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あれが宵の明星だよ!迫る夕闇の彼方を指した彼の指先が、街灯の明かりの中で僅に震えている…
確かに消して出掛けたはずの私の部屋に、明かりがついている。合鍵を持たせたあの人が、突然…
父の介護は近くに住む妹に任せっきりだった。今夜が峠だと知らされ、最終の新幹線で駆けつける…