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アクリル接着剤の注入補助ケースを作ってみる

アクリル接着剤に付属しているスポイド注射器(と言っておこう)
なかなか使いづらい
特にスポイド部分を指で押すとき、針の先から想定外の接着液が飛び出してしまう。
おそらく指の温度で中の空気が膨張し、指で押し出す以上の力と勢いが
加わるからなのだと思う。

このため、狙った場所へ針を当てる前にこぼれてしまう。

とりあえず、指の温度が伝わりにくくなるように
3Dプリンターでケースを作ってみることとし、設計してみた。
接着剤瓶から吸い上げたスポイド注射器をこのケースに入れ
羽状部分でスポイドを押すことで、指の熱が直接伝わらないように
考えてみたもの。
3Dプリンタのフィラメントの素材が、この動きに耐えれるのか?
この羽の大きさ、位置が適切な位置になっているか
肝心な、指の熱が伝わってしまう厚さか
など、実験していく必要はある

設計状態

次は、実際に3Dプリントして入れてみることにする。

サイズ確認の第1弾

うーん、ちょっと大きかった
これでは安定しないから、設計のサイズを変更。
でも、作ったこれも捨てるにはもったいない
隙間を埋めるものを作って入れれば
これも無駄にならないだろうから、
これも設計してみよう。
注入器を押すためのフラップ部分の強度、
曲がり具合は、良さそう

次にアクリルボックスを組み立てるときに
使い具合を確認してみよう!


下駄を履かせた状態
全体

と言うことで、ガタガタした隙間を埋める
下駄を作ってみました。
固定強化でちょっとだけ角を付けておいたところ
ベストフィット!
注入器に接着液を入れたあと、
この容器にセットし下駄を挿入すると
しっかり固定されました。

これで注入器に直接触れることは無いから
手の温度の影響は無くなるはず

試してみると、いい感じ
想定外の接着液の吹き出しは起こらないし
フラップでの押し出しも思い通りに出せる!

ちょっとだけ作った容器が割れたので
レジンで接着強化図ります!


UVレジンでトップ全体をコーティングし、ひび割れ部分も接着

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