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時澤真美 ガラス作品の制作フローを公開します!

こんにちは、のぶちかです!

今回はロングインタビューに続き、時澤さんの主な作品に関する制作フローを簡単に御紹介します。

それではさっそく参ります(←インスタライブ2時間前で焦っている 笑)!

◆その①
「a bottle」シリーズ

先ずはこちらを御覧下さい⇩

時澤真美 a bottle レシピ

☝これは時澤さん直筆の「a bottle」シリーズの制作フローです。

もうこれを見たまんまなのですが、少しポイントを補足すると

ポイント①
予めデッサンにて規格を決める。

ポイント②
ある一定以上の厚みが必要な作品なので、最初に巻き取るガラス量が多い。

ポイント③
予め厚みのある状態をつぶす為、規格のアウトラインまでの削りこみに時間が掛かる。

ポイント④ 
上図には書いて無いが、仕上げに表面をしっかり磨き上げ、更に表面へのファイヤーポリッシュを行う。

ポイント⑤ 
※PCでデザインした模様を転写してサンドブラストし、金彩を焼き付けて完成!

↓※デザインから転写までのフロー

時澤真美 転写 工程図

               資料参考:有限会社 パラダイスグラス 様

以上です(笑)!

サッと終わってしまいましたが、出雲のガラス作家 川辺雅規さんは以前JIBITAで時澤さんの作品を手に取られ、

「勘弁してほしい(笑)」

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☝「a bottle」の表面。ピッカピカである…。


と仰っておられました。

「何がですか?」

と、のぶちかが尋ねると、

「この磨きの技術と丁寧さ。ここまでやってこの値段だと自分なら2倍は(値段)を付けないと合わない」

と、時澤さんの磨きの技術の凄さをしっかり御説明下さったのです。

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なるほどなるほど。

確かにそれまで「ガラスは透明だから透明で当たり前」という感覚でしか見た事が無かったガラスですが、時澤さんの作品は基本的に削りを入れるものがほとんど。

つまり、削ったままだとすりガラス状になって曇ってしまう訳です。

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削る量や道具によっては非常に目が粗くなる事から、荒砥、中砥、仕上げと段階を踏んで磨き工程を分けなければならない事から、非っ常に手間が掛かる訳なんですな~(←武田鉄矢風)☝

それなのにこの「a bottle」シリーズの透明度と表面の滑らかさときたら…。

ちなみに削りを行うものは一旦徐冷をしてからでないと削れない為、サイズにもよりますが徐冷だけでも半日から1日掛かるそうです(汗)。

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それを削ってまた温めなおしてファイヤーポリッシュ、徐冷、そして更に金の焼付け、徐冷で完成という、この小さい作品に日数にすると約3日間掛かってしまう手間の多さなのであります(この苦労、みんなに届けたい~泣)!!!

鑑賞のポイント

磨き技術はもちろんの事、のぶちかが思いこのシリーズの鑑賞のポイントとしては、丸く厚く吹いた球体状のガラスを扁平にして削り出すという作業上発生する厚みのムラ器物内側の曲線が取り込む光と影と周辺の景色です。

どこに置くか?
どこで見るか?

それによって「a bottle」自体の表情が変わるのです☝

つまり、光も影も景色も全て「a bottle」の作品の一部。

例えば、

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☝よく見たら右下部にタグが…(失礼しました 恥)

上の写真は夜明け前の薄暗い中での表情。

「暗いから見えない」

ではなく、

「暗くても放つ存在感」

そんな作品がこの「a bottle」なのです(ビシッ!)☝

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これが厚みが均一で薄く吹いただけの形状(それが悪いという訳ではなく)のガラス作品だと、いくら透明でもここまでの存在感は放ちにくいです。

小さくても、透明でも、暗い場所でも、遠目に見ても、しっかりとした存在感を放つ作品「a bottle」。

手の平に収まるほどの大きさしかないですが、のぶちかはこの小さな世界に宿る静かに且つ鋭敏な表現力が大好きなのであります!

現場からは以上です~(←現在、インスタライブまであと45分滝汗)🎙





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Gallery JIBITAの のぶちか と こーすけ(妻のあだ名)です。 山口県萩市で陶芸作品や器、アートを販売しています。 趣味は「家族」です。
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