見出し画像

雪がとけて春になる【週刊新陽 #1】

こんにちは。札幌新陽高校の赤司です。プレ創刊号をお読みいただいた方には繰り返しのご案内となりますが、noteマガジン「週刊新陽〜校長室から」をスタートします。生徒の様子や学校のチャレンジを"複業する校長"の視点から発信していきますので、読んでいただけたら幸いです。

第1号は、すっかり雪が溶けて、春はもうすぐそこという感じの新陽高校からお送りします。

ちなみに、まだ春休み中(2021/4/1〜4/7)ですが、どうやら学校というところは春休みが一番忙しいようで・・・

辞令交付と女性管理職

年度最初の朝は、母体である学校法人札幌慈恵学園の辞令交付式で始まりました。荒井聰理事長から辞令を受けた札幌第一幼稚園、めぐみナーサリースクール、そして札幌新陽高校の長(私です)は、なんと全て女性。

実は札幌じけい保育園の施設長も女性なので、札幌慈恵学園の現場のトップは100%女性となりました。3月までは男女比50/50(2名ずつ)だったので、ジェンダーバランス的には悪くなったことになります(笑)。

新しい制服で初登校

春といえば進学と進級の季節。
4月1日、まもなく入学予定の新1年生が初めて新陽の制服に身を包み、緊張した面持ちで登校して来ました。入学予定者ガイダンスです。ドキドキがこちらにも伝わってきて思わず背筋が伸びます。

進学・探究・総合の3コースで、それぞれのコース長や担任の先生たちの個性が出ている説明会を行ないました。

画像2

《新入生へも丁寧に感染症対策を説明》

画像3

《CO2モニターで換気チェックも万全》

ガイダンスが終わり昇降口を出る頃には、新1年生たちも少し緊張が解けた様子で笑顔も見られました。4月9日の入学式も笑顔で来てくれたら嬉しいです。

職員会議でビジョン共有

今年度の準備は冬から始まっていましたが、4月になり新しいメンバーも揃ったところで、あらためて運営方針を共有しました。この職員会議は、私が校長になって初めて正式にビジョンを示す場でもありました。

新陽高校は2030年に向けて「人物多様性」というビジョンを掲げています。それを実現するためにShared Vision - Shared Leadership - Shared Experience を、と呼びかけました。

2021年度の組織_4月運営方針資料p.11.001

研修と会議の毎日

上記の職員会議に始まり、この1週間はとにかく会議、会議、会議、です。コース会議、分掌会議、教科会議、他にも個別のプロジェクトの会議や小さなグループでの打合せ、研修などもあります。

画像4

《新陽の特徴でもあるICT活用についての新任向け研修》

画像5

《一大プロジェクトの打合せは白熱》

間近で見ていると、先生の業務がかなりのマルチタスクなのをあらためて感じます。生徒を万全の体制で迎えるために入念に準備するところは本当に素晴らしいです。一方で、だからこそ、業務をもう少し集約したり効率化できるといいな、と思います。

ニューノーマルな部活動

札幌市内の新型コロナウイルス警戒ステージがまた少し上がったため、新陽では「感染リスクの高い活動は原則禁止」。特に発声や接触を伴う競技や近距離での発話はNGなので、運動系部活は軒並み"平常の活動"はできません。

ただ「ダメ!」とすることは簡単ですが、それでは運動不足やストレスが溜まってしまうので、『ニューノーマルな時代に向けた部活動マニュアル』が策定されました(それを確認して承認するのも校長の大事な仕事)。

各部共通の感染症予防対策と競技や活動場所に合わせた対策を組み込んだマニュアルには、安全を守りながらしっかり部活動したいという生徒や顧問の思いが詰まっています。ちなみに個人的にツボだったのが「公共交通機関での移動時の注意事項」の一項目↓

可能な限りつり革、手すりに掴まらず足腰で安全を確保する。

車内で感染対策しながら体を鍛えている姿を想像して笑ってしまいました。

画像6

《いつもは掛け声が響く体育館も、声を潜めてバスケの練習》

【おまけ】ギョーカイ用語

悉皆』という字、読めますか?「しっかい」と読み、「残らず全て」という意味です。文科省からの文書などには良く出てくるとのこと。それ以外にも、今週初めて聞いたのが『復命(ふくめい)』。こちらも行政関係では一般用語で、「指示に基づき会議に出席したり出張したりした場合にその内容を報告すること」だそうです。

商社やコンサルでも独特の言い回しや言葉がありましたが、どうやら学校の業界用語もあるようですので、徐々に覚えていこうと思います。

画像7

【編集後記】
 「この1週間のビッグニュースは?」とある先生に聞いたところ、「色々ありましたけど」と少し考えてから「やっぱり新しい仲間が増えたことですねー」と答えてくれました。多くの組織で4月にメンバーが増えますが、学校は生徒と教職員と、ダブルで新しい仲間が増えるんですね(そういう私も新しく迎えられた一人です)。
 新陽では新卒の先生が加わったので2年目以上の先生はさっそく頼もしさが増した気がする、とのこと。2年生に進級する生徒たちも、後輩ができて一段ギアが上がる感じかもしれません。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?