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【遊戯王】「ヴァンパイア」って何をするテーマなの?

はじめまして、のぼると申します。
初投稿のため至らぬ点が散見されると思いますが、温かい目で見ていただけると幸いです。

本記事は「ヴァンパイアに興味がある/知っているけど、具体的にどんな動きをするかわからない」という方に向けて、「ヴァンパイア」の動きを主に先行展開に焦点を絞って紹介するものとなっております。
私が数年間フリー用に握り続けて得た知識や感覚を皆様にお伝えできたらなと思います。

※展開に限った話をする都合上カードの紹介は、ニューロンで調べれば出てくるので最小限にとどめています。本当に0から始めたいという方には他の方がもっとわかりやすい記事を書いていらっしゃるのでそちらをお勧めします。

※「ヴァンパイア」とアンデットしかほぼ握ってこなかった私の狭い見識から作られたレシピ・展開ですので、そのあたりはご了承ください。

レシピ

私が普段使っているレシピを先に載せます。

遊戯王ニューロンで随時更新しています↓

各カードの採用理由については後日記事を書くつもりですので割愛します。
メインデッキ40枚、エクストラデッキ15枚で普段から使っています。

書きました↓(2022/11/08追記)

ヴァンパイアってどんなテーマ?

「何をする」の前に、改めてテーマについて話します。

ヴァンパイアは闇属性アンデット族のモンスターからなるテーマです。

コントロール奪取を得意とし、ライフに関わる効果を多数有します。その姿はまさに吸血鬼。おしゃれ過ぎる、ふざけるな。

アンデット故に手厚い種族サポートを享受できるのも大きな魅力となっています。

ヴァンパイアで何をしよう

本題です。どうやって戦うか、具体的に紹介したいと思います。

1.「竜血公ドラクレアヴァンパイア」

どらくれあ(かっこいい)

<効果>
このカード名の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚に成功した場合、相手の墓地のモンスターを2体まで対象として発動できる。そのモンスターを効果を無効にして自分フィールドに守備表示で特殊召喚する。
②:モンスターの効果が発動した時、その同名モンスターが自分・相手の墓地に存在する場合に発動できる。その発動を無効にする。
③:相手の墓地からモンスターが特殊召喚された場合、自分フィールドのモンスター2体をリリースして発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。

こちら、「ヴァンパイア」唯一の制圧効果を持つモンスターになります。

召喚時には①の効果で相手墓地からモンスターを2枚蘇生できます。
「ヴァンパイア」には持ち主が相手のモンスターを問答無用でX素材にできるXモンスターがいるのでそのままX召喚も可能です。

特筆すべきは②の効果。つまりどういうことかというと、生きる墓穴の指名者だということです(「D.D.クロウ」のような使い方はできないので少々語弊がありますが)。手札誘発系統を全て無効化できると言いつつも、出す前に絶対打たれるのでそこに期待はし過ぎないようにしましょう。先行で出しておけば刺さる相手には刺さります。

③の効果ではコストがちょっと重たいけど自己蘇生できます。
墓地にいるだけで、特に相手に干渉しないモンスターでも2体並べばデカイ指名者に化ける可能性が生まれるのは無いよりマシありがたいです。

2.『ヴァンパイアの支配』+「ヴァンパイア」モンスター

破壊できないと回復はできない

<効果>
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分フィールドに「ヴァンパイア」モンスターが存在し、モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時に発動できる。その発動を無効にし破壊する。その後、破壊したカードがモンスターカードだった場合、自分はその元々の攻撃力分だけLPを回復する

「ヴァンパイア」モンスターがいれば使える専用のカウンター罠です。モンスター効果、魔法、罠の発動全てに対応しています。発動を無効にするので『迷い風』のような墓地から効果を発動する魔法・罠には注意が必要です。

