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2024.6.23

もうじきこのリリック帳もページが埋まる
言いたいこと書き殴り殺したいこと山ほどある
真っ白なページが真っ黒になる始まりから終わりまで
頭からつま先まで全てがリアル 俺自身の分身なのさ
ナノ分子レベルでMishima Yukioばりナルシスト
時代違えば多分俺もあの志士みたくテロリスト
いつだってアンタを燃やすリリシストになりたい
剣や銃 ドラッグやミサイル リポストされない真実
独裁者どもの掲げるクソみたいな公約 口約束嘘八百
その他諸々に屈することのなかった自分史
このペンに宿したい この世界を愛すロマンチスト
プレイリストに追加するのは新しい未来でありたい
賑やかさの裏側 太陽の番外地 基地が近い 耳が痛い
誰からも見向きもされない灰色の空の下
そこに建設された県営団地 ホコリっぽい階段
ションベン臭い踊り場 ガタがきてる鉄扉
じいさんとばあさんがバスを待ってる
「よい子はここであそばない」看板だけがたたずむ
「ごめんあそばせ」その男、狂人につき今日も興ずる
ふと、何故こうなったのかを反芻する犯行前夜
偉そうな警察官や世間知らずな検察官
お前ら口を揃えてこう言う
「全てお前が撒いた種だ」ってな ぶっ殺すぞ
 でも本当はわかってる 誰よりもわかってる
このカルマから抜け出すには
いち早く自分の足で立ち上がらなきゃなってな
そのためには強さが必要だ
ハッタリじゃ足場から真っ逆さま
地に足ついた強さだ 見た目だけじゃ意味がない
賢さや建前、営業スマイル、ペルソナ、マリファナ
時にはバカのフリも必要なのさ
誰かが眠っている間に何をするのか
寝言、泣き言、戯言の前に働いて本を読め
神を拝むな 手が塞がる AIの倍オレなら足で稼ぐ
24時間生きてるあいだ全て 今この瞬間に捧げろ
待ってるだけじゃイスは用意されない
そりゃしょっちゅう嫌にもなるし鬱にもなる
「お前なんて何やっても無駄だ」って世界がつぶやく
肝心なのは誰かの論語じゃなくて
心の奥底でくすぶってる魂の散文詩
つまり自分自身の声だよ
チャンスなんてモンがもし存在するんだとしたら
その声は聞き逃しちゃ勿体ないよ
もうじきこのリリック帳もページが埋まる
DJプレミアのビートとトラック
Nasやコモンのリリックとラップ
読み掛けの文庫本たちがいつもスタンバってる
もうじきこのリリック帳もページが埋まる
真っ白なページが真っ黒に染まる 始まりから終わり
原産国は日本 そのルーツはブラックと武士道
黒いインクで冴え渡る光
白い余白にたたずむ闇夜
迷わず書いて書いて書いて書いていくんだ



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