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2020年下半期、良かった曲を連ねる

 どうも、のぶぶです。

 7月に上半期に良かった曲を連ねましたが、好評につき下半期もやっていきます。本当に好評かどうかはわからない。

はじめに

 一応書いておきますが、私はただの音楽を聴くのが好きなだけの素人です。「好き」か「そうでもない」かでしか語れませんのでご了承ください。
 2020年下半期の曲の判断基準ですが、Spotifyに記載されている配信日が2020年7月1日〜2020年12月31日の間であることを基準としています。上半期に出たシングルが下半期に出たアルバムに収録、なんていうケースは見ないふりします

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こんなやつ

2020年下半期プレイリスト

 当然、用意しておきましたプレイリスト。2020年12月28日現在、250曲以上合計再生時間が16時間を超えるプレイリストとなっています。感想は見ずとも、プレイリストだけでも見てもらえたら嬉しいです。

still bright / uyuni

 uyuni(うゆに)による、2020年では3曲目の楽曲。uyuniさんの情報としては、現役音大生で、2018年5月からニコニコ動画に楽曲を投稿したのが活動の始まりだそうな。イントロからぶっ刺さりました。かなり好きな音を出してくれている。浮遊感のあるトラックと可愛らしい声質がとても良い。韻の踏み方も流れるようにキレイにハマっていて、とても良い。

みていた 綺麗なremember 記憶に残っていくんだ

 全体的に良いのだが、この部分あたりで特にやられた。2020年上半期ではSaint Vegaとのコラボ楽曲『midnight myroom』がしっかりとプレイリストに入っていた。アーティスト名を意識して作成したプレイリストではないので、やはり楽曲に惹かれているのだなぁと実感。良い。

Sai no Kawara / crystal-z

 2020年の音楽を語る中では外せない一曲。この楽曲では「売れないながらも音楽活動している主人公が32歳にして医学の道を目指すも、東京の大学に合格ができない日々を送る。苦悩の末、地方の医大にチャレンジし、無事合格。彼女に泣きながらプロポーズをする」というストーリーが展開される。全体的にシンプルで、トラックも歌詞もわかりやすく、韻の踏みっぷりも素晴らしい聴きやすい一曲。しかし、この楽曲の真骨頂はMVにあるのかもしれない。歌詞や映像に散りばめられた仕掛け。最後まで見たら評価が一気に変わることだろう。楽曲の奥行が広がり、立体感がググッと出てくる。これだけの衝撃を受けたのは久しぶりで、本当に震えた。何も言わず、5分間。MVを見て欲しい。良い。

Night Diver / 三浦春馬

 俳優・三浦春馬による2枚目のシングル。1枚目の『Fight for your heart』からアーティスト顔負けの歌唱力を見せつけ、「天は二物を与えず」じゃないんかと思わせる方。偶然にも、歌詞が三浦春馬自身を示すような雰囲気に思えてしまい、胸を締め付けられるような一曲になっている。

きっと誰も知らない言葉が 今僕の中で 渦を巻いてずっと Loop Loop Loop Loopして 吐き出そうと声を出してみてもうまくいかない
ずっとこのままで良いわけなんてあるはずもない 弱音吐いた夜を Loop Loop Loop Loopして 情けないこの心に生きる理由を与えて

 作詞作曲は辻村有記さん。自身も歌手活動されており、アニメ『モンスターストライク』の主題歌を歌っていたりしていたそうだ。曲も歌詞もかなり良いものを作る人なので、今後にも期待したい。MVは男性でも見惚れてしまうような美しさがあり、こちらもおすすめ。良い。

目鼻口とエアリーショート / ズカイ

 曲の入りがすごく好きで、初めて聴いたときから結構刺さった。曲の内容はおそらく「亡くなった恋人を思い出している」という感じだろうか。

君の魂はいつ そこから消えていくの?
ペットボトルは今日も ペットボトルでしかないや
君の言う優しさ 僕で言えば悲しさ
明日が今以上なら 今はどれだけ寂しいの

 ……といった歌詞が並び、切り替えられない気持ち喪失感自分の気持ちとは関係なく時間は過ぎていく雰囲気から切なさを感じる。ジャケット写真にも、どことなく泣きはらしたかのような赤みがある顔をした男性の姿があり、世界観を固める役割を果たしている。昔からこういう曲がすごく好きで、つい聴いてしまう。良い。

Somewhere feat. Woven In Hiatus / Slow Magic

 謎多きアーティストSlow Magicの楽曲。ジャケット写真とか見る限りだと6人組のグループとかなのかな。調べてもよくわからず、ゲームキューブのツイートをしているのは発見した。しかもPanasonicのやつ。謎だ。
 楽曲はすごくキレイで神秘的。聴いていて心地の良いものとなっている。他の楽曲も好みのものが多く、今後にも期待。良い。

