【人間観察】どうしたんだ?
P社の 夜間警備員をしている友人Y君の話だ。
二人 体制で、夕刻 から翌朝 まで夜間警備に従事しているY 君。
以前のnoteで、相方Sさんの奇行ぶりを、報告させていただいた続編というとろころだが。警備員さんの世界には、ブログねたになりそうな、オモシロイ方々が、たくさんいらしゃるようだ。
今回は、この春から、仲間に入った若きO君の話だ。
10日間の研修中にも、O君のエキセントリックな行動に、Y君は手を焼いたそうだ。
初めに渡された5~60個の鍵の束を見て、「こんなにたくさんの鍵なんて覚えられない」というので、何とか宥めすかして、何とか覚えようとする気にさせたのだが。
暗がりで懐中電灯の光では、見分けがつかないと、泣き言を言って困らせたそうだ。
ある夜のこと。
O君と巡回中、彼のスマホが鳴った。「嫁からです」というので、夜中の電話だから、何か緊急かもと、特例として応答を許したそうだ。
どうしたんだ?と、Y君が聞くと、「嫁が独りで寂しいといって泣くんです」とのこと、今、すぐ帰宅したいというO君を、また宥めすかして、何とか朝まで勤めさせたものの、翌日から出社してこなかったらしい。
恐ろしきは、Z世代だ!と、Y君は締めくくった。
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