モンスターの効果を無効にして破壊できれば「ヴァンパイア」モンスターが多用するライフコストを一気に確保することも可能です。

後述の「眷属」の効果でサーチも可能で非常に使いやすくなっています。
場に「ヴァンパイア」をどのように、何体残すかもキモになってきます。

先行ではこの2つのどちらかを構えられるように意識しています。
私の想定する対戦環境は先行1~3妨害くらいなので、不確定だけれどうざいっちゃうざい「竜血公」は非常に重宝します。

3.「フロイライン」×「領域」

「ヴァンパイア・フロイライン」

パワー系お嬢様(脳筋)

<効果>
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:モンスターの攻撃宣言時に発動できる。このカードを手札から守備表示で特殊召喚する
②:自分のアンデット族モンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に1度、100の倍数のLPを払って発動できる(最大3000まで)。その自分のモンスターの攻撃力・守備力はそのダメージ計算時のみ払った数値分アップする。
③:このカードが戦闘でモンスターを破壊したバトルフェイズ終了時に発動できる。そのモンスターを墓地から可能な限り自分フィールドに特殊召喚する。

まずはイカレ打点上昇「フロイライン」のお話から。

何と言っても②の3000までライフを代償に火力を盛れる効果が強いです。血の力を用いて戦う吸血鬼然とした効果に惚れ惚れします。

①の効果で自軍の打点上昇と自衛、攻守両方において手札からポンと出て活躍できるのも非常に”偉い”。

コストこそ大きいですが、返しのターンに③の効果を狙って攻撃力3500までの相手モンスターを無理やり奪いにいくことも可能です。

「ヴァンパイアの領域」

†領域展開†

<効果>
①:1ターンに1度、500LPを払って発動できる。このターン自分は通常召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズに「ヴァンパイア」モンスター1体を召喚できる。
②:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、自分の「ヴァンパイア」モンスターが相手に戦闘ダメージを与えた場合に発動する。その数値分だけ自分のLPを回復する

次に「領域」です。
500のLPを代償に召喚権を増やす効果と「ヴァンパイア」モンスターが相手に与えたダメージを回復する効果を持ちます。

①の召喚権を増やす効果は重要です。初動札が止められてしまったとしてもこのカードがあればなんとかできる余地が残ります。「支配」と同様にサーチが可能なので展開の補助として重宝しています。

そして②の効果なのですが、察しのいい方はもうお気づきかもしれません。と言うか見出しに書いてある通り、「フロイライン」と組み合わせることでその真価を発揮します。

「領域」がある状態で「フロイライン」の②の効果で3000払ってみましょう。


相手は死にます ※死にません


ショックで死んでしまう可能性はありますが、正しくは相手が一方的に損をする盤面が完成します

例えば自場に守備表示の「フロイライン」が、相手場に「青眼の白龍」攻撃表示で存在する場合、相手は(とりあえず1000だけでもライフを払わせるか…。)という考えの元攻撃をしてくるでしょう。仮にこちらが3000払ったとしても反射ダメージは2000でこちら側の負担の方が大きいわけです。

しかしここで「領域」があったとすると、「フロイライン」で3000払えば反射ダメージ2000分をこちらが回復、結果的に自分は1000回復、相手は2000ダメージというような理不尽の形成が可能になるのです。

相手が「竜血公」や「支配」の対応に追われ、「領域」の処理が間に合わなかった
際は手札から「フロイライン」を出してドヤ顔ができるということです。これが本当に気持ちよくてやめられません。

返しのターンに無防備にも攻撃表示の相手モンスターに対し、他の上級「ヴァンパイア」(攻撃力はだいたい2000以上)の火力を”ブチ”上げて、

5800パンチ‼️‼️3000回復‼️‼️‼️う”わ”ぁ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”‼️‼️‼️‼️

と叫んだ日にはアドレナリンが過剰に分泌されて失神してしまうかもしれません。大会ならば時間切れによる勝利の可能性が残りますが、今回想定してるのはフリー対戦なので、せっかく戦ってくれている相手に迷惑をかけないようにアドレナリンの放出量を調節できるよう日頃から訓練しておくことをお勧めします。

