ワークショップって何だろう(2)身近にあったWSたちの話
毎度おなじみ?山本ノブヒロです。
扉絵になるかな、と思ってプロッキーでバナーっぽいものを描いてみました。
…まあまあ?ですけど、もっと「ノブヒロ」強く書けばよかった 笑
明日もう一枚、ちょっと再チャレンジして描いてみますね。
前回の予告もありますので…
今回は、わたくし山本が「WSの勉強を始めるまえ」に、
WSという言葉と、どのようにして、何をきっかけに出会っていたか、
について。書いてみたいと思います。
思い返せば、場面として 4つ のエピソードがあるんですよね。。。
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1,ゼミの同級生の口から聞いた
もう何年も前の話。大学時代のゼミの同級生Fが、とつぜんNPOを立ち上げたの何だの、という話になった。
俺「なんのNPOなん?」
F「なんかねー、劇団、というかダンサー、というかダンスとかやってるひとをね、学校とかでワークショップを広めていこう、みたいなこと」
俺「…? それは…具体的には何をするの?」
F「劇団っていうかコンテンポラリーアートのひとにね、身体表現みたいなもので、子どもたちに体験してもらおう、みたいなやつなんやけど」
俺「… そーなんや…」
当時の私には、「たまに学校にそういう人が来て、普通の授業じゃない体験させること、あるよね」くらいの印象でしか受け取れなかった。
しかし教職の免許も持っているし、大学院で紛いなりにも学校教育の研究をしていた私にとっては、
【教育効果の高そうな、教科学習以外の体験の時間みたいなものに
「ワークショップ」というものがあるな】
くらいの印象でしかなかった。
!書いてて思い出したのですけど、関西にいる頃に
なんかコンテンポラリーダンスアートのひとのWSに参加した記憶が
うっすらとある。スリムでめっちゃ美人のひとともう一人。
具体的に思い出せない… あとからFにきいてみよう笑
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2,東急ハンズで財布とかつくるWSをやっている
わたしは大学生くらいの頃から、革小物、特に
ヌメ革のナチュラルカラーに目がないのですね。見てるだけで楽しい。
東急ハンズの革小物コーナーによく立ち寄るのですけど、
「ワークショップのお知らせ」というチラシがよく貼ってある。
どうやら、革小物を講師と一緒にハンドメイドできる
講習会、体験会のようなものを指しているようだ。
特に意識したこともないが、たぶん、当時からの印象は
【講師に習って、一緒に工作したり制作したりするような
カルチャークラブでやってそうなことを、
ワークショップと称するものなんだなぁ】
くらいのものでした。
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3,WSD育成プログラムの説明会を紹介される
数年前から、わたしは渋谷や新宿で、
「オトナが仕事帰りに寄り道して遊べるような、
心のストレッチになるような場」
が作れればな、と思い、【Bon-s】(平凡なぼくら、の意)という名前の
社会人交流会というか、遊び会を、今でもちょこちょこ開催しています。
その開催に使っていた場所で、
ボードゲームの会を主催していた、Hさんという方と知り合いました。
お互いの会に遊びに行くうち、いろんな会話をするようになりました。
あるときHさんが私に言いました。
「のぶさん、青山学院大学でやってる
【ワークショップデザイナー育成プログラム】ってのがあってね、
たぶんのぶさんにとっても、役に立つ、おもしろいものだと思うから
こんど説明会とかあるんだけど、興味ある?」
そのとき、私は、
「面白そうではあるけど、授業料が払えないな」と感じ、
そのままスルーしてしまいました。
※いま(2016/11)、まさに、私はここの受講生なわけですが
Hさんとは、その後もボードゲーム関連や勉強会などで
何度も顔を合わせていました。
その際に、Hさんの関係者だ、友人だ、というと
「ワークショップ関係のひとですか?」と言われることが多々ありました。
【どうやら専門的にワークショップを勉強する仕組みがあり、
一般にはどうあれ、少なくとも関係者にとっては、
専門性をもった概念として、ちゃんと確立されているのだな】
ということは分かりました。
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4,なんか知らんが会社の某部署が「○○部ワークショップ」をはじめた
私には直接関係の無いことなのですが
「○○部ワークショップ」というものを、会社の某部署が
2年くらい前からでしょうか、はじめました。
おぉ。WSするんや。どんなことするんやろう。興味あるわ。
でも直接参加できる立場じゃないから、
まあちょっと会議室を(ガラス張りなので見ようと思えば見える)
ちらちら覗いてみよう(けして良いことではないと知りつつ)。
前を通りがかってみる。
暗い部屋でプロジェクタ使って誰かがなんか話してる。
技術系のこととか共有してるように見える。
また前を通りがかってみる。
誰かがスライド使って何かの発表をしているように見える。
さっきと変わらん。てか講義とか説明会みたいな雰囲気やな。
しばらくして前を通りがかってみる。
やっぱり前で誰かが話してる。それを皆が聞いてる。
毎回そんな感じ、に、外からは見える。
俺は参加したコトが無いので、会の実態は定かではないが、
外から覗いている限り、
「誰かが何かを報告したり、共有したり、発表したりしている“だけ”」
だった。
ここから私が感じたことは
【オトナが複数人数あつまって、何かを勉強する場があれば、
それでワークショップなの…か?】
という疑問ですね…
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そんなこんなで、2016年春くらいまで?の、
「真面目にWSDを志す以前のわたし」
の頭のなかにある、ワークショップって、なに?の答えは、
【学校で子供に特活で体験させてるダンスとかアートとかのやつ】
とか
【東急ハンズで講師と一緒に財布作ったりするやつ】
とかで、
【なんか専門的に作ったり活動したりしてるような人もいること】
で、
【オトナがなんか集まって学んでりゃ、もうWSなのかもしんない】
くらいのものでした。
そこから紆余曲折もあり…(この内実もそのうち書きますね)、
「ワークショップをつくる、ということを本気で考え、学んでみたい」
と思いたった私は、
Hさんの勧めを思い出し、WSD育成プログラム の門を叩いたのでした。
そして、なんと、
わたしに生まれて始めてワークショップという言葉について考えさせた
同級生Fも、関西で開催中のWSDのスタッフだったんですね…
御縁ですね。
もうすぐ、WSD23期の全課程が終わります。
めちゃくちゃ勉強になったし、めちゃくちゃ楽しかった。
心から、このプログラムに出会わせてくれたHさんに、
ありがとうを伝えたい。
さて次回は、勉強した後のわたしが
「ワークショップって、なに?」
という問いに対して、何を考え、どう答えるのか。という
お話を書いてみたいと思います。
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