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現代詩手帳 現代詩年鑑

素晴らしい比喩だなぁ と思い読む詩と
わかりやすく日常も表現されている詩がある。
当然だ。

今の私の技量(と傾向)では
日常から発するもの以外はあまり書けない。
たぶん 自分の中の必然性の問題なのかもしれないが。


いろんな詩の中で目を引いたのは
松本圭二さんの
「恋人たち」

癌と診断され考えるのは蔵書の始末
本の一冊一冊に自分で値段をつけようと考える
鉛筆で。

死よ、
驕るなかれ

おれならこう言うな
死者よ
なんか奢ってくれ、と

こういうのが好きな私。
きっと、私自身が死に瀕するときに思い出しそうだ。
ずっと覚えている。たぶん。

「クソッタレな死」に抗って欲しい。


暗雲か


(流して読んだ中でまず立ち止まった作品。
  ちゃんと読みます。)




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