茶番はさておき、妨害こそしないものの突破しづらい盤面が完成するので初手が本当に苦しい時はこの2枚だけ用意することがあります。
中盤や後攻ではこの2枚が「ヴァンパイア」の核になります。
上記3つに加えて最近追加された新規カードを交えた盤面も紹介します。

4.「幽鬼」×「サッカー」×「アンデットワールド」

「ヴァンパイアの幽鬼」

2021/10/16に登場

<効果>
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚に成功した場合、手札及び自分フィールドの表側表示のカードの中から、このカード以外の「ヴァンパイア」カード1枚を墓地へ送って発動できる。デッキからレベル4以上の「ヴァンパイア」モンスター1体を手札に加え、デッキからレベル2以下の「ヴァンパイア」モンスター1体を墓地へ送る。
②:自分・相手のメインフェイズに、墓地のこのカードを除外し、500LPを払って発動できる。「ヴァンパイア」モンスター1体を召喚する。

新たに登場したつよつよ初動の「幽鬼」。
彼女(諸説アリ)の登場によって「ヴァンパイア」に興味が湧いたという方もいるかもしれません。

①の効果は「ヴァンパイア」カードをコストに要求するものの、墓地肥やしとサーチを同時にこなせて非常に優秀です。

レベル2以下の「ヴァンパイア」は2体いて、どちらも墓地から自己蘇生が可能です。さらに彼らもそれぞれ特殊召喚時にモンスターと魔法罠をサーチする効果を有します。

自己蘇生のコストは「幽鬼」と同じなので、召喚時効果を使った後にそのまま下級のコストになれるところが本っ当に偉いです。

有能すぎて怖い。どれくらい怖いかというと約一年半前に望んでいたものが明らかにオーバースペックでKONAMI”様”からプレゼントされるくらい怖いです(?)。

「竜血公」すらいなかった頃の喚き声

しかし恐怖はまだ終わりません。
ここからが本番ですと言わんばかりにヤケクソで付けられた②の「ヴァンパイア」を召喚できる効果。

相手ターンにも使えます。

遊戯王、始まったわ(確信)。
展開の補助を一人でめちゃめちゃにこなしてくれます。

「ヴァンパイア・サッカー」

サッカーの意味は「吸う者/sucker」

<効果>
アンデット族モンスター2体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを相手フィールドに守備表示で特殊召喚する。特殊召喚したそのモンスターはアンデット族になる。
②:自分・相手の墓地からアンデット族モンスターが特殊召喚された場合に発動する。自分はデッキから1枚ドローする。
③:自分がモンスターをアドバンス召喚する場合、自分フィールドのモンスターの代わりに相手フィールドのアンデット族モンスターをリリースできる。

アンデット2体から出るリンクモンスター、「サッカー」
「サッカー」は3つの効果の連携がめちゃくちゃ美しいです。

①相手の墓地のモンスターを蘇生②アンデット扱いだから1ドロー③アンデット扱いだから生け贄としてリリースまで一気に行けます。
生け贄を確保しつつドローもしてしまう優れものとなっております。

「アンデットワールド」

②の効果まじで忘れる

<効果>
①:フィールドの表側表示モンスター及び墓地のモンスターは全てアンデット族になる。
②:お互いはアンデット族モンスターしかアドバンス召喚できない。

言わずと知れたアンデット族の代表格、「アンデットワールド」
効果は非常にシンプル。
最近は『屍界のバンシー』の登場によって発動が容易になりました。

さて、この3枚が揃った時に何ができるかもうお分かりですね。
相手ターン中に相手モンスターを生け贄にアドバンス召喚ができるようになるってことです。

相手モンスター2体を要求しますが、「竜血公」をアドバンス召喚すればリリースした相手モンスターをそのまま蘇生し墓地利用させない上に、「サッカー」の効果でドローも狙えます。アド差が凄いことになってますね。

「ヴァンパイア」でできること、理解わかってきたでしょうか。
4つの盤面はどれも初動札+「ヴァンパイア」カードから簡単に作ることができるので安定感もかなりあるように感じられます。

