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侍ジャパン 選出選手予想〜捕手編〜

 今年3月に開催される、野球の世界大会「WBC(ワールドベースボールクラシック)」。本日1月8日時点で既に12名のメンバーが代表入りを確定されており、新聞各社の内定報道も含めると、30人の出場枠のうち21名が「侍」として日の丸を背負うことが分かっています。そこで、今回は残り9枠に選ばれる選手のうち、捕手を予想していきたいと思います。
 現在捕手で代表入りが確定、内定している選手は次の通り。
※以下敬称略

甲斐拓也(ソフトバンク)
中村悠平(ヤクルト、サンスポにて内定報道)

 今大会の選手枠が30人なので、捕手はおそらく3人、多ければ4人を選出する可能性がありそうです。ですが、今回は3人と予想し、さすがに1人だけの紹介では物足りないので(※あくまでも筆者の感想です)本命と筆者の中でのおすすめを2人紹介したいと思います。

森友哉

 まずは本命から。170センチとプロ野球界の中では決して大きくない上背から豪快なフルスイングをかまし、白球をスタンドインさせる令和の”打てる捕手”。その打力を買われ、2021年には東京オリンピックで日の丸を背負いました。22年シーズンはオフにFA宣言を行使。地元のオリックスに移籍し、背番号は4に決まりました。加えて森は、外野も守れるユーティリティー性も兼ね備えています。今大会の外野陣の層はとても厚そうですが、1人守れる選手が増えるというだけで安心感が増しますよね。
 そんな森ですが、中学時代はかなりヤンチャしていたことで知られています。それでも、大阪桐蔭高校時代にはチームを日本一に導くなど、リーダーシップも持ち合わせているようです。代表入りしても、気配りのできる性格で投手を下から支えてくれるのではないでしょうか。

若月健矢

 続いては筆者がおすすめする選手。球界屈指の強肩とオリックスの日本一に大きく貢献した投手陣を引っ張るリードが武器の若月。やはり捕手は肩が強い方が安心。二塁到達タイムは1.9秒を切り、盗塁阻止率は今季.442を記録しました。近年は同チーム在籍の伏見の台頭により出場機会を減らしてはいますが、日本シリーズを見ていると、やはり若月が受けていた方がオリックス自慢の投手陣がさらに強化されている感じがしました。
 若月は守備面が注目されがちですが、実は22年は68試合の出場、193打席で4本塁打を放っており、意外にもパンチ力があります。守備固め、何かあった時のサブメンバーとしてベンチにいると、とても安心感が生まれるはずです。
 また、野球とは話が逸れてしまいますが、若月の奥さんは人気音楽ゲーム『アイドルマスター シンデレラガールズ』の小早川紗枝役や、野球の青春系アニメ『8月のシンデレラナイン』阿佐田あおい役を演じられている、立花理香さんです。プロ野球選手と声優さんの夫婦はなかなか聞かないので、お二人にはぜひ幸せな家庭を築いていってほしいです。

小林誠司

 お待たせしました(笑)この選手が出てくることを予想していた方も少なからずいらっしゃるでしょう。そうです。"世界のKOBAYASHI"です。爽やかな顔立ちをしながらバズーカのような強肩でランナーの盗塁を幾度も阻止してきた、さながら盗みをはたらく者を捕まえる”万引きGメン”のような選手です。
 小林といえば、必ずついてくるのが打撃面の話。21年は64試合の出場で打率.093、22年は60試合の出場で打率.148とまあ、物足りないのレベルでは済まないことになっているんです。
 しかし、この小林、世界大会やオールスターなど、お祭りごとになると急に主人公補正がかかったかのように打ちまくるんです。2017年のオールスター第2戦では、「9番・捕手」でスタメン出場すると、初打席でなんと初球を捉えてスタンドインに。オールスター開幕時点で公式戦でまだ1本もホームランを打っていなかったものですから、その衝撃たるや。ベンチの高橋監督は「今!?」とばかりに頭を抱え、解説席にいた坂本勇人も苦笑いをするばかりでした。
 しかし、小林の衝撃エピソードはこれだけではありません。衝撃のホームランから5ヶ月ほど前の事。小林は2017年のWBCに代表選手として出場していました。前年の2016年の打率は129試合で.204。当時も打撃を心配されていましたが、蓋を開けてみれば、なんとびっくり。7試合で打率打率.450、1本塁打、6打点という数字を残して見せたのです。そこから、小林は、日本の野球ファンから”世界のKOBAYASHI”と呼ばれるようになったのです。
 さすがに希望的観測だけで日本代表を決めるわけにはいかないですが、前回大会でのこれだけの活躍を見ると、呼んでもらいたくなってしまうのが野球ファンの性。パルプンテを信じて小林を選んではくれないだろうか………

 以上が、筆者の予想とおすすめでした。ちょっと小林について書きすぎましたね(笑)古田、阿部、城島がいた第1回WBCの時などと比べるとやはり捕手の層の希薄化というのは否めないのかもしれません。それでも、今の世代の捕手には以前の捕手にはなかった部分というものが必ず存在します(最新データを駆使した論理的でより確実性の高いリードなど)。世界屈指になるであろう今大会の日本の投手陣をうまく引っ張っていってほしいですね。

出典

https://www.google.co.jp/amp/s/www.sponichi.co.jp/baseball/news/2021/12/02/kiji/20211202s00001004326000c.html%3famp=1
見出しの写真
https://youtu.be/_hDxnuXaftY
侍ジャパン選手の内定報道
https://news.yahoo.co.jp/articles/239a08de43bbd046c460903f6dfc8aca25c011b0
森のヤンチャエピソード
https://www.oricon.co.jp/news/2243375/full/
若月の奥さんである立花さんについて
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/小林誠司
小林の成績について

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