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阪神が38年ぶり、2度目の日本一!ディグプロ11月5日

 ついに迎えた11.5決戦、両者とも勝てば日本一という局面で試合を制したのは、阪神タイガースでした。
 今回は、11月5日に行われた日本シリーズ第七戦を振り返っていきます。

オリックス対阪神戦

京セラドーム大阪

18:30プレイボール

スコア オリックス1-7阪神

スタメン
オリックス     阪神
1 中 中川圭   1 中 近本
2 三 宗     2 二 中野
3 遊 紅林    3 右 森下翔
4 捕 森友    4 一 大山
5 一 頓宮    5 左 ノイジー
6 二 ゴンザレス 6 指 原口
7 指 杉本    7 三 佐藤輝
8 右 野口智   8 遊 木浪
9 左 福田周   9 捕 坂本誠
  投 宮城大     投 青柳

 オリックスは中6日で宮城大、阪神は9月29日ぶり、中36日で青柳が先発します。

 どちらも栄冠を掴み取るべく総力戦が予想されていた第七戦は、オリックス・宗のスーパープレーから始まります。
 阪神は1回表から二死二塁のチャンスを作りますが、4番・大山の捉えた強烈な打球は三塁線を抜けようかという所でしたが、サード・宗が横っ飛びして打球に飛びつくと、一回転しながらのダイビングキャッチ。抜ければ先制のタイムリーツーベースとなっていただけに、貴重なプレーとなりました。
 その後は目立った場面もなく、3回まで試合は0-0のまま進行します。

 均衡が破れたのは4回表でした。阪神は一死から森下翔のヒット、大山の死球で一、二塁のチャンスを作ると、打席にはノイジー。その4球目でした。低め、見逃せばボールというチェンジアップを掬い上げると、豪快なパワーに乗った打球は阪神ファンの待つレフトスタンドに飛び込む先制スリーランに。オフシーズン大暴れの助っ人花火師が、ここでも花火を打ち上げました。
 阪神は勢いそのままに5回にも二死一、三塁の場面を作ると、ここで代わって登板した2番手・比嘉から森下翔、大山、ノイジーの三連打で3点を追加し0-6に。"クリーンナップ"という名に相応しい働きを見せました。

 オリックスも早いところ反撃したかったのですが、この試合絶好調の阪神先発・青柳の前になすすべなし。本来弱点とされていた対左打者への制球もこの日の青柳は整っており、ひたすら打者の外角に決まるボールに手が出せませんでした。
 青柳は5回にも二死一、二塁のピンチを迎えたところで降板しましたが、4回3分の2を無失点に抑える好投を見せました。
 5回は島本が火消しすると、6回からは伊藤将がロングリリーフ。3イニングスを無失点に抑え、見事第三戦のリベンジを果たしました。打線が9回にも1点を追加し、0-7と盤石の状態で9回を迎えます。
 あと3人で日本一。大一番のマウンドには桐敷が上がります。今季覚醒した左腕は紅林にヒットを許しながらも続く森友を併殺に打ち取ると、ついにあと1人。
 ここで、フィナーレを飾るマウンドには守護神・岩崎が上がります。しかし、立ちはだかるはパリーグ首位打者。その初球、低めのストレートを完璧に捉えられると、打球は外野手も追わないスタンド上段に飛び込む確信弾に。続くゴンザレスにもヒットを打たれてしまいます。
 まさかの場面で不意打ちビンタを食らったような阪神でしたが、気を取り直し杉本と対峙すると、初球のチェンジアップを打ち上げた打球はレフトの元へ。大活躍だったノイジーがグラブにボールを収めると、この瞬間試合は終了。阪神が38年ぶり、2度目の日本一に輝きました。京セラドーム大阪に駆けつけていたファンはもちろん、パブリックビューイングで甲子園に来ていたファンも大騒ぎ。よしとすべきか、道頓堀では恒例のように飛び込みが行われていました。
 こうして、日本シリーズが終了。試合後の優勝インタビューでは、

 「きのうで3勝3敗になったので、きょうがプロ野球で最後の試合になったので、悔いのない試合をしようと、選手が頑張ってくれた、本当にありがとうございました。」

MBSNEWS 2023年11月5日 22:01配信の記事より一部抜粋。

 とコメントした岡田監督。まさに今年のプロ野球締めくくるに相応しい、激闘の日本シリーズでした。
 なお、日本シリーズで14安打を記録した阪神・近本が、日本シリーズMVPに選出されました。阪神タイガースの皆さん、本当におめでとうございます。

勝利投手 伊藤将司(1勝1敗)
敗戦投手 宮城大弥(1勝1敗)
本塁打
阪神:ノイジー2号スリーラン
オリックス:頓宮裕真3号ソロ

オリックス先発の宮城大。中盤に連打を止めきれず、5回途中5失点で降板となりました。
阪神先発の青柳。オリックス打線に的を絞らせず、5回途中無失点でチームに流れを持ってきました。
4回、決勝点となる先制スリーランを放つ阪神・ノイジー。
9回、阪神に一矢報いる日本シリーズ第3号のソロホームランを放つオリックス・頓宮。
日本一を達成し、胴上げで宙に舞う阪神・岡田監督。

勝敗

オリックス 3勝-4勝 阪神

まとめ

 重ね重ねにはなりますが、阪神タイガースの皆さん、ファンの皆さん、球団関係者の皆さん、おめでとうございます。約40年ぶりに頂点を掴み取った阪神は、それに足るチーム力を持っていましたね。
 正直オリックスと阪神に力量の差はなく、あとは選手の熱意とハングリー精神の差で決まるかなと思っていましたが、まさかここまでもつれるとは思っていませんでした。最終戦まで連覇を成し遂げられそうなほどの戦いを見せてくれたオリックスの選手の皆さんにも敬意を表します。お疲れ様でした。
 さて、これで2023年のプロ野球は全日程が終了しました。ここからは各チーム秋季キャンプや契約更改、ファン感謝祭などが行われていきます。もう少しで今年も終わってしまいますが、もう少し、野球を楽しむことはできそうです。
 最後までお読みいただきありがとうございました。

出典・画像引用元

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