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東大寺

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東大寺はベタではない。アマチュアからベテランまで優しく包んでくれる東の大きなお寺です。
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2021年11月の記事一覧

東大寺の兜跋毘沙門天

前にKindle読み放題で読む「見物記」のすごさにはまっていると書いたことがあるけどその「マイブーム」はずっと続いていた。 その中で引用した 「寺ってこれが恐ろしいよね。来るたびに見えてくるもんが別なんだよ。〝おのれを見せてやるぞ〟ってことなのかな?」(『見仏記4 親孝行篇 (角川文庫)』(いとう せいこう, みうら じゅん 著)より) この言葉を噛み締める時がまたやってきた。私がファンクラブに入っている東大寺、それも大仏殿の前にある「東大寺中門」! 東大寺の南大門を

東大寺の転害会、正倉院

朝早く起きて阪神御影駅から近鉄奈良駅へ。その後バスで東大寺大仏殿まで慣れた足取りで向かう。行きの電車の中から子供達が先生に引率されてどんどん入ってきて遠足の小学生だらけの東大寺。大仏さんも賑やかで喜んでいるだろう。 この日のメインの「転害会(てがいえ)」は1年に一度、10月5日の東大寺の手向山八幡宮で行われるお祭り。今年はコロナで縮小されているものの、法華堂の隣の手向山八幡宮で神事が行われているのでまずそちらへ行く事にする。着く少し前から雅楽が聞こえてきて期待が膨らむ!舞台

西大寺02、秋篠寺02、秋篠競輪、新薬師寺02

この日は朝早く起きて近鉄難波から泡缶を飲みながら近鉄西大寺まで。 西大寺は昔は東大寺ぐらい大きかったらしいけど、今はそこまで大きくはない。しかし見るべき仏像はたくさんあるし重々しい瓦の本堂は大好きだ。そう思うと京都は東寺と共に西寺も作られたらしいけど残ってないんやねえ。 西大寺は次の日から大きな法要があり、そのお陰で本堂には入れないと書いてあって、ショック! 法要のことはHPで見て知っていたけど入れないとは!塔頭で、でっかい長谷寺式十一面観世音を見たり、創建当時からでは唯