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腸が免疫力を担っているのは有名な話です。でもそれが腸だけではないことが最近の研究ではわかってきました。

基本的に口からお尻までは全てが長い消化・吸収の器官です。その一番入口の器官である、”口”がいまとても注目されています。

口腔内には、300~700種類の菌が、1000億匹以上住んでいます。この消化器官である口腔内も、腸と同じで適切な菌バランスと、良い環境にしてあげることが大切です。

口腔内の菌は毎日、腸内に大量に流れ込んでいることもわかっていますし、腸内の菌とも連携して、体を守ってくれています。

また、歯周病罹患者は2倍以上心臓血管系疾患に罹りやすかったり、糖尿病にもかかりやすかったりと、口腔内環境の悪化は、全身の病気にもつながってしまいます。

一説によると、口の中に食べ物を入れた瞬間に、その食べ物をどんな酵素で分解していくかを把握して、体中の消化器官に伝達が行くようです。

それだけ重要な口腔内の細菌の環境を台無しにしてしまうのが”うがい薬”です。昨日の抗生物質の話と一緒です。ちなみに、抗生物質は口腔内細菌にももちろんダメージを与えます。

抗生物質はできるだけ使わないに越したことはないですが、そのリスクを負ってでも使う必要がある時はあると思います。ただ、うがい薬は、なくても何の問題もない薬です。歯磨きなど別の方法で、口腔内のケアはできます。だからうがい薬には気を付けてください。

腸と同じくらい、口腔内環境のケアを意識したいものですね!

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