こたつdeポン!!大忘年会 at 大分竹町ドーム広場は、「だれもがまちなかを遊び場にすること」が目標

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12月30日 12:00〜21:00 に開催された、地元大分の年の瀬イベントとも呼ばれるようになった「こたつdeポン!!大忘年会 2019」。
わたしは翌日片付け修了の 12/31 11:00 が本当の終了だと思っていて、つまり今日、無事終わりました。

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InstagramにもTwitterにもFacebookにも「こたつでポン」で溢れかえっていて、そして各メディアでもたくさん取り上げていただいていて、自分でもびっくりしていますが、アドレナリン全開の今、運営メンバーの1人として伝えたいことがあります。

「こたつdeポン!!大忘年会」ってなに?を簡単に

大分駅前から、商店街のアーケードを10分ほど歩くと、屋根のある大きなドーム広場がある。「船のあったところ!」と呼ばれたり、「竹町ドーム広場」と呼ばれたり、とにかく人との待ち合わせに使われる事が多い。
この広場に、200畳のたたみを敷き詰め、70台の炬燵(こたつ)をおき、ただただ忘年会をするという、シュールなイベントです。

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参加条件はただひとつ、大分のアミュプラザから大分駅前に広がる商店街のお店で、何かしら購入をしたレシートを持ってくること。チロルチョコでももちろん、OK。

まちをつかわせてもらうのだから、まちに少しだけでもお礼ができれば、と思っているので、理解してもらいたいなと思う。

NHKで「商店街でこたつ」を1分以上放送。そんなことになってたの?

九州での放送でしたが、NHKで今年は1分と05秒も取り上げていただいてました。去年は10〜15秒くらいだった事と比べると、大飛躍でただただ、びっくり。
※ 文末に掲載しますが、その他にも地元のテレビ・ラジオ・新聞社・ネットニュース各社に取り上げていただいてました。ありがとうございます。

だれもが「まちなかを遊び場にすること」が目標

そんな注目いただいているイベントは、いったい何のためにやっているのか?ですが、このコンセプトは実はすごく大事にしていて、ここがブレると打ち上げ花火的なイベントになっちゃうと思うんです。

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きっとほとんどの人は、商店街や駅前、公園や公民館など、公共の場所を「使う」というのにはいくつかの壁があり、最初の壁は「心の壁」だなと思っています。

わたしはもともと自分のことを「そこそこ常識人」だと思っているんですね。たとえば「ここ(商店街)で飲み会やったら怒られるんだろうな〜」みたいな。で、怒られたくないから、やらないじゃないですか。

でも、こたつを並べて忘年会とかしちゃって、「え?そんなの、あり?じゃあわたしあれやりたい!」って思ってもらえたらいいなあって思います。

具体的には、つぎの「やりたい」人に「やりかた」を伝えていきたい

で、いざ「やりたい!」と思いつき、じゃあどうやったらいいの?ってなったときに、やっぱりそこそこ許可って必要だったりします。ルールの上で秩序ってのは育つらしいですからね。でも、どこになにを届け出して、もしくは許可とったらいいのか?ってわからない。

だからわたしたちにとってこれまでの3回というのは、そういう先輩たちから秘伝のタレのレシピを教えてもらう修行期間で、4回目の今年は「暖簾分けしてもらったはじめの1回」でもありました。これによってわたしたちは、車輪の再発明をしなくてよくなります。

だから、今後まちなかでなにかしたいなって思う人がいたら、惜しみなくレシピを提供していきたいなあ、なんて思います。

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誕生秘話に興味がある方は、こちらのブログを見てみてください。大分のまちのドンと心の中で勝手に呼んでいる先輩からの目線で、いやまじ、この方にはかないません。

「来年も続けて欲しい」と外部から言われて、評価を得ることも目標

これは個人的にですが、わたしはずっと、一発だけの大盛況イベント!とかじゃなくって、みんなに「来年もやってほしい」と言ってもらえて、やり続けられる仕組みがつくりたいなあと思っていました。

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4回目は実績があったことが大きな勝因で、評価してくださった方たちがいて、現金や労力(時間)を協賛してくれた人たちもたくさんいた。お金のことを言うのはいやだなあ、って感じる人は少なくないとおもうのですけど、大事な指標のひとつだとも思っています。

やりたいな!って言い出した人がいて、やったらええやん!って人がいて、やるなら手伝っちゃん!って人がいて、やるなら行きたいわ〜!って人がいた。

わたしはよく「あれこれやっててすごいですね!」なんて言っていただくのですが、全然そんなことはなくって、なんならこたぽん1回目は未婚のまま臨月で、2回目はシングルマザーで0歳児を連れた短時間の参加、3回目は人見知りの子を預けられないシングル(ryで短時間の参加、というトンデモ状態ゆえ、実はほとんど戦力になれていません。

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今思えばよくそんな無責任な状況で「やりたいんです」なんて言えたなあって思う。けれど、わたしが思っているよりも世界は優しくて、その状況でもどうやったらできるのか、ってのを見せてくれる人たちがいました。

あそび場はつくりますが、あそびは持ち込んでもらい、あなたも参加者になってください

実は今回のイベントでは「この人をパフォーマーに呼んで欲しい!」「TVモニターでこういう映像を流してはどうか」といった要望やご意見・ご提案があったんです。話を聞くと、なるほどきっと盛り上がる。けれど、それを「運営が提供すること」はお断りをさせていただきました。

