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"逃げる"手段で選んだ大学進学②

大学進学にはいくつかの手段がある。

代表的なものだと、

・一般入試

・推薦入試

の2つがあるだろう。

私は当初、一般入試で自分の偏差値に合った大学に進学をする予定だった。

当時、全教科の平均偏差値は63〜64程度だったので、学部さえ選ばなければ行ける大学の選択肢は多い。

ただ一般入試で受けた場合、最悪3月中旬ころまで受験に時間が取られる。

長い。

それまで勉強に対する意欲が持ちそうになかった。

であれば、多少目線を下げてもすぐに結果が分かる推薦入試を選ぼう。

そう考えた。

早く地元を出たい、早く広い世界を知りたい。

自由になりたい。

その想いが近視眼的な思考を作ってしまっていた。

高校時代、在籍していたのは普通科(進学科)の理系コースだったが、

数学よりも英語の方が得意だった。

数学は勉強してようやく中の上か、上の下くらいだったが、

英語は殆ど勉強もしてないのに常に全国模試で上位に入っていた。

偏差値も70を超えていた。

ちなみに文章を書くのも苦手ではなかった。

よって、英語と小論文、面接のみで推薦が受けられる大学を進路指導の先生に選んでもらった。

「お前の学力ならもっと上に行けるのに」

相談する全ての先生がそう言った、もちろん親族一同も。

だが、私の意志は固かった。

そのくらい、勉強、そして"どの大学に行くのかすら"興味が無くなっていた。

さっさと、このくだらない受験ゲームを終わらせたかったのだ。

結果として、私は関西地方にある某外大に推薦を受け、

その大学の偏差値は60くらいだったので、すんなりパスした。

その日から私は、残りの高校生生活を遊び呆けることになった。







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