展開をサポートするカード

ここで、この4つの盤面を作る上でよく使うカード達を紹介したいと思います。

『シャドウ・ヴァンパイア』

車道ヴァンパイア

<効果>
このカードをX召喚の素材とする場合、闇属性モンスターのX召喚にしか使用できない。
①:このカードが召喚に成功した時に発動できる。手札・デッキから「シャドウ・ヴァンパイア」以外の闇属性の「ヴァンパイア」モンスター1体を特殊召喚する。この効果で特殊召喚に成功したターン、そのモンスター以外の自分のモンスターは攻撃できない。

召喚時にデッキから「ヴァンパイア」を場に出せる上級です。
召喚時にしかリクルート効果は使えないので「領域」や「幽鬼」の効果でサポートしてあげましょう。

リクルート先のモンスターでしか殴れない制約がるので先行に出したいです。
逆に言えばそれしか制約が無いので「竜血公」をポンと出してそのままターンエンドするだけで制圧ができます。

『ヴァンパイア・ソーサラー』

このフォーマット欲しい

<効果>
①:このカードが相手によって墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから闇属性の「ヴァンパイア」モンスター1体または「ヴァンパイア」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
②:墓地のこのカードを除外して発動できる。このターンに1度だけ、自分はレベル5以上の闇属性の「ヴァンパイア」モンスターを召喚する場合に必要なリリースをなくす事ができる。

相手によって墓地へ送られると「ヴァンパイア」カードをサーチでき、墓地から「ヴァンパイア」のリリースコストをなくす効果を持つ下級。

事故ってセットエンドしたとしても戦闘破壊されれば①の効果で「フロイライン」がサーチできるので耐えに有用です。

多用するのは②のリリースコストを無くす効果ですね。
「シャドウ」や「竜血公」などの強力な上級が多いヴァンパイアには非常に貴重な効果です。

「幽鬼」や次に紹介する他の下級2体は「ヴァンパイア」をコストに要求するので積極的にコストとして人生を全うしていただきたいところです。

『ヴァンパイアの使い魔』

「つかいま」って名前のTwitterアカウントがあればそれは私です

『ヴァンパイアの眷属』

「リンクリ」にも「アルミラ」にもなれません😭

<効果>
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが特殊召喚に成功した場合、500LPを払って発動できる。デッキから「ヴァンパイアの使い魔」以外の「ヴァンパイア」モンスター1体魔法・罠カード1枚を手札に加える。②:このカードが墓地に存在する場合、手札及び自分フィールドの表側表示のカードの中から、「ヴァンパイア」カード1枚を墓地へ送って発動できる。このカードを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。

「ヴァンパイア」カードをコストに自己蘇生でき、特殊召喚時にそれぞれ「ヴァンパイア」モンスター/魔法・罠をサーチできる表裏一体の下級です。

①の効果は特殊召喚時にしか使えないのは注意が必要です。
明らかに「眷属」が「使い魔」よりも恵まれないステータスをしていることからわかるように、「ヴァンパイア」における魔法・罠は強力です。

基本的に「眷属」は「領域」か「支配」のサーチを行い、「使い魔」は臨機応変に対応していきます。

②の効果で自己蘇生すれば即座に①のサーチ効果につながりますが、フィールドを離れる際に除外されてしまうのでリソース管理が難しくなっています。

総合的な評価としては『かけがえのない存在』です

『ヴァンパイア・アウェイク』

<効果>
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:デッキから「ヴァンパイア」モンスター1体を特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはこのターンのエンドフェイズに破壊される。

デッキから「ヴァンパイア」を持ってこれる有能罠カード。シンプルに強いテキストをしています。
罠故に展開に直接関わるわけではないですが、必要があるので紹介します。

では何をデッキから持ってきたいか、先ほど紹介した2枚の下級が候補の筆頭となります。

下級2枚はどちらも特殊召喚時にサーチ効果を持っています。さらに墓地から自己蘇生効果する効果も持っているわけですから、実質「おろまい」とサーチを同時にこなしているようなものなんですね。

