見出し画像

週末のBloombergより

◆ナスダックやS&Pの上昇は、FEDが供給している大量の流動性とごく少数の大型銘柄の上昇によって支えられている。S&Pで4200あたりにヘッジが集中しており、ここを上抜けするとショートスクイーズで一段と上昇しそう。

◆年内引退を示唆したMSゴーマンCEOは、M&Aによるウェルスマネジメント強化で大きな成果を上げ、JPモルガン以外の競合をアウトパフォームしてきた。誰が後継者になるか現時点では不明だが、今ある業務をしっかり管理して伸ばすようなタイプの人が選ばれるのではないか。

◆習近平は汚職撲滅など自らの権力引き締めのために経済に厳しく当たり続けており、中国経済は不動産、銀行を中心にかなり危うくなっている。ここで米国から貿易まで潰されるとかなり痛いはず。

◆債務上限プロレスは共和党が支持者に高く売れるいくつかの歳出削減で手打ちになるだろうが、本当の問題は、地政学リスクや金利の上昇などで際限なく増え続けている政府債務のコントロール。スウェーデンのように独立した財政カウンシルが必要かもしれない。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?