小さな猫と大きな猫（大きな猫編）

我が家には、小さな猫と大きな猫がいます。

大きな猫は６歳です。生後６ヶ月の時に、我が家にやってきました。
それはそれはかわいい子です。

小さな猫をこよなく愛しています。たまに愛があふれて しつこくしすぎ、顔面にパンチを食らっています。でも、怒られてもひるまない真っ直ぐな愛情を持っています。尊敬します。

人懐っこい子です。お客さんが来ると、足元に身体をすりよせ　においを嗅ぎ、積極的におもてなしをしてくれます。なんなら、トイレに同行もしてくれます。みんなが君にメロメロになります。憧れます。

椅子に座っていると、足元にやってきて大きな丸い目で見上げてくれます。オレンジ色の綺麗な目です。低いダミ声でメェッ！と鳴きます。うんうん。大好きだよ。

足元にすりよってくるクセに、抱っこすると嫌がります。たまに愛があふれて嫌がっているのに抱きしめてしまいます。嫌がっているときだけ、口から臭い息を吐くけど、臭さまでかわいい。

鼻炎持ちで、よく鼻水をたらしています。鼻がつまって、ズービーズービーとダースベイダー卿のような寝息をたてていることもあります。豪快なくしゃみで鼻水をまき散らすこともあります。なんとか、薬で抑えつつ暮らしています。頼むよ。長生きしてよ。ごめん。なんか泣きそう。

布団のようなフカフカした場所が嫌いで、段ボール箱で寝る子でした。しかし、この前の冬は布団の暖かさを知ったようで、一緒に寝てくれていた時期がありました。６キロの猫が乗ってくると重さで目が覚めてしまうけど、それもまた幸せ。
季節が変わり、今は私の布団の横においた段ボール箱で寝ています。夜中にそっと手をつないでみたりします。暖かい手。いや、足？もう、なんでもいい。永遠に今が続いて欲しいだけ。

足元をついてまわってくれるので、うっかり踏んだり蹴ったりするのですが、全然怒りません。どんなに嫌なときも、引っかいたり、噛みついたりしません。我慢強い優しい子。

よく遊ぶ子です。ボール遊びが大好き。見事なドリブルを披露してくれます。大きな体で走るので、デチデチデチとアテレコしてしまいます。でもジャンプは苦手。高い所には登れません。ちょっとドンクサイところも好き。

そんな大きな猫が待っているので、お家に帰るのが楽しみです。
カリカリを買うために仕事もします。
身体が大きな猫だけど、私にとっては もっと大きな存在。愛してるにゃ。

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