師匠に習うときは啐啄同時。
この「啐啄同時」という四字熟語。
昔からなんか好きなんですが、禅語が起源だったんですね~!
「啐(そつ)」とは、卵の中の雛が「もうすぐ生まれるよ」と内側から殻をつつく音。
「啄(たく)」とは、そんな卵の変化に気づいた親鳥が、「ここから出てきなさい」と外側から殻をつつく音です。
これが師匠と弟子の関係を表していて、「啐」と「啄」が、少しもずれることなくピタリと同時に行われるのが学びの理想なのです。
師匠がどんだけ教えたくても、弟子側がそれを学ぶタイミングに来ていないと、あまり効果はありません。
逆もしかりで、弟子側がどんだけ学ぶ姿勢に満ち溢れていても、そのタイミングで良き師匠に出会わないと、学ぶことはできません。
本当にこの世はタイミングがすべてです。
何を学ぶか。誰から学ぶか。よりも、どのタイミングで学ぶかです。
でもきっと、そのタイミングは目に見えないものが導いてくれるので、自分でどうにかしようと思わなくても大丈夫ですよ。
さらに言えば、学び以外の出会いもすべてタイミングですね。
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