなたの少しの手があれば、あたりまえをつくっていけるかもしれない。まってるよ〜。

※ ちなみにこの「別府八湯温泉道名人会」、その他にも温泉と親和性の高いものは基本的に断らずフルスイングで打ち返す姿勢。


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