再読:バスカヴィル家の犬

 私の家はほとんど全部の部屋に本棚があって、PCをおいてある部屋にも本棚があります。そこの本棚に入ってたのが「バスカヴィル家の犬」。私のじゃなくて配偶者氏の本です。ホームズの短編集は全部Kindleで持ってるのに、長編は久しく読んでないなあ、ということで久しぶりに読んでみました。

 意外と憶えているというか、ストーリーは全部憶えていたので「こんなのあったっけ?」というシーンもなく。フランクランド父娘だけあまり記憶になかったのですが、望遠鏡で荒野を見ているシーンに挿絵があったような記憶もあり、あーこれこれ、という感じで読み終わりました。

 子供の頃に何回も読んだので何度目の再読なのかよくわかりませんが、やっぱり面白いものですね。トリックが分かっていても再読に足るミステリはいいミステリ、という定義ならいいミステリということになります。

 ただ、どちらかと言えばミステリというよりかは「Gaslamp Fantasy」みたいなジャンルの小説として読んでる気がします。いや、ジャンルがなんでも面白ければいいんですけど。日本だとあまり供給のないジャンル(個人的にはスチームパンクですら少ない)ですが、英語だと結構あるので、もう少し読めるようになりたいなあ~、と言ってる間に10年くらい経ちました。

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