竹町は構造上使える電力が決まっており、今年は責任をもって電源供給ができなかった、ということも1つの理由ではあるのですが、最も強い理由は、あそび場はつくりますが、あそびは持ち込んでもらえたらいいな、とおもうからです。

なにかの記事でみたのですが、人というのは自らが行動することにより、その記憶や知識は、本で得たそれの5倍くらい強く残るのだそうです。自分たちでつくりあげた「高校の文化祭」が思い出に残るのは、それが理由なのかもしれないですね。

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事実、麻雀卓を持ってくる人、テーブルゲームを持ってくる人、たくさんいました。そしてそのほとんどの人は、InstagramやTwitter、facebookに投稿してくれてたんですよね。「こんなのやってんよ!」って、自分が主役として投稿している人が多くて、それって自分が踏み込んだことによりうまれた「感動の共有のかたち」だと思っています。

※ 公共のイベントなので、一応「許可と承認」は運営でしていますが、こういうのやっていいですか?っていうのは随時受け付けています。

1人がめちゃくちゃ頑張るのではなく、100人が得意なことを少しだけやる、のパワーが最強すぎる

わたしが所属していた世界経済フォーラム(WEFの選ぶ33歳未満の若者コミュニティ)「グローバルシェイパーズコミュニティ(GSC)」では、1人1人が少しだけいいことをすると、世界は平和になるよね〜っていう、とっても大好きな考えがあります。

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こたぽんでも、そこそこの時間を割いて動き回るメンバー以外に、東京から大分に帰省する人に声をかけてくれている人、パフォーマーさんの手配を引き受けてくれた人、入場ゲートでご案内をする人、アーカイブとして写真や映像をひたすらSNSに投稿する人、会場設営にすきあらば1時間でもと参加する人、清掃を率先する人、MCをしてくれる人、入場ゲートをトンテンカンテンする人、とにかく挙げきれないくらいの人が「得意なことを少しだけでも」と参加してくれています。

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そういうひとたちの力って本当にすごくて、これは世界を救う力を目の当たりにして、実は少し泣きそうでもあります。

わたしは街の活性化も、町おこしもも大嫌い。だけど、あなたがすき。

今回も来てくれた人たち、ありがとう。来てくれた人たちを差し置いてお礼を言いたいのは、何よりも運営に携わってくれたメンバー、そしてまちなかに生きる人たちです。

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今回、子どもがもうすぐ3歳になるということもあり、事前準備から完全撤収まですべて参加させていただきました。長くいることでたくさんの人の善意と笑顔にふれることができ、それがとても嬉しかった。

こういうイベントをすると「地域活性化」みたいな、チープな言葉でくくられてしまうことがあるのがわたしは大嫌いなんだけど、なんていうか、今目の前にいて一緒にひとつのことを成そうとしてくれているメンバーが、死ぬほど好きだなって思った。ありがとう、大好き、愛してる。

(本来ならば関わってくれたひとりひとりにお礼を言わないといけないのだけど、行き届いてなくってごめんなさい。)

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メディア掲載実績(2019)

うれしくなっちゃったので、目につく限り記録として載せています。うちも載せたんだけど…っていうのがあったら教えてください><!

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● Instagram「 #こたつでポン 」ハッシュタグ
https://www.instagram.com/explore/tags/%E3%81%93%E3%81%9F%E3%81%A4%E3%81%A7%E3%83%9D%E3%83%B3/

● Twitter「 #こたつでポン 」ハッシュタグ
https://twitter.com/hashtag/%E3%81%93%E3%81%9F%E3%81%A4%E3%81%A7%E3%83%9D%E3%83%B3

● 大分経済新聞 さん
https://oita.keizai.biz/headline/1444/
https://oita.keizai.biz/headline/1424/

● Yahoo!(出典は大分経済新聞さん)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191231-00000004-minkei-l44

● 大分まちなか.com さん
https://oitamachinaka.com/2019/12/02/kotatudepon/

● 大分合同新聞さん
https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2019/12/27/JD0058823414?fbclid=IwAR0FtkTzW_M6QrI-knP3WT_WRHMj9Jo9rSJYoN_YRu9bWm72uiZ7bFv2NRU

● 毎日新聞 さん
https://mainichi.jp/articles/20191226/ddl/k44/040/184000c

● Exciteへの転載(出典元:毎日新聞さん)
https://www.excite.co.jp/news/article/Mainichi_20191226k0000m040032000c/

● MSNニュース(出典元:毎日新聞さん)
https://www.msn.com/ja-jp/money/news/%E5%95%86%E5%BA%97%E8%A1%97%E3%81%AB%E3%81%93%E3%81%9F%E3%81%A460%E5%8F%B0-%E8%B2%B7%E3%81%84%E7%89%A9%E3%81%A7%E5%88%A9%E7%94%A8ok-%E6%B8%A9%E3%81%BE%E3%82%8A%E3%81%AA%E3%81%8C%E3%82%89%E5%B9%B4%E3%81%AE%E7%80%AC%E6%A5%BD%E3%81%97%E3%82%93%E3%81%A7-%E5%A4%A7%E5%88%86/ar-BBYlfn7

ほか、テレビ局・新聞・ラジオなどで数回にわたり、出演する人を準備できないほどに、取り上げていただきました。ありがとうございます。


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