オリックスが逃げ切り敵地で2勝目！ディグプロ10月31日
舞台を兵庫・西宮は阪神甲子園球場へ移し、オリックスが最後の最後まで分からない激戦を制し、二勝目を手にしました。
今回は、日本シリーズ第三戦を振り返っていきます。
※以下一部敬称略
阪神対オリックス戦
阪神甲子園球場
18:00プレイボール
スコア 阪神4-5オリックス
スタメン
阪神 オリックス
１ 中 近本 １ 中 中川圭
２ 二 中野 ２ 三 宗
３ 右 森下翔 ３ 右 森友
４ 一 大山 ４ 一 頓宮
５ 三 佐藤輝 ５ 二 ゴンザレス
６ 左 ノイジー ６ 遊 紅林
７ 捕 坂本誠 ７ 捕 若月
８ 遊 木浪 ８ 左 廣岡
９ 投 伊藤将 ９ 投 東晃
阪神は中11日で伊藤将、オリックスは中10日で東晃が先発します。
ここまでは両チーム8-0で勝利するというワンサイドゲームが続いていた日本シリーズですが、第三戦は打って変わって緊迫した接戦に。
まず先手を打ったのは阪神。2回裏に2本のヒットで一死一、三塁のチャンスを作ると、7番・坂本誠が6球目をセカンドへ転がす間に1点を先制。序盤から点を奪います。
しかし、オリックスも反撃。4回表に二死走者無しから4番・頓宮が打席に入ると、センターへ軽く合わせたような打球は伸びていってスタンドへ飛び込む同点ソロに。これで、今シリーズ初めて1試合で両チームの得点が記録されました。
そして、1-1で迎えた5回表でした。オリックスは紅林、若月の連打で無死一、三塁のチャンスを作ると、8番・廣岡の内野ゴロの間に勝ち越しに成功。さらに続く東晃も送りバントが伊藤将の悪送球で自らも生き残る形になると、二死一、二塁で宗。
このシリーズ未だヒットのなかった宗でしたが、その8球目。ストレートを完璧に捉えたあたりはセンター後方へ落ちる2点タイムリーツーベースとなりました。
「打てる気配がなかったんですけど、最後は気合で」。
と振り返った俊足巧打の大型内野手は、敵地での大歓声に気を奮い立たせました。
その後、6回にも若月の犠牲フライで1点を追加したオリックスですが、7回に登板した山岡が阪神・森下翔に2点タイムリーを浴びるなと3失点。4-5で9回の攻防を迎えます。
9回表は無得点に終わったオリックスは、勝利をかけマウンドに守護神・平野佳を送り出します。
しかし、先頭の代打・原口に四球を与えると、近本、中野と連続で打ち取ったものの、森下翔にも四球を選ばれてしまい、二死一、二塁のピンチを招きます。一打同点の場面で、打席には大山。猛牛の守護神と虎の大砲、今シリーズのダイジェストにもなりうるこの対決は、6球目を大山が空振り雌雄が決定。最後は平野佳が空振り三振で仕留め、オリックスが逃げ切りました。
勝利投手 東晃平（1勝）
敗戦投手 伊藤将司（1敗）
セーブ 平野佳寿（1Ｓ）
本塁打
オリックス：頓宮裕真1号ソロ
勝敗
オリックス 2勝-1勝 阪神
まとめ
第三戦はオリックスの勝利という形で幕が降りましたね。第一戦、第二戦と大味なゲームが続いていたこともあり第三戦もそういう系統のゲームになると思っていましたが、かなりの接戦になりました。やはり1日移動日を挟んだことで選手たちのメンタルもリセットされたのでしょうね。
貴重なホームでの一線を失ってしまった阪神ですが、ここからはペナントレースと同じ三連戦。先発投手の早めの降板、下位打線の機能、勝負どころで非情にも代打を出せるか、この辺りがこれからは鍵になってくると思います。
オリックスが1勝リードした日本シリーズ、次はどのような試合になるでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
出典・画像引用元
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