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惣十郎浮世始末 1021

本日より読売新聞朝刊ではじまりました。これから約一年、よろしくお願いします。五十嵐大介さんの絵、楽しみです。記者の皆さんもとても熱心で、よい環境を作ってくださってます。
ここ数年、新聞の小説が続いたこともあって、他の新聞小説を読めずにいました(仕事で手一杯だったのと、みなさん素晴らしい作品ので自信喪失になりそうで)。読売では、朝刊で浅田次郎氏の『流人道中記』を拝読したきりで、夕刊も契約ミスで長らく配達されず……という感じで、遠ざかっていたのですが、秋に入ってから川上未映子氏の『黄色い家』を拝読しました。全編読む楽しみは単行本にとっておきたいので、なるべく最後を読まないようにしつつ。
そして本日、花ちゃんの物語から、寒風の江戸へ……飛躍がすごい。『黄色い家』の感動に浸っていた皆さん、ごめんなさい。しかしこれが、新聞小説の宿命でもあり、面白いところでもあります。時代物には抵抗がある方も多いかもしれませんが、楽しんでいただければうれしいです。
とはいえ私もしばらく、読者の皆さんとともに、『黄色い家』ロスに浸ります。

しかし昨日のドラフトは、意外な結果がたくさんでした。個人的に注目していたのは、大阪桐蔭松尾汐恩選手。1位指名おめでとうございます。ヤクルトに来てほしかったが。明日からいよいよ日本シリーズです!

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