日経平均予想 12/12-16

2022/12/09
日経平均現物終値 27901円
先物ナイト終値  27750円

先週(12/05-12/09)の値幅(先物価格)
予想 27280-28200 
結果 27420-27930
上に140円、下に280円外れた
SQ値 27576円
久しぶりの下に幻のSQ、いつ以来でしょうか?(調べる気ない)

来週(12/12-12/16)の値幅予想(先物) 27160‐28100


週足は陰線の予想です。
日本のSQ週の上げが息切れするイメージです。
ただ米国MSQ週のため乱高下はあると思われます。
その後は下目線です。

証券取引所が定めるボラティティから推定する来週の値幅(現物)
±1σ:27023-28799
±2σ:26144-29658
いつものことですが、±2σの範囲は上下ともに現実的ではない気がします。

日経平均現物75日移動平均線 27575円
日経平均先物日足一目均衡表の
転換線27970円
先行スパン2上限 27370円
に注目しています。
全体としては戻り売り基調で週を終えています。
オプション・先物残高は限月が切り替わったばかりであてになりません。週明けに建玉が明らかになればある程度動向が見えます。
12月の閑散相場が来ます。閑散に売り無しという格言があります。
以下は、チャートの移動平均線・出来高は需給を表していると考える移動平均線信者の観点からです。
日経平均先物チャートより
週を通してBB(65)+1σと0ラインの間で推移しており、5日移動平均線はかろうじて超えましたが、25日移動平均線よりしたで終えています。
SQ週の上への勢いがあっても決して強くない形で終えています。
25日移動平均線は+2σ~-2σで分布させると、11/14に+2σに最接近して0ラインを割り込んでいます。また ふぁるこすさんが開発したFC-2SMA-KRIというインジケーター(NASDAQ用に開発されたもので本来の使い方ではありません)でも、底に向かっているように見えます。他のオシレーターでも同様です。というようにチャートから下に向かっていくように見えます。
相場が大きく変わるとしたら、
日本時間12/13 22:30のCPI
予想前月比0.3% 前回0.4%、予想前年比7.3%前回7.7%  
コア 予想前月比0.3%前回0.3% 予想前年比6.1%前回6.3%
12/15 4:00の政策金利発表(予想+0.5% 前回+0.75%)
12/15 4:30からのパウエル議長の記者会見
あたりです。

上か下かが問題です。
チャート・需給的には、下に落とす方が容易いと思います。
というのも、11月末から12月初めにかけて日米指数の複数のテクニカル指標は日経平均が天井圏にあることを示唆していて、そこからチャートは下落を示唆し始めました。
米国指数の主要銘柄のオプションはコール寄りです。$AAPL はアップルカー発売延期の報道以降、下げ基調が続いています。指数はヘッジショートです。こういう中で上げていくのは無理があります。ペインへ相場が向かうと予想していて、ダウ先物のショートポジションを持っています。

為替

FOMCまではレンジ、米国の政策金利がほぼ確実に上がるので、また円安トレンドに向かうと思います。中長期(例えば1年後)では、米国の政策金利上限がはっきりしていれば円高に向かうと思います。

CPI

石油の備蓄を歴史的なレベルまで低下させても、インフレ抑制をするべく躍起になっています。消費大国の米国で政府も輸入物価相当気にしていて輸入物価の改善があり、インフレ率低下と予想(すご腕さんから教わりました)それに加えて統計手法の変更で10月のCPIは下振れと言われていました。米国CPIの先行指標とされる中国CPIは改善傾向です。10月よりドル安になっているので輸入物価にはやや為替の悪影響が出ると思われます。
12/13 22:30(日本時間)発表の11月CPIも改善を予想していますが、市場コンセンサス7.3%のハードルは高く、7.4-7.6%(前年同月比)と予想しています。
2022年11月米国CPI 
総合 予想7.3% 前回 7.7%
コア 予想6.1% 前回 6.3%

FOMC

FF rate +0.50%は既定路線で織り込み済みと見立てています。ターミナルレートは5%越えが妥当で市場は楽観視しすぎだと思います。発表されたばかりの雇用統計で就業者数は増えていましたが、賃金はアップしており、賃金インフレのしつこさが改めて示されました。これがターミナルレート上昇圧力となり、12/15 4:30(日本時間)~FOMC後のパウエル議長の会見はタカ派色を強めるものになる可能性があると思っています。
4:00の発表もしくは4:30-の会見で下落が始まるという想定でポジションをとっていて、追加する予定です。

米国指数

日経平均と相関の高いダウ平均に絞って書きます。
天井圏から崩れ始めたような動きをしています。ダウ現物の5/25日移動平均線が下を向いています。これが明確に上向かないと年末高は見込めません。
SP500/NASDAQ/RUSSEL2000に関しては100/200日線が下を向いた状態です。
オプションの偏りは本格的な下落には少し物足りない印象です。
CPI/FOMCを境に明確にbad news is bad newsとなり、相場から買い手が消えていき、最初はゆっくり、あるところから急落すると予想しています。
また、わたしが使っている天井圏確定サインが出ました。
何かのトリガーでトレンド転換、下落が始まると予想しています。
明確にbad news is bad newsとなれば、目線がインフレ→インフレ+リセッション=スタグフレーションとなった証拠なので、相場のムードが変わる気はしています。
こうなるとコンセンサスより上でも下でも、経済指標はインフレかリセッションのどちらかに悪さをすることが多く、指標のたびに株価下落する秋頃のDAXのようになるかもしれません。


ハンセン・上海指数

ゼロコロナ政策緩和のリリースが出ても、大きく反応するのはハンセン・上海指数のみで、日米欧の指数は大きな反応はしませんでした。あるとしたら移動制限の完全撤廃で素材高騰、インフレ加速、航空・旅行株高騰かなと思っています。
先週も書きましたが、どこかの時点でゼロコロナ政策はなし崩し的に撤廃されると思います。
今はその初期段階と捉えています。

1)CPIが前回より低く、コンセンサスより高い数値の場合
行って来いの値動きの予想
ダウ先物を売り上がります。

2)CPIが前回より低く、コンセンサスより低い数値の場合
株価は跳ね上がると思います。
余韻が2-4週ほど続いてからは売り目線です。
1)>2)でCPIもしくはFOMCで高値をつけて下落すると予想しています。
日米指数の値動きは2022年9月CPI前のような値動きを想定しています。
ダウ先物は多少踏まれてもホールドします、離れたところに逆指値を置いています。

ダウ先物で天井サイン確定サインが出ています。
売り上がっていきます。
ダウ先物3月限33600/34000ショート
12/13-15のパウエル議長の会見までにショートを追加予定です。
最終的にはCPI直前の値動きで判断します。
日経先物ノーポジです。
12/12,13はド短期ロング
27570L 27700L

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