温かさに溢れたカーテンコール【魅惑のラフマニノフ!2022.3.19】
指揮 水戸 博之
管弦楽 神奈川フィルハーモニー管弦楽団
13:00開場/14:00開演 カルッツかわさき
備忘録(今更)
ソリスト 角野隼斗 が2曲のピアノコンチェルトを演奏する
(とりわけパガ二ー二狂詩曲を楽しみにしていたが、痛恨の午前中の予定超過でまさかの遅刻…
気持ちを切り替え、休憩後のピアコン2番から鑑賞)
今回はピアコンとECに絞り端的にレポ
(角野隼斗贔屓の主観含む)(弦好きの主観含む)(主観を大いに含む)
大事なことなので3回言った
第1楽章
冒頭、緊張感漂う和音のバランスは内声が複雑にからみ、ややaccel(だんだん速く)気味にrit(だんだんゆっくり)へ そしてオケが入りフレーズが落ち着く部分でピアノだけクレッシェンド😳
今日のラフ2、何かが違うことを予感させる導入。
神奈川フィルの音色は歯切れがよく、明瞭。彫り深くなり過ぎないアーティキュレーション。低音群と打楽器群の層が厚い。轟く雷鳴のようだ。ロック調のようにも聞こえる。
角野さんは身体を浮かせての深い打鍵も随所に見られ、更に音の豊かさを備えつつあるように感じられる
第2楽章
フルート、クラリネットとの対旋律が映える部分 角野さんは奏者の方に身を向け、デュオを楽しみ、音色を大切そうにしている
クラリネットもう少しテヌートがあったら尚私好みになったなぁ☺️(自分勝手)
戻って来た第1主題のpp...儚い...冒頭と明らかに音量を落として、マエストロ水戸さんが主旋律を引き継ぐVnに注意を促していた
針に糸を通すように繊細に奏でられた再現部
2楽章が終わり、3楽章が入る前に余韻、静寂がもう少し準備が欲しいと思ったぐらい世界観に没入
第3楽章
入りの角野さんの光の速さのように鋭い高音、それでいて華やか!煌びやか...
Vnのピチカートの音と角野さんのピアノの音色がすごくマッチしていた
コルクの栓を抜いたような音
3楽章にそんな箇所があったんですがどこだったか失念...
何様って思うかと思いますが...
角野さん、コンチェルト上手くなったなぁ🥺と老婆心が出てしまう
音色の使い分け方は元より、全身の使い方、息の吸い方
今日の角野さんはエネルギーに溢れ、オーケストラを先導するかのような頼もしい場面もあった。
そんなことを考えて拍手していたら、神奈フィルさんのアットホームで笑顔の拍手や足ドンドンが温かくて感動😭神奈フィルさん、ありがとうございます🥺また来ます💖
アンコールはあるかな?と期待しつつ、客席は角野さんのアンコールがあるまで拍手を止めないぐらいの気概
そしてアンコール曲
『花は咲く』
隣りの友人は秒で泣いていました😭
私はまず何故C?と調性を考えていました。ここのところ、この曲をピアノで弾くのが息抜きのひとつになっていたので...
途中、ピアコン3楽章のソードーーシ♭ーソーファーソーと入った...ような...気がしたのでFに行くかな、と思ったんです
ところがどっこい
角野さんの今回のアレンジは少しずつ盛り上げる前に1回ふっと落としてからの転調だったので、予想を裏切られ...!涙腺崩壊不可避...
しかも転調した後のDes dur(変二長調)はパガ狂の18変奏もそうだと言うじゃないですか
そーゆーとこよー角野さん😭
そういうの私が弱いと分かってやってますね。まったくもう...🫠
パガ狂は聞けなかったので...そこまで考えに到りませんでしたが
こんな多面性を楽しめるのも角野さんならでは。
相変わらず中毒性強いです
(今回はなんと私のツイートへご本人からのリプもあり(!)見たことのない、いいねの数🫢
みなさんにコメントもお返し出来ずにごめんなさい😭この場を借りて読んでくださりありがとうございました🙇♂️)
初共演の指揮者、オーケストラと 充実に満ちた笑顔で、何度も舞台に引き戻されては袖に戻り、を繰り返す
オケの方々もそれを笑顔で迎え入れ賛辞の拍手、足拍手
私は音楽の力を信じている
角野隼斗の音楽を強く信じている
Pray for UKRAINE
お読み頂きありがとうございました!
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