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料理学校を出て、寿司屋で修業をせずに独立した人が、ミシュランを取っている時代です。

ホリエモンなんかも、「昔ながらの料理の修行なんて非効率だから必要ない!」と強く唱えています。

本当に、もうこういった修行は要らないのでしょうか?!

この話、私は、目的が違う話がごっちゃになってるなと思います。

ビジネスとして寿司屋を成功させたい、ミシュランで星を獲りたいというのなら、修行は別になくても良いです。

3つ星とか獲る人は必ずどこか名店で修業をしている感覚はありますが、それは師匠をつけた方が早道だからで、必ず必要かと言われたらそうではありません。

ただ、日本では昔から、すべてが「道」なのです。お茶を点てるのも道、お華も道、スポーツも、柔道、剣道、合気道、すべて「道」なのです。

「道」とはすなわち、人間として成長し、魂を成長させていく「道」のことです。お金を儲けるため、誰かと競って試合に勝つため、という浅い次元の話ではありません。

自分の魂だけとひたすら向き合い、神へと近づいて行く「道」です。

その目的のためには、日本人は長い歴史を通して、入門を厳しくして本気具合を量る、技術は教えず時間を掛けて自分で気付かせる、精神をとにかく鍛えていく、などの修行方法を作り上げたのだと思います。

この方法が魂の修行としては、結局は近道だよ、という愛情なのかなと感じます。安易に、遠回りだから修行はいらない、ってことではないよ、というお話でした。

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