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風車(ふうしゃ)(りんごの旅)

風車に巻き込まれてしまった仲間がいた。
あれは事故だった。突風が吹いたのだ。
風が渦を巻いて吹く日だった。
だからと言って
風車に叩きつけられるような
そんな方から風が吹くとは思わなかった。

仲間は片翼を奪われて地面に落ちて。消えた。

私たちはそういうものなのだと知った。

風車が良く回る風の強い今日。
遠くに風車を眺めながら
森の入り口の太い木の枝に守られている自分。
仲間を思う一日にする。





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