Citrus / Serph

 Serph(サーフ)が2019年10月にリリースした『Citrus』にボーカルがついたのがこの楽曲。ボーカル入りの楽曲を公募して、その中から優秀だった3曲を『Singing Fruits』としてまとめたものになっている。曲自体は同じだが、歌詞とボーカルが違うので、続けて聴いても別の曲のように感じる。ボーカリストはずんlasahakariの3名。どれもすごく良いのですが、ここではずんのものを推します。「飲み干した月」という歌詞から始まり、「もう一度空へ もう一度空へ」と歌い上げるのはなかなかしびれた。これとは別に『Tachyon Heart』なんかもかなり好みで、どれを聴いても素敵。音楽ゲーム『Pop'n music』の最新作にも楽曲が収録されていて、かなりビビる。良い。

because / jizue

 jizue(ジズー)の7枚目のフルアルバム『Seeds』の1曲。普段はインストバンドで、ボーカル入りはないのですがこれはボーカル有り。約10年前くらいに『Sakura』を聴いてから注目していますが、相変わらず美しい旋律。Youtubeで聴いたものと同じバージョンがSpotifyにないのはなぜなんだろう。同名の曲はあるものの、演奏が違う。まぁ、それは置いておく。以前紹介したfox caputure planと同様に、インストバンドとして最高峰の実力にボーカルが入るという最高の1曲。聴き惚れる。良い。

Kei feat.POCHI / Anamanaguchi

 NYのチップチューンバンド・Anamanaguchi(アナマナグチ)の楽曲。ボーカリストとしてPOCHIを迎えている。「POCHIって誰だ?」と思って調べたら、なんとCY8ER小犬丸ぽちさんのようだ。驚き。かなりポップな楽曲で、Anamanaguchiの特色としてのチップチューンっぽさは薄いが非常に良い。サマーシングルと題し、連続で楽曲をリリースしており、ファンとしては嬉しい2020年だった。『Vancouver』『Another Winter』『Echobo』あたりでグサッと来た人は、必ず気に入ってくれるはずだ。良い。

手 / 般若

 ラッパー・般若のアルバム『12發』の1曲。「フリースタイルダンジョン」のラスボスとして立ちはだかっていたことでも有名。優しい曲調、メッセージ性の強い歌詞、ただ攻撃的なわけではない般若の声が合わさった良質な曲。わずか5分20秒ほどに詰めこまれた物量に圧巻

自信無くて 手に汗握った
ダチと乾杯 たまに外すリミッター
骨折れても まぁ、くっ付くって知った
ゴツくてもさ 優しいのが立派

 上記のようなと韻の踏み方が本当に素晴らしい。興味があれば「フリースタイルダンジョン」での「焚巻 vs 般若」を見ていただきたい。それについて書かれているnoteがあったので、こっそりリンクさせていただく。良い。

ラブしい / Kizuna AI & 花譜

 VTuberとしてお馴染みのキズナアイちゃんと、同じくバーチャルシンガーとして活躍中の花譜(かふ)によるコラボ楽曲。作詞作曲は「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音が担当している。絵音くんと知らずに聴いてたけど、この人の曲は本当に自分に刺さる。全体的にリズムが良く、聴いていて終始気持ちが良い。個人的には 2:20 あたりの苦しそうに絞り出すような声を震わせた歌い方がすごくグッときた。崎山蒼志くんみたいなイメージ。良い。

かつて天才だった俺たちへ / Creepy Nuts

 日本一のラッパー・R-指定と世界一のDJ・DJ松永のユニットである「Creepy Nuts(クリーピーナッツ)」の2ndアルバムの表題曲。最初に聞いたのはTHE FIRST TAKEでの歌唱。圧倒的なリズム感歌詞のセンス気持ちの良いラップがグサッと刺さった。歌詞の韻の踏み方も一流だけど、言葉選びがさすがすぎる

「きっとフェルマーの定理すら解けた」
「だけどワンチャンス まだ余白はあるさ」

 楽曲の序盤と中盤に出てくる歌詞だが、フェルマーの言葉に関連した繋がりを感じる。お見事すぎる。良い。

Takeda' 〜アナザーレキシ ver.〜 / レキシ

 日本史をコンセプトとしたアーティスト・レキシの『ギガアイシテル』のカップリングとして収録されている楽曲。2014年にリリースしたアルバム『レシキ』に収録されている『Takeda’』をアレンジしたものだ。「武田負けたな」という出だしから即興感のある言葉が連なり、不思議なグルーヴ感を生み出している。このアレンジは、よりメロディアスに、キレイな楽曲として作り直されている。このメロディーは私の心にぶち刺さってしまい、さらにギャップのある意味不明で突飛な歌詞が違和感なく混ざり合っているのが最高に良い

あとがき

 以上、12曲をピックアップさせていただいた。上半期と比べ、さらに膨大な量となってしまった下半期。なにか好みの曲が見つかったら幸いです。
 スナック感覚でプレイリストに投げ込んでいるので、膨れ上がってしまって困る。ついでにいうと、「早く紹介したい!」と思いながらここに書き溜めているのも精神衛生上に良くない気がする。
 なので、2021年は毎月おすすめの曲をまとめたものを書こうかなと思ったり思わなかったり。ちょっと考える。「意外と大変そうだから、やっぱ辞めよ」ってなっても怒らないでね

 それでは。

 おわり。

【おまけ】Spotify公式によるまとめ

 2020年12月の初めに、Spotifyから「2020年のまとめ」というのができたというお知らせが来ました。私のものが気になる珍しい方がいたら、以下のツイートをどうぞ。


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