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竜田川と三室山のお花見

今年の節分の次の日、フォトクラブのみんなで法隆寺へ行った時に気になったのが、竜田揚げがどうして斑鳩名物なのか。法隆寺の近くのカフェで聞いてみたところ、斑鳩には竜田川が流れているから、と聞いてびっくり!なんとなくイメージ的に京都の川と思っていたのだ。斑鳩出身の友人にも聞いてみたらそうですよと言うので、最近竜田川にとても関心があった。桜の名所でもあるとの事で、今年の花見は竜田川とその背後にある三室山に行こうと決めて出かけた。(行く前に入船温泉のサウナで禊をしてから)

竜田川といえば、

ちはやふる神代も聞かず竜田川からくれなゐに水くくるとは

の句から秋のイメージだったんだけど、ここは桜の名所でもあるのだ!

これはイケメソの在原業平の句。もう一句有名な能因法師

嵐吹く三室の山のもみぢ葉は竜田の川の錦なりけり

これも、秋真っ只中の句だよねえ。

三室山の登山口にある歌碑

その三室の山はどんな立派な山かと思ってたけど、標高82メートルの10分も登れば頂上に着く可愛らしい山だった。

右上のこんもりしたところが三室山

中腹に小さな神社がある。これが神岳神社と言って、聖徳太子が飛鳥から産土神を連れてきたと言われている神社とのことだ。小さな祠だけど、横には絵馬殿があって、古い絵馬もたくさんあって土地の人たちに信仰されてきたのだなと感じる。

そんな秋イメージの竜田川の春は、地元の人たちが堤防の桜の木の下、芝生にめいめいがレジャーシートを広げて寝転がったりご馳走食べたりしていて微笑ましかった。訪れている人の量も丁度良い具合でゆっくりできて気持ちよかったな。

三室山から竜田川を眺める

しかし、私は朝早く出てきて西成のサウナに入ってすごく汗をかいて気持ちよかったものの、ととのい中に水を飲み過ぎ、その後、竜田川周辺を調べてから訪れた町中華、「オリンピック飯店」が美味しいんだけどデカ盛りの店で、食べるのに疲れてしまい、

オリンピック飯店 いい名前だ!
ドーン!麻婆豆腐ランチ。隣の人は、たらいのような鉢で、かた焼きそばを食べていた。

いつもならどんどん早足で動き回るところを、とぼとぼ歩くていたらくで、水の飲み過ぎとご飯の食べ過ぎを反省するばかり、、、桜の下で美味しくビールが飲めなかったわ。

次回は、とても気持ちの良い場所だったので飲み方食べ方に注意して、業平や能因法師が愛でた秋の竜田川に訪れて竜田揚げを食べようと思います!

23.4.2


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