ハムレット
太宰治が翻案したものなのだそうだ。
そのせいか
あれ?
ハムレットってどういう話だったっけ と思ってしまった。
シェークスピアとはだいぶ違った。
役者さんはそれぞれ力があって素晴らしかった。
途中で絶対ハムレット笑ってしまってセリフ言えなかったんだろうな
というところがあって。
これぞ ライブの楽しみ と思ったのだった。
衣装が面白かった。
王族は赤
臣下は緑 のアレンジであった。
国旗が日の丸に似ていて
背中に日の丸めいた装飾が施されている。
ハムレットの背中の赤は
今思うと血が流れているような。
舞台は白い線が引かれているグレー。
斜めになっている箇所がある。
血が流れた描写で
小さい赤いボールが降ってくる。
王国のほころびを戦争でごまかす
みたいな言葉があって。
太宰が書いた昭和16年と今は
時代的に似通っている と言えなくもないのである。