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『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』“Knives Out” 懐かしいテイストの極上ミステリー映画

日本では「緊急事態宣言」が発令されたが(2020年4月7日)、香港でも在宅で不自由な生活が続いてる。そんな中 NowTVでは、配信を早めDVD発売前に始めたものもある。
映画『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』”Knives Out”(19年)もその一本。

香港でも映画館が休業になり、新作映画が見れなくなっていたのでありがたかった。

この『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』も、新型コロナ肺炎のおかげで見逃していた映画の一本。
しばらくは我が家で HKD32(約450円)劇場を楽しんでいこう。

映画ファンが騒いでいた作品だったので、どんなものかと思ったが、さすがに面白かった。

予告編 Reference YouTube

STORY
NY郊外の館で、巨大な出版社の創設者ハーラン・スロンビーが85歳の誕生日パーティーの翌朝、遺体で発見される。
名探偵ブノワ・ブランは、匿名の人物からこの事件の調査依頼を受けることになる。
パーティーに参加していた資産家の家族や看護師、家政婦ら屋敷にいた全員が第一容疑者。
調査が進むうちに名探偵が家族のもつれた謎を解き明かし、事件の真相に迫っていく―。
(公式サイトより)

公式サイトでも、ストーリーは導入部だけ。ミステリーなのでこれ以上は書くのはヤボというもの。

映画を見ながら、『オリエント急行殺人事件』(74年)『ナイル殺人事件』(78年)『名探偵登場』(76年)など往年の名作ミステリー映画を思い出した。それもそのはず、脚本・監督のライアン・ジョンソン(『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』)は、アガサ・クリスティにオマージュを捧げると共に、それらの映画を参考にしていたから。

見てもらえばわかるが、次から次へ展開するオリジナル脚本が見事で、最後まで飽きさせない。ライアン・ジョンソンは『スター・ウォーズ』撮るより、こっちの方が向いてると思う。もうSWフランチャイズに帰ってこないでください(笑)

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キャストも豪華で、競演のアンサンブルも映画ファンには楽しめる。ジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)とキャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)が一緒に出てるんだよ(笑)。
その他、クリストファー・プラマージェイミー・リー・カーティストニ・コレットマイケル・シャノンドン・ジョンソンキース・スタンフィールドアナ・デ・アルマスと味のある役者が勢揃い。

タイトルにもある通り、「刃の館」内でのドラマが続く。アメリカ映画なのに英国を見てるような感じがするのは、アガサ・クリスティを意識しているからだろう。
TVで『ジェシカおばさんの事件簿』のスペイン語吹替を見てる場面にニヤリ。ミステリー・コメディと謳われている通り、笑いどころもあり楽しめた。

知り合いの香港人が、この映画公開時に興奮して話してきた。その気持ちが今わかる。見終わって誰かと話がしたくなる、そんな映画だ。続編も製作予定。

いやぁ、久しぶりに新作映画が見れて、ちょっとスカッとした。映画好きは映画館へ行けないのはつらいもの。だが、今はガマンのしどころ。Please stay at home!

てなことで。

Image Credit
Knives Out 
https://www.lionsgate.com/movies/knives-out

最後までお読みいただきまして誠にありがとうございました!