20240122 あさイチ「やりすぎ教育」出演します!
1月22日(月)8:15からのNHK「あさイチ」に、生放送で再び出演することになりました。出演する時間は、少し後からになりますが、自宅取材のVTRとかもあって、全体を見ていただけると嬉しいです(と言いつつ、緊張してどんなふうになるかわからないから~という不安が一杯です)。
普通の家庭のよくある「やりすぎてしまいがちな教育」について、NHK独自のアンケート調査などの結果も踏まえて考えていきます。
2019年12月25日の放映は、まだ、ポプラ新書『やりすぎ教育』が出る前でした。そのときは、こちらから「教育虐待」という表現を使わないでほしいとお願いしたのですが、今回はむしろディレクターの森健太さんから、普通の家庭で起きていることを扱いたいから、もう一度「やりすぎ」で行きたいとのこと。
社会の価値観が、普通の家庭、普通の学校、普通の親に引き起こしてしまう「やりすぎ」、その結果として子どもを生涯苦しめることになるかもしれない「複雑性PTSD」という社会的マルトリートメントの発生の問題を、どう捉え、どう予防していけばいいかについて、解説します。
(番組の中では、大きくは取り上げませんが)
複雑性PTSDの症状として、
うつ・不安感・孤独感など感情のアップダウン、
恐怖や無意識の息苦しさ=フラッシュバックによる自己否定
(自分なんかダメなんだ、価値がない・・・)、
自己評価の低さや対人関係の困難さなどがあります。
思い当たる方も少なくないのではないでしょうか。なぜなら、子どもた
ちはみんな評価され比較され(評価し比較し)追い込まれているから。
とはいえ、受験直前のこの時期の放映です。
受験の弊害とか、志望校を見直しましょうとか、そんなことを今の時点でつぶやいたら親子ともに混乱するだけでいい結果につながりません。
それに、
親は、「私は子どものためにこんなに頑張っているのに。悪い親のようにふるまわせるのは(頑張らない)あなた(こども)のせい」と思ってしまうかもしれません。
子どもは、「親を追いつめてしまう自分が悪い」と思ってしまうかもしれません。
つまり、『やりすぎ教育』の指摘の難しいところは、やりすぎている親もやらされている子どももそのことに気づいていない、あるいはもし苦しくても、「今、我慢すれば先が開ける」「自分が頑張ればいい」と思っているところです。
指摘して、被害が防げればいいのですが、だからといって、個人を追いつめたいわけではありません。伝えたいのは、
「みんなが巻き込まれているから、巻き込んでいるこの空気をみんなで変えていくために皆さんの力を貸してください」ということです。
番組では、焦点をもっと先において、これからどうしたらいいかを根っこから考え、どういう方向に行ったらいいかに触れられればと思います。
(理想は高い・・・台本はそれなりにあるのですが、うまく話せるかどうか・・・)
放映後に、慣れていますね、とか言われることが多いのですけれど、10回出てもドキドキ、そわそわは変わりません。録画は持っているのですけれど、自分で見返すことはできない・・・タレントさんたちとか、レギュラーを持っている先生方とか、どうして平気なんでしょうか。すごすぎますね。
金沢から帰った翌日19日がリハーサルで、当日は朝早くハイヤーさんがお迎えに来てくださる予定です。どうぞ見守って下さい。
(ちなみに、その2日後、1月24日には、北海道新聞に登場予定です。記事が出たら、また紹介させてください)
※ 撮影 室伏淳史さん 2024 1/7 爪木崎水仙まつり
#やりすぎ教育 #教育虐待 #エデュケーショナル・マルトリートメント # あさイチ # NHK
#一般社団法人ジェイス
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