ロボットてなんだろう

ふと思ったことの雑書きです

ロボットの定義

ロボットの定義でググると↓のNEDOの記事が出てくる.
https://www.nedo.go.jp/content/100563895.pdf

冒頭を読んだ感じ最初はヒューマノイドがイメージされていたが,時代と共に人型でなくても,自動・半自動的に動作する機械をロボットとみなすようになってきたようだ

確かに,僕の浅い人生の中でもアトム・アラレちゃんからSTARWARSのR2D2,ルンバへとロボットの認識の幅が増えている気がする

ロボットへの感情

別に人間の言葉がしゃべれなくとも自律的に動き,なにかタスクを行うことができる機械に対して知性と親しみを感じる

そう考えると,コーヒーマシンや全自動洗濯機も特化型のロボットと解釈することができる
煩わしい仕事をなにも言わず完璧に行ってくれる彼らは素晴らしく,調子が悪いととても困り,心配してしまう

まぁ,自分はプログラムしたり組み立てたりする側なので心配するよりも故障原因を考えたり,動きの仕組みを考えたりと,ペットや相棒と感じることは少ないのだが..
それが,自分が作ったものであればなおさらである.

ただ,自分が作ったものが想定外の動きをしたりすると面白いこともある
いわゆる学習である
コーヒーマシンや洗濯機は想定されたものを入れられ,仕事を行う
ジャムやイヌを入れられることは想定されていないため,その場合は適応できない
というかそんなことがあったら適応できてないのはユーザーのほうである
ロボットに罪はない

学習機能があるロボットは限定的であるが環境に適応することができる
たとえばルンバは初めておうちに着いた時はどこになにがあるのかは全く知らない
しかし,掃除をするにつれ自分の家のマップを作っていく
つまり新しい自分の家,環境の情報を学習しているのである

そこには知性があり,抽象化されたなにかが感じられる
最近は機械学習のパッケージが豊富にあり,特に知識がなくとも簡単な識別器くらいは作れてしまう.ルンバの100分の1くらいの知性でも
自分がプログラムしたものが勝手に変遷していくのを見ると面白いものである

プログラムした側としていない一般ユーザーが感じる印象は全く違うだろう
ただ,上述した学習機能を除いて,開発者も一般ユーザーと同じ印象を受ける要素を持つロボットはあると思う

例えば,QooboやLOVOTなどの可愛いロボットである
Qooboがしっぽを振るを見るのは純粋に可愛く思えるし,LOVOTが寄ってきて手をブンブンしたり,朝起きたらコケてそのまま充電切れで死んでいるのを発見したときは「しょうがないな」と思ってしまう

つまるところ,「タスク系」「癒やし系」のロボットでは,「癒やし系」が多くの人が同じ感情を抱きやすいのではないのだろうか

どんなロボットが欲しいか

ロボットは人間が作るものであり,自然発生はしない

人間の欲求が最上であり,その結果としてロボットが生み出される

上述した流れだと「タスク系」「癒やし系」が融合したロボットが一番求められているのではないかと思われるが,どうなのだろう

例えば,LOVOTがR2D2のようにコンピュータに繋がって宇宙船を操縦できたりしたら嬉しいか?洗濯機をハッキングして洗濯機を回してくれたら嬉しいだろうか

嬉しい人もいるし,悲しいひともいるかもしれない
当初感じていた可愛らしさからなにか違う頼もしさに変化すると思う
それがいいか悪いかはその人次第で,少なくとも感じる印象の個人差が大きくなる

この溝を埋めるには,多くのSF漫画であるように「カスタム」「着せ替え」ができるロボットを作ればいいのだろう

自分はタスクと癒やしロボットは明確に分けてほしい.かわいいどらえもんはいらないし,最終兵器彼女も遠慮する

ちょっと漫画のことを思い返すと,多くのロボットはただの癒やしロボットが少ない気がする.アトム・アラレちゃん・どらえもん・ハロ・R2D2など,可愛い見た目をしているロボットもみんな何かしらの機能を持っている

なぜだろう

ただの可愛いロボット,は実は新しい概念なのかもしれない

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