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「STEAM x 建築」ワークショップ開催報告__『カタチとけんちく』

【大好評のワークショップ第3弾を開催!】

2月2日、昨年に引き続き、東京・調布のSUGAWARADAISUKE建築事務所が運営する「まちのリビング+カフェFUJIMI LOUNGEにて、小学生を対象としたワークショップを開催しました。

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今回のテーマは「カタチとけんちく」。この世界に存在する多面体が、普段目にする建物のどこにあるのかなどを考えながら、カタチの不思議を体感する内容です。

午前・午後の2部開催でしたが、おかげ様で今回も大盛況のうちに終えることができました。ここでは、9名の子どもたちが参加してくれた、午後の部の様子を詳しくレポートします。

【見て・感じて・創る、ワークショップの内容をご紹介!】

お天気に恵まれ2月というのに暖かな日曜日のお昼過ぎ、保護者の方々と一緒にやって来た子どもたちは、やや緊張した面持ちで地下の工作室に集合。

しかし、そんな雰囲気も今回の講師“だいすけさん”こと、建築家でFUJIMI LOUNGEのオーナーでもある菅原大輔さんの気さくな人柄によって、すぐに一変。自己紹介では、みんな元気いっぱいに自分の好きなことや今日の意気込みなどを話し、ワークショップがスタートしました。

まずは、プリントに描かれた正多面体(通称:プラトンの立体)を、竹ひごとマシュマロを使って作りながら、「カタチ」が線と点で成り立つことを体感。面の数が増えるにつれて立体を作ることが難しくなるのですが、隣の子の作品を見て「そういうことか!」と思いついたり、先にでき上がった子が他の子にヒントを与えたりと、子どもたち同士の学び合いの姿も見られました。

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ひととおり立体作りを体験した後は、だいすけさんの建築レクチャー。スクリーンにスライドを映し出しながら、先程作った立体の仕組みや強さ、その立体の組み合わせでできている建築物を解説。日本や世界各地の写真を見ながら、「カタチ」が実際の建物にどう関わっているのか、みんな興味津々の様子でした。

レクチャーの後は、自由に立体の製作タイム。片方のテーブルでは、スライドで見た橋を作りたいという子たちが自然と集まり、共同作業がスタート。みんなで色んな意見を出し合いながら、あっという間にテーブルに収まりきらないくらいの、長く立派な橋を完成させました。

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ここまでの振り返りの時間を経て、最後のワークでは2チームに分かれ、新聞紙を巻いて作った棒とテープを使い、みんなで大きな立体作りに挑戦。

1つのチームはまず三角(さんかく)を形作り、それを組み合わせて立体にしていく方針でスタート。もう一方のチームは、三角は作らず自由に組み立てを開始。自然とみんなで役割分担をしたり、指示を出し合ったりと、積極的なコミュニケーションも生まれていました。

最終的には、自由にスタートした後者のチームが規則的な形を作り上げるという、驚きと面白さがありました。

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あっという間に2時間半のワークショップは終了。最初は緊張していた子どもたちも、「もっとやりたい!」と名残惜しそうな様子。来た時よりも少し成長した表情で、お迎えに来た保護者の方々と会場を後にしていきました。またみんなの笑顔に会える日を楽しみにしています!

なお使用した材料は、どれも家庭で簡単にそろえられる身近なものばかりなので、ぜひお家でも試してみてくださいね。

【We-Steinsで育む「多彩能」】

今回のワークショップでは、「カタチとけんちく」というテーマを通じて、子どもたちに算数や図工、そしてデザインや物理など、様々な分野を横断する学びを、遊びの中で体験してもらいました。

普段の学校の授業では、到達すべき明確な答えやゴールが設定され、そこへ向かって先生が指導していく流れが多いと思いますが、We-Steinsのワークショップでは、正解を気にせず自由な発想の下で活動できるとともに、その創造性を優しく見守り、必要に応じてアドバイスをくれる講師が子どもたちをサポートします。

ひとりの女の子が苦戦しつつも、自分の納得がいく立体を完成させた時、少し恥ずかしそうに「なんだかよく分からないけどできた!」とつぶやいていた姿がとても印象的でした。正解を目指すのではなく、自由にやってみたら自分の力でやれた!という経験は、きっと彼女の成功体験として深く心に残ることでしょう。

私たちが大切にしているのは、子どもたち一人ひとりが持つ、彩り豊かな能力である「多彩能」を引き出すことです。

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いよいよ来年度より、小学校では新学習指導要領が全面実施となります。従来と比べ「どのように学ぶか」が重視されるようになり、その中でキーワードとなっているのが、単に知識を詰め込む学び方から脱した「主体的・対話的で深い学び(アクティブラーニング)」です。

グローバル化が進み、予測困難で変化のスピードが早い時代だからこそ、私たちは今回のようなワークショップを通じて、子どもたち一人ひとりが輝ける学びの機会を広げていきたいと思っています。

We-Steinsでは、今後も子どもたちの「多彩能」を引き出す体験活動の場を提案していきますので、ぜひとも皆さまのご参加をお持ちしております!

(文:中務彩夏)

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