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夜光貝を磨く人

昨日、二子のカフェに行ったら、友人Hさんに 久しぶりに、ばったり会った。
彼は趣味人で、かつ好奇心が旺盛で、のめり込むタイプの人です。

なんと、知り合いの魚屋さんから、 800グラムの夜光貝(注)を手に入れて、
それをお酢につけて、毎日磨いて、現在500グラムぐらいに減ってきて、表の
貝殻の部分が削れて、美しい、真珠色、カラフルな、層が出てきたそうです。
この部分は螺鈿(ラデン)となり、奈良の正倉院にあるような、宝物を入れる箱などの表面を飾るものとなるそうです。

彼は  前に 著名なオペラの芸術監督に関する エッセーを 自費出版で作り上げました。その時の、彼の情熱にびっくりしました。

彼は毎日  数千回も擦ってるそうです。

一生をかけて
次々に  
宝物を作る 人が  存在することに感動しました。


注   夜光貝は  屋久島などから以南に生息する 大型の  巻き貝で、
そこから作られる螺鈿はとても美しく、宝物で、ひよっとしたら、かつては、貨幣であったかもしれません。


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