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私の悪い癖を話します


あまり登場回数の多くない出木杉君は

のび太にこれでもかというくらいの屈辱と

すぐには立ち直ることができない劣等感を与えます



とにかく頭が良くて物知りでのび太が一日かけても

できない宿題を10分で片づけてしまいます



絵画を習っているスネ夫よりも上手な絵を描きますし



スポーツ万能な身体能力には

ジャイアンでさえ一目置いています



丁寧な言葉遣いや言い回しは大人顔負けで

同級生のしずかちゃんを「くん付け」で呼んでいます




何を聞かれても正確かつ的確な答えを用意し

決して上から目線にならない態度で教えてくれます





なぜそんなに完璧なのかというと

答えは出木杉君だからと答えるしかないほど

超完璧な少年なのです


知らないわからないを認める


人には必ず癖というものがあるそうで

自分では癖などないと思っていても

大抵7つくらいは癖を持っていることを例えて

「無くて七癖」などと昔から言われてきました




当然私にも癖があって

自覚していないものも含めれば

七癖ではとても収まり切れないと思います






自分でも気づいている癖の中に

長い間思い悩んでいた悪い癖があります



他人に迷惑をかけるとか

傷つけるようなものではありませんが


その癖が出てしまった後で

何度か自己嫌悪に陥ってしまったこともありました






私はこれまで何もないところから形を創造するという

提案型の仕事を中心にしてきました



例えば提案するものの形は

丸でも四角でも三角でも良いのですが



なぜ三角なのかこれに理屈をつけて

クライアントを説得する必要があります



ある時は社会情勢を引用したり

歴史や文化を裏付けとしたり

もちろん費用対効果も説得材料の1つです



クライアントからの様々な疑問に対し

説得力を持って回答するには

根拠となるデータ収集は欠かせません





こうした作業を繰り返しているおかげで

他人よりも多くの知識を得ることができました



それはそれでありがたいことなのですが



それらの知識は本やネットから拾い上げたものなので

とても薄く底の浅い知識の寄せ集めでした




日常会話の中でもその浅い知識を使いますので

仲間内では「物知り君」として扱われます

ときには政治のはなし

ときには金融のはなし

ときには宗教のはなし

ときには都市伝説などなど

友人たちは何でも聞いてくるようになります




そのたびにどこかで聞きかじった知識を

得意げになって披露する私





いつしかわからないや知らないを言えない


「知ったかくん」


が出来上がっていました




仕事でもそうでしたが自分のつたない知識では

補うことができないものも当然あります



そんな場合でももしかしたら○○かもしれない

などと言って正確な返答を伸ばします

後になってそれを調べ○○の場合もあるね

などと自分の間違いを認めません





こうなると自分自身に嫌悪感を抱くようになります




知らないことを知らないとなぜ言えないのだろう




数年前まで本気で悩んでいました


わかったつもりでは潜在意識は変えられない


広く浅い知識を得る癖が染みついた「知ったかくん」は

話の本質を探ることも苦手でした




もともとスピリチュアル系の話が好きでしたので

引き寄せの法則や量子論などあれこれ検索しては

わかったつもりになっていました




メンターの「松田 豊さん」の存在を知ったのも

そうした検索で松田さんの動画に行き着いた結果です




「知ったかくん」にとって当初は

それほど興味をそそられるものではありませんでした




アファメーションや次元上昇について説明されても

すでに知識として持っているもの

そのように考えていたからです





ところがメンターは同じ話でも

聞く機会を何度も与えられたことに

感謝の気持ちを持ちなさいと言います



そして脳は1日で記憶の7割をなくすといった

科学的なことも同時に伝えます



「知ったかくん」だった私は同時に

「知ってるつもりくん」でもあったのです





文章や話の上辺だけを切り取って

理解している気でいたのです




のちに理解するようになったのですが

潜在意識は私の想像よりもはるかに深いもので

簡単に書き換えることはできないものですから

何度も何度も繰り返し繰り返し聞かなければなりません




そもそも拾い集めたような知識で

潜在意識の書き換えができるのでしたら

誰もが成功者になって貧困者はいなくなっています




これに気付かされてから

もっと自分に正直になろう

知らない自分を赦そうと考えました


正直な自分は素直な自分


知らないと正直に言えるようになった自分は



もうひとつ




素直さを身に着けようと決心しました



それまでは人の話を半分聞いて

その話がすでに分かっている内容であれば

自然と脳がシャットダウンしていました




同じ人がする同じ内容の話であっても

前回と全く同じになることはあり得ない

前回とは別の本質が隠れているのかもしれない




メンターから学ぶことでこうした考えに至ったのです




潜在意識に上書きできるように

素直な心で話に耳を傾けることにしたのです




まだ人に話せるほど驚異的な変化はありませんが

自分の中では少しずつ変わりつつあることを

実感できていますしどこかの時点で

記事にできるようこれからも正直さを保ちつつ

日々学びを続けていきます





ここまでお読みいただき
ありがとうございます

あなたのもとに 素晴らしいことが

たくさん たくさん

降り注ぎますように

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