iOS mail app に gmail のアカウントを設定する（G Suite の OAuth 対応）、そして若干のトラブル【解決済み】
Starting February 15, 2021, G Suite accounts will only allow access to apps using OAuth. Password-based access will no longer be supported.
G Suite が2021年2月15日以降、OAuth認証に対応したアプリのみ使用可能となるため、iOSメールなどで再設定が必要である、との連絡が届きました。それによると、G Suite で使用している google アカウントを、iOSから一旦削除し、再び登録することによって設定が完了するようです。
これまではユーザが別途パスワードを設定して、外部アプリによるGoogleサービスへのアクセスを制限しておりました。更にそれ以前はもっとフランクに外部にアクセス権を渡せるようになっていたと思います。それがOAuthの仕組みを利用することによって、アクセス権の管理作業を簡便化させると共に、セキュリティの向上を図ったわけですね。
OAuthというのは、つまるところ外部の認証機関を経由してアクセス権の正当性を確認する仕組みです（と、理解しています）。いわゆる二段階認証ですね。その概念については、こちらのサイトが非常にわかりやすかったです。
Google の場合はOAuthプロトコルに沿って自前でこれを用意しているようですね。今回、Googleアカウントの再設定をするにあたり、本人認証を複数の手段の中から、一つを選んで行うようになっていました。
Google 純正 GMail App 内にて認証 → 失敗！！
いきなり失敗でした。Googleアカウントの再設定を行っている際、本人認証の手段として、一番オススメ（？）っぽいのを選んでみたのですが、なかなかかどうして、これが上手く行かない。手順としては、
・iOS > Settings > Passwords & Accounts > Add Account
・Googleを選んでGoogleへのログインを行う
・「2段階認証プロセス」が、「iPhoneでGmailアプリを開いてください」と求めてくるので、言われた通りにアプリを開くと、"Signed in as ******" と表示され、本人認証が完了したような雰囲気となる。
・のだけど、新規アカウントは登録されていない。
の通りです。これを何度も繰り返したのだけどダメでしたね。
Google Authenticator を使用する → 成功！！
次に、二段階認証プロセスの画面で「別の方法を試す」を選び、「Google 認証システムアプリからコードを取得する」を選択。このアプリとはつまり、Google Authenticator のことですね。私はGoogleサービスの二段階認証として本アプリを使っておりますので、こいつから6桁の認証コード数字を取得し、認証画面のテキストボックスに食わせてやることで、無事処理が完了しました。
このあと、iOSの設定画面においてGmailの設定ができるようになり、純正mailのメールボックスにgmailの内容が表示されるようになりました。
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