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【ぶた音】毎月新曲を聴く!【2023年10月号】

 どうも、のぶぶです。

 今月の【ぶたおん】のお時間です。暑い日が続いたと思ったら肌寒い日が多くなってきて、冬に向けて準備し始めようかなと思ったら暑くなったりと、なんとも難しい日が続いてます。みなさま、お体には気を付けて。僕はエグいほど鼻水が出てるので、耳鼻科に行きます

それでは、どうぞ。

▲今までの音楽紹介記事をまとめたマガジン



プレイリスト


1️⃣:再去見你ツァイチージェンニー / クレナズム

 クレナズムのEP『Whisper of the heart』の1曲。「再去見你ツァイチージェンニー」は翻訳すると「再びあなたに会いに行きます」というような意味合いらしい。読み方が正確かは自信ない。大切な人と別れた後を描いた曲で、ふと思い出して失ったものの大事さを再認識している姿が切なすぎる楽曲。Aメロ〜Bメロは物思いに耽るように静かで、ブレイクから爆発するようなサビに持っていくのはシンプルながら込み上げるものがある。ちなみに、Spotify上では「再去見」となっているが、これは誤字ではなく、「」が登録できない文字だから「」になったとのこと。良い。

記憶の中でのあなたは 壊れそうに笑ったままで
忘れられない想いが痛い 過ぎ去ってく季節は戻らない
夢うつつな朝に 光が差し込んで
僕の名前を呼ぶ あなたの声がする
触れた指先から 優しい温もりが
そっと ほら 伝ってく


2️⃣:01ゼロイチ / 女王蜂

 アニメ『アンデッドアンラック』のOP曲となっている女王蜂の楽曲。アヴちゃんの圧倒的な歌唱に殴られ続ける曲で、とにかくかっこいい。原作は「否定者ひていしゃ」と呼ばれる異能者が存在する世界で、自身の”死”を否定する「不死アンデッド対象の”運”を否定する「不運アンラックの2人が出会うところから物語が始まるバトル漫画。MVでは「不死」を感じさせるように殺し合いをしているような2人が映し出されており、最後に現実と思われるベッドで目を覚ますといった描写がタイアップ先をリスペクトしているように感じた。良い。

▲1話の試し読みもできるので、よかったらどうぞ


3️⃣:teardrop 2nd / 電音部

 ぶた音2023年1月号でも紹介させていただいた『teardrop』のアンサーカウンターソング的な曲。全体的に歌詞が前向きになっており、挫折しそうでも夢に向かっていくような姿が描かれている。楽曲にはキックドラムが追加され、飛び上がるようなアップテンポに変化していることに加え、2番のサビ前の不安定な曲調をぶち破るような曲展開になっており、真逆のアッパー系の曲に仕上がっている。また、歌詞の最後は「ごめんなさい」から「ありがとう」に変化しており、これで「この曲が完成した」という感じに思える。ジャケットも暗く悲しい涙を流しているようなものから、明るく笑って嬉し涙を流しているように変化している。良い。


4️⃣:恋よ、踊り出せ / from00 feat. ココラシカ

 𝕏で見かけて一聴惚れした高校生バンド・ココラシカの楽曲。アーティスト名にある「from00」は「00年代による、00年代のための音楽プロジェクト」となっており、決まったコンセプトに対して参加するミュージシャンが楽曲をリリースしていくようなシステムになっている。今回のコンセプトは「アナログな青春」となっており、まさにそれを感じさせるちょっと古めかしくもオシャレなサウンドになっている。ココラシカはギターレスバンドになっているが、その代わりと言っちゃなんだがリズム隊のベースとドラムがしっかりと曲全体を形作っているその中でここぞという時にキーボードのキレイな旋律が組み合わさる部分がすごく気持ち良いし、センスもすごく良い。このプロジェクトは他の曲も良いものが多いので、これ以外も聴いてみることをおすすめする。若者たち、すごいぞ。良い。

▲楽曲をまとめたYoutubeのプレイリスト


5️⃣:遥か / きよし竜人りゅうじん

 アニメ『Dr.STONE NEW WORLD』のOP曲となっているきよし竜人りゅうじんの楽曲。清竜人というと、アイドルユニット「清竜人25」や声優、アイドルに対する楽曲提供と言った活動のイメージがあり、あまり注目したことがなかったな。神秘的でキレイなメロディに、優しい歌声が乗っかったこの曲は、心が洗われるようだった。原作の漫画は人類が石化し、数千年後に解放された主人公たちが文明を作り出していくという壮大なSF漫画。その世界観が反映されているのか、無限に広がるような世界観が音楽から伝わってきた。良い。

▲1話の試し読みもできるので、よかったらどうぞ


6️⃣:羽田空港第2ターミナル国際線到着エリア サウンドアート / やくしまるえつこ

 相対性理論のボーカルとしても有名なやくしまるえつこが、羽田空港第2ターミナルの国際線到着エリアのサウンドアートを担当したとのことでここでもピックアップさせてもらう。長旅から東京に戻ってきた人たちを癒すようなヒーリング感のあるサウンドに、時刻や天候を告げるやくしまるえつこの声がめちゃくちゃに良い。ゲームのタイトル画面とかでも使えそう。これは生で聴いてみたいものだが、なかなかに難易度が高い……。飛行機なんて、往復で2回しか乗ったことないわ。とにかく良い。


7️⃣:Private loophole / さわおとしおり

 the pillows山中さわおBase Ball Bear関根史織によるコラボ楽曲。ユニット名からは想像できないようなクールなサウンドで、the pillowsらしさのある楽曲ながらも関根史織のボーカルが上手く噛み合っていて何回でも聴けるような楽曲に仕上がっている。曲の長さが2分って、あまりにも短すぎる。30年以上活動してる大ベテランのバンドが、数あるバンドから才能を見出して、これだけ見事なコラボを実現させるのは本当にすごい。サブスクでは聴けないのが悔やまれる。良い。


8️⃣:SENSE OF PLAY / syudou+TeddyLoid+Densuke28

 1年に2〜3回アップロードされるPlayStationのLineup Videoの新作。今回は作詞作曲歌唱にsyudouしゅどう、アレンジにTeddyLoid、映像のディレクターにDensuke28が参加。syudouってどこで名前見たっけと思ったら、Adoの『うっせぇわ』の作詞作曲の人だった。毎度ハイパーなクオリティで応えてくれるシリーズで、今回も最高の出来だった。PSで発売予定となる作品の紹介と作品に関連する言葉で紡がれた歌詞が見事。個人的には第2バースとなる『鉄拳8』の「俺こそ最強 これぞ格ゲーの金字塔」や『龍が如く7外伝』の「消せども消えぬ 名は刺青のよう」といった部分が見事にハマってて良かった。HOOK部分の「センス・オブ・プレェェェイ」が癖になる。映像の方は3Dゲームでありがちな地面をすり抜けて裏の世界に落ちていくバグを意識したようなもので面白い。欲を言えば毎月聞きたいけど、発売のスケジュールとかの関係でこれ以上ペースを上げるの難しいんだろうな。良い。

▲Youtubeの動画は気づいたら消えてたりするので、
動画がくっついてるポストも貼っておく


あとがき

 以上、5曲+αを紹介させていただきました。プレイリスト外のおすすめがちょっと多めになったかも。Youtubeっていいよね(今更)。最近Youtubeで見たいのが少なくってきたことで、新曲掘りが捗ってる気がしないでもない。良いのか悪いのか。

 それでは。

 おわり。

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