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平均寿命が上がった要因

昔より平均寿命が上がったのは、医療の進歩より、公衆衛生の概念が広まったからと言われている。

実際に1900年前半と後半では、日本では死因が様変わりした。感染症と肺結核が抑えられた代わりに、生活習慣病が増えてきた。(厚労省HPより抜粋)

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実際に、日本人はキレイ好きと言われているが、思ったほどはそうでもない。明治時代に、日本の関東・北陸・東北・北海道を旅した英国人女性の旅行記を見ると、おおよそ宿や人々が汚いことに悩まされている。ノミなども多く、子供たちの皮膚も総じてただれている。

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いまの日本がこれだけキレイになったのも、国が豊かになったこともあるが、欧米から公衆衛生の概念を学んだのが大きいと思う。


身体の中も洗おう!

清潔に保つということがこれだけ重要なのだから、やはり自分の身体もキレイにしておいた方が良い。

もちろん現代人は身体の外側はキレイにしているが、問題は普段洗わない内側をどうしていくかだ。内側といっても、口から肛門に掛けては、まだ体外と言われている。

まず第一ステップとしては、鼻や胃腸の洗浄となるだろう。

”鼻の洗浄”は全員にお勧めする。鼻は構造上、どうしても花粉を始め色々な汚れが溜まっていってしまう。ネティポットなどを使えば1000円以下で、簡単に家でも日々洗うことができるようになる。

しっかり洗浄したあとの爽快感は格別だ。

胃も、ピロリ菌がいる場合は1回洗浄しておいた方が良いだろう。なんせ日本人の胃がんの99%は、ピロリ菌保持者から起こると言われているのだ。


腸内洗浄は良いのか?

腸内洗浄は一時期ブームにもなったが、やるべきかやらないべきかは、人によってくる。

単純に腸の状態が良い人は、デメリットの方が多い。
腸の状態が悪い人は、メリットの方が多い。という図式になる。

人間の腸には、産まれるときにお母さんから受け継いだ腸内細菌を原資とした、細菌たちのコミュニティが長年掛けて育まれている。精魂込めて作った畑のような土壌があるのだ。

その掛替えのない財産が腸内洗浄によって一瞬で失われる可能性が大いにある。腸内細菌の大切さは、そこら中で謳われているが、実際に、抗生物質などで腸内細菌がやっつけられると、ひどいときは自閉症になったり、様々な副作用を誘発する。

わが国ではウィルス性の風邪にも抗生物質を乱発するなどあり得ないことが起きているが、抗生物質なんてよっぽどじゃない限りは飲まないに限る。

だから自分の腸内の健康に、ある程度自信のある人は腸内洗浄はしなくて良いだろう。得てして、健康な健康オタクほどしたくなるものだが。


逆に腸内洗浄をした方が良いのは、あまりに宿便がひどいとか、食生活がひど過ぎて腸内環境があまりに悪化している人たちだ。そこまでの人たちにとっては、一回、腸を洗ってリセットするのも選択肢の一つ。便移植なども考えても良いかも知れない。


身体のもっと奥の洗浄

その次のステップとしては、ほんとうの身体の内部の洗浄という話になる。

肺洗浄、血液クレンジングなども実際に行われているし、薬草などを使用することによって、肝臓、胆のうなどの臓器の中も洗浄することができる。

わたしは、公害のあるような劣悪なところに住んでいたとか、よっぽど状態が悪くない限り、こういう特殊なことはしなくても良いと考えている。副作用的なことも0ではない。エドガーケイシー療法のヒマシ油湿布くらいならおすすめだ。

そもそも私たちの身体には、初期設定からデトックスの仕組みが備わっている。そちらを強化していく方がよっぽど自然で良いことだ。

デトックス作用のある食品を食べるように心がけたり、全身の細胞を元気になるように血流を回したり、適度な睡眠と運動。これができたら世話がないが、人間の浅知恵である西洋医療の小技をやってしまうより、もともと完璧な人間のメカニズムをサポートしていくような方法の方が絶対に良い。


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