資料作成のQCD
こんにちは。
ご訪問いただきありがとうございます。
今回は、“QCD” について書いてみたいと思います。
みなさんはQCDという言葉をご存じですか?
これはビジネスを進める上で考慮すべき重要な概念であり、特に製造業ではよく使われています。
QCDとは、品質、コスト、デリバリー(納期)のことであり、それぞれの頭文字を取った言葉です。
<製造業におけるQCD>
Q:Quality(品質)
⇒製品の品質
C:Cost(コスト)
⇒製品を生産するために必要となる費用
D:Delivery(納期)
⇒製品を顧客のところに届けるまでの日数
つまり、QCDとは
「品質の優れた製品を安く作って、できる限り早く提供すること」
になります。
顧客からすれば、品質は高ければ高い方が良いし、コストも安ければ安い方が良いですよね。そして、納期も早ければ早いほうが良いと思います。
しかし実際には、これら3つの要素の全てを同時に向上させることは非常に困難です。
品質を向上させようとすれば、これに対応するために相対的にコストも上がります。また、品質を向上させようとすれば、一般的には納期も長くなる傾向にあります。
このようにQCDは相互に関係しているため、この3つの要素の優先順位を決めた上で、バランスをとっていくことが必要になります。
こうしたバランスの考え方は提供する商品のコンセプトによって変わります。
例えば、レクサスのような高級ブランドであれば、コストが高くなっても品質を優先することになります。
一方で、100円ショップの商品であれば、100円の価格で提供するためにコスト優先の考え方になります。
もちろん “安かろう、悪かろう” では消費者に買ってもらえませんので、やはり一定レベル以上の品質は確保する必要があります。
そして、資料作成においても、このQCDの考え方が当てはまるのです。
QCDの概念を資料作成に当てはめると、Qは資料の内容、Cは資料作成に要する労力や手間、Dは作成完了までの時間となります。
<資料作成におけるQCD>
Q:Quality(品質)
⇒資料の内容
C:Cost(コスト)
⇒資料作成に要する労力や手間
D:Delivery(納期)
⇒作成完了までの時間
提案資料の作成においても、品質はやはり重要な要素です。
一定水準の内容になっていないと読んでもらえません。
さらに作成する資料の種類や内容、要求される水準などによって、QCDの優先順位を柔軟に変えることが必要になってきます。
このあたりの詳細については、また次回説明したいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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