インドネシア・スラバヤの街角カフェに入ってみる
1.スラバヤのホテル近くにカフェ発見
今年の夏は、幸いにも8日間休暇を取ることができ、インドネシア・スラバヤとマレーシア・マラッカを訪れている。インドネシアを訪れるのは7年ぶりくらいなので、本当に懐かしい。しかも今回は、初めて訪れるスラバヤという町に滞在する。インドネシアのカフェ事情が全く知らないままのスラバヤ滞在。どんなカフェに出会えるのだろうか?
今回泊ったホテルは、旧市街エリアのはずれにある「River View Hotel」という中級ホテル。中級とは言え、部屋もきれいで一人にしては広め。なかなか快適なホテル生活をエンジョイした。1泊4,000円くらいで泊まれたので、いわゆるコスパもなかなか良い。
そんな、ホテルの路地裏にあたる地区に、まさに「ザ・街角カフェ」とでも言いたくなるような、カフェを見つけた。
2.街角の何でも飲食店
「Workop Bolokurowo」という、本当に小さな通りの角にあるお店。ぱっと見、中が暗そうで、あまり入りたくなる雰囲気の店ではないのだが、ちょっとコーヒーを飲みたいと思い、意を決して店に入った。
昼下がりの時間帯とあって、お客の数は少ない。とりあえずコーヒーを頼むことにする。ハンドドリップコーヒーを期待しているわけではないので、一番安いコーヒーにしよう。
そして出てきたのが、このコーヒーだ。なんかカップの中がドロッとしている。名前は「Kopi Tubruk」と呼ぶらしい。何も知らずに普通にコーヒーを飲み始めたら、粉が口の中にたくさん入っていて、ちょっとむせてしまった。
このコーヒー、日本や台湾ではほぼ見かけないが、インドネシアでは「沈殿コーヒー」として広く飲まれているそうだ。正しくは、コーヒーが完全に沈殿するまでじっくり待ち、それから飲み始めるらしい。
3.そこはなんでも食堂+カフェだった
別にコーヒーが凄くおいしい店、という訳では無いので、普通なら再訪することはないのだが、別の日に夜食を食べに立ち寄ってみた。
夕方通りかかると、暇そうな若者で満席だった。夜食タイム(夜9時前)に通りかかると席が空いているようだ。
お店の女性は、僕のことを覚えているようだ。「ナシ・ゴレンを食べたい」と告げたところ、「ライスはもう終わってしまったの」。「麺ならある?」「ええ、あるわよ」。というわけで、急遽ミー・ゴレンをいただくことになった。付け合せのドリンクは、紅茶(甘いやつ)にした。
このミー・ゴレン、ご覧になると分かるかと思うが、麺はインスタントだ。即席麺をささっとゆで、味付けをして、目玉焼きを乗せて、ハイ出来上がり!
味はそこそこたったが、地元の若者の胃袋代わりなら、これで十分なのだろう。
こんな、街角カフェ(というか軽食堂)が、スラバヤの街のあちこちにあるようだ。正直言って、普通の観光客が入りやすい雰囲気ではないが、ちょっとリアルな体験をしたければ、こんな店に飛び込んでみるのも面白いだろう。