バトルステップに「使い魔」を出せば「フロイライン」をサーチでき、壁を増やしながら次ターンにつなげることができます。

『ユニゾンビ』

「うらら」打たれても手札墓地に送れるの偉過ぎ

<効果>
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。手札を1枚捨て、対象のモンスターのレベルを1つ上げる。
②:フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。デッキからアンデット族モンスター1体を墓地へ送り、対象のモンスターのレベルを1つ上げる。この効果の発動後、ターン終了時までアンデット族以外の自分のモンスターは攻撃できない。

現代アンデットの顔、最強おろまいチューナーの『ユニゾンビ』くんです。
個人的に先行で一番引きたいカードです。

「ハリファイバー」になれるので「ヴァンパイア」にシンクロを混じえた更なる展開力をもたらしてくれます。
先行以外にも器用に立ち回れるので本当に頭が上がりません。

『グローアップ・ブルーム』

「使い魔」同様ステータスが”偉い”

<効果>
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが墓地へ送られた場合、墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキからレベル5以上のアンデット族モンスター1体を手札に加える。フィールドゾーンに「アンデットワールド」が存在する場合、手札に加えず特殊召喚する事もできる。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はアンデット族モンスターしか特殊召喚できない。

重めの制約を抱えつつも非常に便利なサーチ効果を持ちます。

「エルドリッチ」を手札に加えたり、「ドーハスーラ」を場に出したりと方々で活躍している彼ですが、上級アンデット族を多数有する「ヴァンパイア」においてもその手腕を遺憾なく発揮してくれます。

「ハリファイバー」によってデッキから登場できる他、どこから墓地へ送られてもサーチ効果が使えるため、「ユニオン・キャリアー」で装備させたモンスターがフィールドを離れた際にも効果が発動する点が評価の高いポイントです。

ヴァンパイアで動こう

いよいよ実際の動きの方を紹介したいと思います。

※最新のテーマ展開例はこちらで紹介しています↓

最新リミットレギュレーションに対応した展開例を先行11例、後攻2例紹介しているので是非、併せてご覧ください。

「ユニゾンビ」+「ヴァンパイア」カード

条件:ライフコスト1000
盤面:「シャドウ」「竜血公」「ハリファイバー」「領域」

  1. 「ユニゾンビ」通常召喚、自身を対象に②の効果で「眷属」をデッキから墓地へ

  2. 「眷属」の②の効果で手札の「ヴァンパイア」カードコストに自己蘇生し、①の効果で500のライフを払って「領域」をサーチ

  3. 「領域」発動、500払って①の効果で「ヴァンパイア」の召喚権追加

  4. 「ユニゾンビ」+「眷属」で「ハリファイバー」リンク召喚、効果でデッキから「ブルーム」を特殊召喚

  5. 「ブルーム」1体で「リンクリボー」をリンク召喚、「ブルーム」の効果で自身を除外して「シャドウ」をサーチ

  6. 増えた召喚権を行使して「リンクリ」をリリースして「シャドウ」をアドバンス召喚、効果でデッキから「竜血公」を特殊召喚

さらに相手ターンに「ハリファイバー」の効果で「シューティングライザー」をシンクロ召喚扱いで特殊召喚し、効果で「馬頭鬼」を墓地へ送りレベルを3に変更、そのまま②の効果でレベル5の「シャドウ」とシンクロ、「カオスルーラー」を出せば後続を墓地送り&回収ができ、「ライザー」が光属性なので自己蘇生の準備もバッチリです。

他にも「ライザー」で「使い魔」を落とし、6+5で「サイコ・エンド・パニッシャー」を出せばライフ差によって耐性を持ったデカブツが登場することになります。

相手バトルフェイズ開始時に攻撃力1000アップ(永続)

