土鍋の季節がやってきた!「高須愛子 陶展」in JIBITA 個展直前の耐熱アイテム一部紹介
どうも、のぶちかです!
さて昨日、高須さんから届いた段ボール22箱を開梱したら、見た事ないアイテムが続々と飛び出しとてつもなくワクワクした気分になったので、一足お先にお披露目をば☝
9月下旬に高須さんと打ち合わせをした際に、
「新作をぜひとも~!」
とお願いしていたのですが、実際、そうは言っても現物を見てみるまではどんな作品が並ぶのか想像もつかず、期待もありつつ不安が無いとも言えない状況でした。
また、新作をお願いした際によく起こるあるあるは、
「デザインを考える時間を費やし過ぎて、他の作品に手が回らなかった」
「新しい試みだった為、焼きを失敗した」
等々があります(笑)。
しかも打ち合わせ日時は個展初日からジャスト2か月前というタイトっぷり 汗!
「結構時間が無いですが大丈夫ですか 汗!?」
との問いかけに
「寝ずに作りますよ 笑!」
と、高須さん。
迷いなく放たれたその台詞と笑顔にこちらもなんだか安心し、この2ヵ月待っていたのですが・・・、
「窯が壊れた」との御連絡、入りました(笑)!
JIBITAへの発送予定日だった11月25日に1枚のFAXが届きました。
そこには、
「窯を酷使していたら電熱線が切れてしまい、業者に全線交換の修理に手間取っています」
との文字が・・・滝汗。
ちなみに、
この焦りの状況は☝の高須さんのブログにも綴られてありました 汗。
ここに来てまさかの想定外なアクシデントに悶絶しそうになりつつも、一緒に送られてきた納品書には
合計355点
の文字が(仕事きっちり~~~泣!!!)
という事で打ち合わせのアイテム全てが届く事にはなりませんでしたが、355点を堪能すべく一気に開梱。
すると、
「冬だから耐熱を多めに☝」
という打ち合わせ通り、見た事ない新作耐熱アイテムがどんどんと姿を現したのでした(ありがたき幸せ~泣!)。
特に土鍋は窯の容積を大きく占める上に蓋付きだったり耳付きだったりと手間がかかる要素が多く、制作時間が掛かる事や作品量を溜める(例えば小皿類ならひと窯でも何十倍も作品数を稼ぐ事ができます☝)のには不利なアイテム。
にも関わらず本気で土鍋や耐熱系を多めに制作してくだっさっての355点!
しかもその期間わずか2ヵ月、且つ
窯故障のトラブルを抱えて尚!!!
久し振りにベテラン陶芸家のプロ根性と安定感に感服した次第です 汗。
高須さんからの進捗によれば窯も翌日には修理完了したらしく、12月19日からのオンライン個展までは継続して制作をして下さるそう(心強過ぎます 泣!!!)
つまり、
JIBITA店舗での個展にお越しになれない方も、オンライン個展用のニューアイテムが追加される可能性があるのでそれはそれで楽しみが増えるのであります(店舗での個展に来られた方は2度美味しい)!
という事で、
共にオンライン個展用にどんな作品が追加されるかドキドキして待ちましょう♪
※土鍋は☝の写真以外にも数点隠しております(笑)。
新作の耐熱ミルクポットは「渋カワぽってり」
そして耐熱は土鍋だけじゃあございません。
こちらの新作ミルクポットも堂々到着です!
霧吹き状に吹き掛けられた黒い釉薬の渋い光沢を、白のイッチン模様がカワイく抑え、耐熱仕様にぽってりと厚く作られたミルクポット。
あだ名を付けるなら
「渋カワぽってりミルクポット」
とでも言いましょうか!?
さてこの「渋カワぽってり」さんについてですが全て1点物で微妙に形状は違うものの、容量は9分目まで入れて大体400㏄~500㏄となります。
用途
その名の通り、ミルクを温めても良し(吹きこぼれに御注意を☝)。
はたまた白湯を温めてレモン湯や梅干し湯を作り、デトックス生活で美腸人生を送るも良し。
その他、
おかゆさんや離乳食、チャイやコーンスープにみんなが集まりゃチーズフォンデュと工夫次第で用途は無限大!
幅広く使えて見た目もカワイイ、わがままなアイテム。
それこそがこの
「渋カワぽってりミルクポット」
なのであります~(ビッシ~~~!)!
いかがでしたでしょうか?
全貌は明らかにできませんでしたが(←自分のさじ加減…)、これだけ見ているだけでもワクワクしてきます!
耐熱はその他、
グラタン皿(大き目サイズが増えてこれまた嬉しい 泣!)の細長いのから丸こいのまで多数届いておりますので、これまたどうぞお楽しみに♪
「高須愛子 陶展」
会期:2019年11月30日~12月8日 13時~18時 ※作家在廊日11月30日
会場:Gallery JIBITA
オンライン個展:2019年12月19日18時スタート
今や海外にもファンが多い高須愛子さんによるJIBITAでの初個展です。
銅製の口で吹く霧吹きで霧状に吹き掛けた黒い釉薬。
丁寧に施されたイッチン。
ロクロで引きっ放し、釉薬をずぶ掛けして終わる技法とは異なり、高須さん流の手間暇かかる作業だからこそ生まれる黒の表現。
決して暗くなく、しかし派手でもなく、食事や食卓を鮮やかに彩る高須さんの黒の世界をどうぞ楽しまれて下さい。