ハウス対抗、本気で競って本気で楽しんだ体育祭 【週刊新陽 #180】
10月12日(土)、新陽高校の体育祭が行われました。
1〜3年次全員が単位制で揃い、赤・黄・青・緑の4ハウス対抗で行った初めての体育祭です。
ハウスの団結と対抗心
今年のテーマは『色彩燃焼』。4つのハウスがそれぞれのカラーを出して、そして生徒一人ひとりが自分の得意分野や個性を発揮して、みんなで盛り上がる体育祭を目指しました。(新陽の「ハウス」についてはこちらの記事をご参照ください。)
今年のプログラムは以下の順です。秋晴れとなり、予定通りグラウンドで実施できました!
今年も作りました!応援看板
昨年に続き、創造性の対決もありました。事前にデザイン画を制作し下書きしてあった90cmX180cmの看板を、運動会の間に完成させるという「応援看板制作」です。
絵が得意な生徒、スポーツよりはアートの方が好きという生徒、仲間と協力して作品を創りあげたい生徒など、各ハウスからさまざまな年次の生徒が集結。
晴れていたとはいえ、風が吹いたり砂が飛んだりするグラウンドの一角で作業するのは至難の業でしたが、助け合って完成を目指しました。
「借り人競争」が始まる前まで、という時間との戦いもありながら、どのハウスも諦めず手を抜かず、丁寧な仕事ぶりが印象的でした。
それぞれのカラーが出ている個性的な看板が完成!まさに「色彩燃焼」です。
生徒の「やりたい!」を叶えたい。
新陽では、体育祭のテーマや競技種目は、体育委員の生徒と教員が相談して決めます。生徒にとっては年に一度、3年間の高校生活の中でたった三度しかない行事だからこそ、主体的に考え、自分たちの意思を大切に実施してほしいと思っています。
実は今年、応援団の生徒から「正面を生徒の方にしてパフォーマンスしたい!」という要望が出ました。
ある日、職員室にいると「校長先生、ちょっと相談があるんですけど。」と赤ハウスの生徒に呼ばれました。話を聞いたところ、当初の予定では本部のテントが正面になっている、でもそれだと生徒たちに背を向けてパフォーマンスすることになる、去年もそうだった、と。せっかくだからみんなに見てもらいたいし、ハウスの生徒みんなで一体となって応援したいので、逆側(多くの生徒がいる方)を向いてパフォーマンスしたい、ということでした。
もっともな意見だと思ったので、他のハウスの応援団の意見も聞いた上で体育委員に相談するよう伝えました。すぐに意見をまとめたようで、当日、テントを背にして、大勢の生徒に見えるフォーメーションでの応援を披露。かなり練習してきたことが伺えるダンスパフォーマンスは完成度が高く、みんなを盛り上げてくれました。
競い合うはずの応援合戦でしたが、気付けば、ハウスを超えて全校生徒が一体になっていました。