この展開が、「幽鬼」が登場する前に私がよくやっていたものになります。
サイコエンドくんに関しては一昨日思いつきました。

もし「ユニゾンビ」+「ヴァンパイア」カード+「領域」の3枚が引き込めたならば「眷属」のサーチ先を「支配」に変更して妨害枚数を増やすことができます。「支配」を引いたならば紹介したルートを通った後にセットすればOKですね。

他にも「ユニゾンビ」と「領域」からスタートした場合、「眷属」のサーチ先を「領域」と「支配」で選べるようにもなります。

個人的には「ヴァンパイア」というテーマの特性を最大限生かしつつ戦っていくとなると「領域」を残し続けるのが強いと思っています。

「幽鬼」+「ヴァンパイア」カード

条件:ライフコスト1000
結果:「シャドウ」「竜血公」「支配」

  1. 「幽鬼」通常召喚、①の効果で手札の「ヴァンパイア」カードを墓地へ送ってデッキから「シャドウ」をサーチ、「眷属」を墓地へ送る

  2. 墓地の「眷属」の②の効果でフィールドの幽鬼をコストに自己蘇生、①の効果で500ライフをコストにデッキから「支配」をサーチ、セット

  3. 墓地の「幽鬼」の②の効果で自身を除外して「眷属」を生け贄に手札から「シャドウ」を召喚、シャドウの効果で「竜血公」をデッキから特殊召喚

「眷属」のサーチ先は好みで「領域」に変更可能です。
その場合は「幽鬼」を墓地に残せますね。

「使い魔」+「領域」+「ヴァンパイア」カード

条件:ライフコスト2000
結果:「ユニオン・キャリアー」「シャドウ」「竜血公」「領域」手札「フロイライン」

  1. 「領域」発動、500ライフ払って①の効果で召喚権追加

  2. 「使い魔」通常召喚、1体で「リンクリボー」をリンク召喚

  3. 墓地の「使い魔」の②の効果で場の「領域」をコストに自己蘇生、①の効果で500ライフをコストに「幽鬼」をデッキからサーチ

  4. 増えた召喚権で「幽鬼」を通常召喚、手札の「ヴァンパイア」カードを墓地へ送って①の効果発動、「シャドウ」をサーチ、「眷属」をデッキから墓地へ

  5. 「眷属」の効果で場の「幽鬼」を墓地へ送り②の自己蘇生効果発動、500のライフを代償に①の効果で2枚目の「領域」をサーチ、発動

  6. 「眷属」と「リンクリボー」で「ユニオン・キャリアー」をリンク召喚

  7. 「キャリアー」の効果、「使い魔」を対象にデッキから「ブルーム」を装備

  8. 墓地の「幽鬼」の②の効果、500払って「使い魔」を生け贄に「シャドウ」をアドバンス召喚、効果でデッキから「竜血公」を特殊召喚

  9. 墓地へ送られた「ブルーム」の効果、自身を除外してデッキから「フロイライン」をサーチ

1つ前の展開の応用編ですね。
必要枚数は増えますが、「ユニゾンビ」「幽鬼」を初手に必要としません
「使い魔」の自己蘇生効果のおかげでモンスターの総数が2増え、「キャリアー」までつなげることができます。

ちなみに今回は「領域」と「フロイライン」を揃えましたが、太字の箇所は自由なので他のカードでもOKです。

具体的には任意の「ヴァンパイア」魔法罠をサーチ、好きな闇属性/アンデット族モンスターを墓地へ送ることができます。
例えば「支配」をサーチして制圧力を高めたり、「馬頭鬼」を墓地へ送って次のターンに備えてもいいかもしれません。「バンシー」もいいですね。

