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修二会への興味
二月堂のお水取りは毎年のニュースで「お水取りが終わると関西に春が来ると言われています。。。」と毎度おなじみの解説をしながらの大松明のクライマックスの映像を風物詩のように見ていただけだった。二月堂に立ち寄ることはあっても、ここでやってるんやなあぐらいの認識しかなかった。
それが去年からの奈良詣の中ではっきりとお水取りを意識した瞬間があった。それが東大寺の近く、高畑町の頭塔へ立ち寄った時だった。日本のピラミッドとも呼ばれる頭塔は、階段上に作られた築山に石板に掘られた仏像がたくさん置かれている場所で、雨の日に一人で立ち寄ったこともあり、少しおどろおどろしい雰囲気もして、異界へ訪れたような気がした。奈良の神社仏閣にはたくさん訪れていたけど他のどことも違う。原始宗教のような雰囲気を感じたのだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1646962459251-ZJHcVJzQvB.jpg?width=1200)
これを作った人が実忠という和尚で、この人こそお水取りすなわち修二会を作った人だと帰ってからサライのブログで読んだ。彼は、東大寺を開山した良弁僧正の弟子なのだが、実はペルシャ人であったとの説もある。そして彼は火を崇拝する宗教、ゾロアスター教の信者でもあったとか。。。
奈良時代に渡来人たちがもたらして大和と混ざり合った文化の話が好きなので、これは修二会を見に行かなくては!と心に誓ったのを覚えている。
あの時代に頭塔を作り東大寺を完成させ二月堂を作り修二会を形作った人ってどんな人だったんだろう。そしてその修二会は1300年間も一度も途切れることなく実忠和尚のやり方を再現しているとは奇跡でしかない。
頭塔に関してはこちらのタクヤさんのブログが素晴らしい↑
その後実際に三月二日の修二会を見せていただくことになるのだが、帰ってからも修二会について興奮してたくさんのブログなどを読ませてもらった。
NHKオンデマンドの、NHKスペシャル 「疫病退散 千三百年の祈り~お水取り・東大寺修二会~」
こちらは二月堂の中で行われる秘儀についても知ることができてとても勉強になった。こちらは会員になれば220円で見ることができる。
↑内容はこちらの紹介ページが詳しい
noteではお父さんが修二会の中の人である練行衆のお一人で、その時の修二会を見に行かれたお嬢さんの記事が微笑ましくて素晴らしかったです。素敵なお父さんですねー!
と思ったら、ずっとフォローしているこの方がお父さん!ファンです!!
【拡散希望・詳細添付】ウイルス禍に対して、もし皆さまの社寺・教会でも特別な「祈り」が行われているのであれば、時間(毎日正午から)を合わせて各地で一緒に行いませんか?時間だけの「密接」です。お互いの気持ちを「密集」させて、「密閉」されたような社会の雰囲気を吹き飛ばせたらと思います。 pic.twitter.com/vovxYRV5Ji
— 森本 公穣 @東大寺 (@kojomrmt) April 3, 2020
この絵がnoteに出てきた似顔絵ですね。いいいいい!
*次回へのメモ
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