「使い魔」+「眷属」

条件:ライフコスト1500
盤面:「リンクリボー」「シャドウ」「竜血公」「支配」

  1. 「使い魔」通常召喚、1体で「リンクリボー」をリンク召喚

  2. 墓地の「使い魔」の②の効果で手札から「眷属」を墓地へ送り自己蘇生、①の効果で500のライフをコストに「幽鬼」をサーチ

  3. 墓地の「眷属」の②の効果で手札の「幽鬼」を墓地へ送り自己蘇生、①の効果で500払って「支配」をサーチ、セット

  4. 「眷属」と「リンクリボー」で「ユニオン・キャリアー」リンク召喚

  5. 「キャリアー」の効果で「使い魔」を対象にデッキから「ブルーム」を装備

  6. 墓地の「リンクリボー」の②の効果で場の「使い魔」をリリースして自己蘇生

  7. 装備カードとして墓地へ送られた「ブルーム」の効果で自身を除外してデッキから「シャドウ」をサーチ

  8. 墓地の「幽鬼」の②の効果で500払って「キャリアー」を生け贄に「シャドウ」をアドバンス召喚、効果でデッキから「竜血公」を特殊召喚。

「キャリアー」くん有能過ぎないか……?
実はこの展開、事故った例として書こうとしていたのですがなんかいけました
ミスがあったら教えていただけるとありがたいです。

気をとり直して、「ユニゾンビ」も「幽鬼」も召喚しない例ですね。
例によって「眷属」のサーチ先は自由です。好きなカードを選ぼう!

「領域」をサーチすれば「眷属」のコストとして「使い魔」でサーチするカードが「幽鬼」以外でもOKになります。「ソーサラー」にすれば「シャドウ」の生け贄が要らなくなるので次ターンに「キャリアー」が再び使える可能性が残りますね。

「幽鬼」+「使い魔/眷属」

条件:ライフコスト2500
盤面:「ユニオン・キャリアー」「サッカー」「アウェイク」「アンデットワールド」墓地に「幽鬼」

  1. 「幽鬼」を通常召喚、①の効果で手札から「使い魔/眷属」を墓地へ送り「ソーサラー」をサーチ、下級の片割れをデッキから墓地へ

  2. 「使い魔」②の効果で「ソーサラー」を墓地へ送り自己蘇生、500ライフ払って「シャドウ」サーチ

  3. 「使い魔」+「幽鬼」で「ユニオン・キャリアー」をリンク召喚

  4. 墓地の「ソーサラー」の②の効果で上級「ヴァンパイア」のリリースコストを無くす

  5. 墓地の「幽鬼」の効果で500ライフを払って「シャドウ」を手札からリリース無しで召喚、効果でデッキから2体目の「幽鬼」を特殊召喚

  6. 墓地の「眷属」の②の効果で「幽鬼」を墓地へ送り自己蘇生、①の効果で500払い「アウェイク」をサーチ、セット

  7. 「キャリアー」の効果で「眷属」に「屍界のバンシー」を装備

  8. 「眷属」と「シャドウ」で「サッカー」をリンク召喚

  9. 装備カードとして墓地へ送られた「バンシー」の効果で「アンデットワールド」発動

相手ターンに「アウェイク」で「使い魔」を特殊召喚し、500払って上級「ヴァンパイア」をサーチしましょう。
あとは任意のタイミングで墓地の「幽鬼」の②の効果で500を払い、アンデット族になっている相手モンスターを「サッカー」の③の効果でリリースしながら上級「ヴァンパイア」を召喚しましょう。

サーチ先の候補としてはまずは「竜血公」ですね。
運が良ければ相手モンスターを2体リリースしながら①の効果で墓地のモンスターを奪って墓地利用を防ぎ、自身の②の効果で制圧も狙えます。

自分フィールドにはサーチ効果を使った後の「使い魔」がいるので、例え相手場に1枚でヤバイカードが出たとしても気兼ねなくリリースして召喚できますね。

次に「シャドウ」も強いです。
確実に相手モンスター1体で出せます。デッキから「眷属」を出して更なるサーチが期待できますし、「竜血公」を出せば相手モンスターを奪うことはできなくても制圧効果に期待できます。相手が召喚したモンスターを見て判断できる点が直で「竜血公」をサーチするのと差別化できるかなと思います。

攻撃可能なモンスターが縛られるデメリットもうまく回避できて美しいです。

ロマン寄りになりますが「ヴァンプ・オブ・ヴァンパイア」もいいですね。

私が「ヴァンパイア」を組んだ理由はこのカードが好きだったからです

<効果>
①:このカードが召喚に成功した時、または自分フィールドに「ヴァンパイア」モンスターが召喚された時に、このカードより攻撃力が高い相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備する。この効果は1ターンに1度しか使用できない。
②:このカードの攻撃力は、このカードの効果で装備したモンスターの元々の攻撃力分アップする。
③:このカードの効果で装備カードを装備したこのカードが墓地へ送られた場合に発動する。このカードを墓地から特殊召喚する。

召喚時に自身より攻撃力の高い相手モンスターを装備し、その元々の攻撃力分だけ自身の攻撃力を上げてしまう効果を持ちます。

つまり、うまくいけば相手のモンスターを一気に3枚除去できるのです。
何よりイラストが良い。

ほんとに。

他にも「ヴァンパイア・スカージレット」や「ヴァンパイア・デューク」といった上級ヴァンパイアが存在し、彼らは召喚時に墓地から「ヴァンパイア」モンスターを蘇生できます。

墓地からアンデット族が特殊召喚されるので、「サッカー」によって1ドローができます。

私としては優先順位は紹介した順かなという感じです。
「竜血公」は2体リリース1体リリースどちらにも対応できますし、やっぱり墓地利用させないのは現代遊戯王において致命的なダメージを与えかねません。

「竜血公」が2体リリースできたとして、2体とも奪えばフィールドが埋まってしまって素引きした「フロイライン」が出せない問題が浮上しますが、それよりも返しのターンに相手モンスター2体でX召喚できる可能性を残しておく方が強いなと思いました。

ちなみに、この展開に関してはアズキさん(@azuki_painter)がツイートされていたものを丸パク参考にさせていただきました。
(ご本人に確認済みです。展開に著作権など無いでしょうけれど念のため)

ユーザーネームからわかる通りアンデットに関して造詣の深い方です。
アンデット族に関して知りたいことがあれば彼のツイートや記事を見れば間違いないでしょう。

これらの展開例からわかるように、「ヴァンパイア」には初動が複数存在します。
「幽鬼」に「ユニゾンビ」、紹介しませんでしたが「ユニゾンビ」をデッキから呼び出せる「不知火の影者」というモンスターもいます。

コストに「ヴァンパイア」カードを要求するとはいえ、確定で欲しい札は9枚もデッキに投入できます。
そして「ヴァンパイア」の純度が上がれば上がる程それらの初動札が生きてくるというわけです。

初動札の多さ以外にも、墓地から発動する効果が多い他、「領域」のような召喚権を増やすカードもあり、妨害を貫通する能力もある程度備わっています。

引き次第というのはどのデッキにも言えることではありますが、そこそこのポテンシャルを秘めていると私は思います。

おわりに

今回は「ヴァンパイア」というテーマで戦っていく上で重要なポイントを押さえつつ、先行展開を紹介させていただきました。

テーマ内でさらに強固な盤面を作りたいならば、「グリムゾン」を横に出せばライフコストが重いですが自軍に破壊耐性を付与できます。

顔怖いけど服がマジで可愛い

後攻では「フロイライン」を中心に戦闘破壊やコントロール奪取を駆使しながら戦いましょう。「ファシネイター」なんかは1体で持ち主が相手となるモンスターを2体用意できます。リンク3ですが「ハリファイバー」がEXデッキに残っていればそこから簡単にリンク召喚に繋げられます。

当記事で皆様の中の「ヴァンパイア」に対するビジョンが少しでも具体性を帯びたらなと思います。

気になった方は今一度ニューロンで「ヴァンパイア」と検索してみてください。
数多くの発見があなたを待っていることでしょう。
比較的安価で組めるし何より楽しいテーマです。
オススメですよ!

ここまで駄文にお付き合いいただきありがとうございます。
ではまた、どこかで。

P.S.
ドーハスーラを1枚追加するだけでデッキパワーがハネ上がります。

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